歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

 

入れ歯を言い訳にさせない。オーダーメイド義歯のすすめ。

2019年01月17日
みなさん入れ歯にはどんなイメージをお持ちでしょうか?既に入れ歯をお持ちの人は「毎日使うもの」であり毎日使用するものだからこそ“使い勝手“を求め、入れ歯を必要としていない人は「お年寄りがするもの」「まだまだ必要ではない」なんてお思いの人がほとんどではないでしょうか。しかし、意外にも20代30代で入れ歯を必要とする患者さまもおり、40代後半から徐々に歯を失う確率もあがり、入れ歯を必要とする人の割合も年齢が上がるにつれ上昇していきます。そこで今回は、保険診療で制作する入れ歯と、自費診療で制作するオーダーメイド義歯について、詳しくご紹介して参ります。

入れ歯とは?(義歯)

入れ歯とは?(義歯)
入れ歯とは、歯周病や虫歯で歯が抜けてしまった、事故などによる外傷により歯を失った、生まれつき歯が生えてこない、などの場合に本物の歯に似せた人工歯を口の中に装着し、歯の役割を補うための義歯です。

そんな入れ歯は部分入れ歯、総入れ歯に分類されます。部分入れ歯は歯が1部欠損している場合に適応する入れ歯であり、総入れ歯は上の歯もしくは下の歯が全て欠損している場合に適応される入れ歯です。

1、2本しか自分の歯が残っていない場合、「全部抜いてしまった方がいいのではないか?」とご相談して下さる患者さまもいらっしゃいます。残っている部位にもよりますが、抜く必要のない歯までを抜いてしまうことはあまりにもリスクがあり、おすすめできるものではありません。

なぜならば、部分入れ歯は既存する歯にクラスプと呼ばれる金属のバネをひっかけて、入れ歯を固定し、歯の役割である食べ物を砕きますが、総入れ歯は支える歯がない状態であるために、部分入れ歯に比べ分厚い入れ歯となり異物感が増すだけではなく、歯肉だけで入れ歯をささえなくてはならないために、部分入れ歯と比べると食べ物を砕く力も軽減し、美味しく食事ができなくなる可能性も高まります。

天然の歯に勝るものはなく、たとえ自身の歯が1本や2本であったとしても、長きにわたり維持できるように口腔ケアをおこなうことが重要となります。

保険診療と自費診療

入れ歯は保険診療が適応される治療であるために、多くの患者さまが保険診療の入れ歯をご希望されます。しかし、保険診療は国が定めた材料であるレジンと呼ばれる歯科用のプラスチックとそれに伴う技法でしか入れ歯を制作することはできません。

しかし、自費診療で制作する入れ歯は、審美歯科で適応されるセラミック製の人工歯や口の中に馴染みやすい金属床の入れ歯を制作することができます。また保険診療の入れ歯は部分入れ歯の金属のバネの部分が口の中から見えるなどの悩みもつきものではありましたが、金属のバネを使用することなく固定できる入れ歯を制作することが可能となります。

入れ歯生活のこころえ

入れ歯生活のこころえ
髪の毛1本口の中に入っただけでも異物感に気づき、気持ち悪くなり吐き出したくなるように、口の中はとても繊細であり、口の中に入れる入れ歯も例外ではありません。

入れ歯を使用する患者さまは、入れ歯を装着し失った歯を補い、食べ物を噛み砕き生きるための栄養を取り入れています。しかし、入れ歯が合わず「痛い」「がたつく」「咬みにくい」といった症状が生じてしまうこともあり、思う存分に食事を楽しむことが困難な場合も多く見受けられるのも事実であります。

また、食事だけではありません。「入れ歯が落ちてこないか心配で会話に集中できない」「部分入れ歯の金属バネが口元から見えてしまい、入れ歯だと気づかれてしまう」などの理由から、入れ歯を装着していること自体がストレスやコンプレックスとなってしまっている場合や、「入れ歯だから仕方がない」と、快適に食事や日々の生活をおくることを諦めてしまう患者さまも多く、「入れ歯生活にはつきものだ」と言わんばかりに入れ歯を言い訳にしてしまっている傾向も見受けられます。

オーダーメイド義歯のすすめ

上記のように入れ歯により不具合などが生じてしまう原因は、入れ歯の制作工程に関係しています。特に保険診療で定められている入れ歯の制作では既成のトレーを使用し、大まかな形を取り、ある程度大体の感覚で咬み合わせを記録、装着、調整している部分も否定できません。しかし、これでは患者さま一人一人にフィットした入れ歯を制作することは難しく、「入れ歯だから仕方がない」と入れ歯を理由にある程度は諦めざるを得ませんでした。

そこで、こころ歯科がご提案するのが「オーダーメイド義歯」です。オーダーメイド義歯は、義歯を制作するにあたり十分な時間を設け、型取りなどをおこない、患者さま一人一人にフィットした、世界で1つの患者さま専用オーダーメイドな義歯を制作します。

従来では、歯科医師が患者さまの型取りをおこない、患者さまからの義歯への不満や改善点を伺い、歯科医師を通して入れ歯を制作する専門家である歯科技工士に伝えていました。

オーダーメイド義歯では、プライバシーに配慮された個室にて歯科医師立会いのもと、歯科技工士が、患者さまからの意見を直接お伺いし、患者さまにご満足、ご納得いただける“入れ歯を言い訳にさせない“オーダーメイド義歯を制作することが可能となります。

入れ歯は、義足、義手と同じように失った身体の一部を補う大切なアイテムです。もし現在使用している入れ歯にご満足していない、お困りの点などがある場合は、お気軽にご相談ください。



 

二次虫歯を防ぐ?!マイクロスコープとは?

2019年01月10日
みなさんは「二次虫歯」「二次疾患」などの言葉をご存知でしょうか。あまり聞きなれない言葉だと思いますが、虫歯になって治療をした歯が再び虫歯や疾患となってしまうことを意味し、歯科治療の中でも二次虫歯の治療は多くの割合を占め、大きな課題となっています。
二次虫歯を防ぐにはどうすれば良いのか、二次虫歯となってしまった場合はどうなってしまうのか、あまり知られていないのが現状であります。そこで今回は、二次虫歯や疾患を防ぐ方法などについてご紹介してまいります。

二次虫歯とは?

二次虫歯とは?
冒頭でもご紹介したように、二次虫歯とは虫歯になり治療した歯が再び虫歯となってしまうことを意味します。では、どうして治療した歯が再び虫歯になってしまうのでしょうか。

長年日本では虫歯治療で失った歯を補う為にパラジウム合金とよばれるいわゆる“銀歯”を装着していました。しかし、銀歯はパラジウム合金の性質上、どんなに精巧に銀歯を制作しても歯と銀歯の間にはわずかな隙間が出来てしまい、その隙間から虫歯菌が侵入し二次虫歯となってしまいます。

銀歯と歯の隙間に侵入した虫歯菌は銀歯の下で歯をむしばんでいき、気が付きにくく気が付いた時には、歯髄(神経)を除去しなければならないケースも多く、定期的な検診をおこなっていても、目視だけでは判明しない場合もあります。

また、根管治療でも二次疾患となってしまう場合があります。根管内はとても細く迷路のように枝わかれし、ミクロ単位の治療をおこなう必要があり高度な技術が求められます。目視だけでは根管内の状況を細部まで確認することは難しく、根管内に虫歯菌によって腐敗した歯髄(神経)や軟組織が除去されることなく、根管治療を終えてしまうケースもあります。そのまま根管治療を終え、土台(コア)や被せ物(補綴物)をし、歯科治療は終了となりますが、取り残された根管内で細菌が増殖し、近い将来歯の先端に病変(膿)ができてしまう、二次疾患である根尖性歯周炎なってしまう可能性があります。根尖性歯周炎に罹患した場合、抜歯を余儀なくされる場合もあり見過ごせない症状となります。

二次虫歯を予防するには?

では、どのように二次虫歯、二次疾患を予防すればいいのでしょうか。二次虫歯や二次疾患は毎日の歯磨きや口腔ケアはもちろんですが、歯科医療の技術的な問題でもあります。“銀歯”は保険診療として、多くの人々が装着している補綴物でありますが、近年では銀歯の安全性(金属アレルギーを発症するリスクが高まる等)も問われるようになり、審美的な美しさを求めるだけでなく、二次虫歯を避けるためにもセラミック製の補綴物を選択する患者さまも多くいらっしゃいます。

また、近年では歯科医療技術も向上し虫歯治療、根管治療、補綴治療においては、脳外科手術などでも使用される医療機器であるマイクロスコープをしようすることで、二次虫歯や二次疾患のリスクを限りなく抑えることが可能となり、歯科治療のなかでマイクロスコープは革命的な存在となりました。

二次虫歯を防ぐマイクロスコープ(手術用顕微鏡)

二次虫歯を防ぐマイクロスコープ(手術用顕微鏡)
マイクロスコープは、肉眼では不可能であったミクロ単位の治療を可能とし、治療部位を2倍から24倍に拡大し、モニターに映し治療をおこないます。ミクロ単位の治療が可能となったことで、以前は虫歯の取り残しがないように、大きく歯を削っていましたが、マイクロスコープを使用することで虫歯になった部分だけを削ることができ、根管治療医においては、細く迷路のように枝わかれした根管内をマイクロスコープで拡大しながら治療をおこなえるため、腐敗した歯髄(神経)や軟組織を除去することができ、二次病巣である根尖性歯周炎などを引き起こすリスクを軽減することが可能です。

また、補綴物治療においてもマイクロスコープは活躍します。前述でもお伝えしたように、補綴物と歯の隙間から虫歯菌が侵入し、補綴物の下の歯が虫歯となってしまうケースが多く課題となっていましたが、マイクロスコープを使用することでミクロ単位の作業が可能となり、補綴物と歯の隙間を最小限に縮めることが可能となり、虫歯菌の侵入を防ぎます。

しかし、歯科医療業界において、革命的な医療機器であるマイクロスコープを完備している歯科医院は、全国に5%しか存在しないと言われています。マイクロスコープは1990年代後半より歯科医療において導入されてから現在までおよそ20年経過をしましたが、マイクロスコープ自体の価格が高額であり、マイクロスコープを使用し治療できるようになるまでには多くの時間を要するために、なかなか普及されないのが現状であります。

以上、二次虫歯や二次疾患とはなにか、それらを防ぐための革命的な医療機器であるマイクロスコープについてご紹介してまいりました。人生100年時代に突入したとされる昨今、自身の歯を生涯に渡り維持するには、毎日の歯ブラシや口腔ケアはもちろんのこと、治療内容により歯の寿命は左右されることがあることを理解し、治療内容を歯科医師と相談しながら選択しましょう。


 

銀歯が気になって口を開けられない?!審美歯科を学ぼう

2018年12月26日
「口を大きく開けた時に、銀歯がみえるのが恥ずかしい」このような理由から、コンプレックスに感じてしまう人も近年では多く見受けられ、矯正やホワイトニング同様に、審美性を求め「白い人工歯」(補綴物)を求める患者さんも少なくありません。そこで今回は、審美歯科について、詳しくご紹介してまいりましょう。

銀歯とは?

銀歯とは?
一昔前は、銀歯や金歯を好んで補綴物として装着していた時代がありました。ついで、現在のように虫歯にならないためにおこなう予防歯科の観点は著しく低く「虫歯になったら歯科医院で治療をしてもらう」ことが主流であったため、多くの人々が銀歯や金歯を装着していました。

銀歯は主に「歯科鋳造用金銀12%パラジウム合金」と呼ばれる、さまざまな金属を混合させた合金が使用されています。金12%、銀40%、パラジウム20%、銅12%~20%を混ぜ合わせることで、強度に優れた硬い補綴物である銀歯を作ることができるのです。

しかし、銀歯を使用する国は数なく、先進国である日本ではありますが、矯正治療同様に、「銀歯を使用することは」世界からは遅れをとっていると言われています。

では、なぜ日本をのぞく各国は、銀歯を使用しないのでしょうか。
銀歯は、ご紹介したように複数の金属を混ぜ合わせた補綴物です。銀歯をかたどった歯の形状に合わせ精巧に制作しても、銀歯と歯の間にμ単位(ミクロン)程の肉眼ではわからないほどの隙間ができてしまいます。そのμ単位(ミクロン)の銀歯と歯のわずかな隙間から虫歯菌が侵入し、銀歯で覆われ残っていた歯が更に虫歯にむしばまれ、虫歯となってしまう場合があり、また銀歯の銀イオンが、お口の中で少しずつ溶かされ、体内で蓄積されていき、金属アレルギーを発症してしまうリスクもあり、各国では銀歯の使用が見直されています。

この虫歯を二次虫歯とよび、補綴治療をおこなった歯が二次虫歯となってしまう確率は思いのほか高く、お口の中は高温多湿であり、劣悪な環境下に置かれていることからも、歯科学会の調査報告によると、銀歯の耐久性年数は約5年と考えられています。

日本では、1939年に金銀パラジウム合金の使用が認可され、およそ80年の間、銀歯は多くの人々が利用する保険診療の補綴物として、使用されています。

銀歯がコンプレックスに

およそ80年間にわたり、保険診療の補綴物として使用されている銀歯ではありますが、近年では審美性が求められ、銀歯をコンプレックスに感じる人も多く見受けられるようになりました。

近年では前歯や小臼歯に補綴物を装着する場合は、金銀パラジウム合金などの金属に硬質レジンを貼り付けた補綴物である硬質レジン前装冠(前歯)や硬質レジンジャケット冠(主に小臼歯)などの補綴物を保険診療で装着することが可能となりました。

しかし、臼歯(奥歯)は前歯よりも噛む力が歯に負担をかけるために、保険診療では、耐久性のある銀歯が適用されています。奥歯なので一見、見えにくい部位とはなりますが、大きく口を開けるシチュエーションなどでは、口をあけることに抵抗を覚える人も見受けられます。

白い歯を手に入れる

保険診療外である、自費診療に限り奥歯にも白い補綴物を装着することが可能です。また、前歯や小臼歯は保険診療で見た目(一部)が白い補綴物を装着することができるようになりましたが、自費診療では、より機能性や審美性に優れた補綴物を装着することが可能となります。

審美歯科で活躍するマイクロスコープ

審美歯科で活躍するマイクロスコープ
審美歯科治療において、マイクロスコープは欠かせない医療機器となります。マイクロスコープは、2倍から24倍に視野を拡大することが可能であり、肉眼では見ることのできないμ(ミクロン)単位の治療をおこなうことができます。前述でもお伝えしたように、補綴物と銀歯の間にμ(ミクロン)単位の隙間が存在してしまうと、そのわずかな隙間から細菌が侵入し、二次虫歯を誘発してしまうため、マイクロスコープで拡大された治療部位を見ながら、高精度な治療が可能となります。

また、補綴物を装着するセメントも、近年では歯の色と見分けがつかないほどに精巧になっていますが、肉眼で除去することが困難な場合も多く、セメントが歯肉炎を引き起こすリスクを限りなくゼロに近づけるために、マイクロスコープで治療部位を拡大し、除去をおこないます。

補綴物の紹介

【銀歯(インレー・クラウン)】(犬歯・小臼歯・臼歯)

金12%、銀40%、パラジウム20%、銅12%~20%の合金でつくられています。強度に優れ、比較的安価で装着することが可能です。

【硬質レジン前装冠】(前歯、犬歯)

金属の土台に硬質レジンを焼き付けます。見た目は白い歯となりますが、裏側は金属です。硬い物を噛んでしまうと欠けてしまう場合があります。

【硬質レジンジャケット冠】(前歯、犬歯、小臼歯)

金属は使用せずに、硬質レジンのみで形成されているため、どこからみても白い歯であり、審美的にも優れています。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。

【オールセラミッククラウン】(ほぼすべての歯に適応)

セラミックのみで形成されている、クラウンです。見た目は天然の歯に近く、金属を使用していないために、透明感のある白い人工歯となります。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。

【ラミネートベニア】(前歯)

歯の表面を薄く削り、その表面に希望の色のセラミックを選択し、貼り付けます。歯を削る量は補綴物に比べるとごくわずかであり、短期間で治療を終えることが可能です。金属アレルギーの心配もありません。

【セラミックインレー】(小臼歯・臼歯)

歯に近い色をしているため審美性に優れ、歯とセラミックインレーの強度が近いために、噛んだ時に歯とセラミックインレーに均一に力が加わり、自身の歯にかける負担を少なくすることができます。金属アレルギーの心配もありません。

今回は、審美歯科についてご紹介してまいりました。審美歯科治療をおこなった綺麗な口元は、コンプレックスを解決できたり、人の印象をよくするだけでなく、二次虫歯を防いだり、身体への影響も軽減することができ、審美歯科の需要はこの先も大きくなると考えられています。正しい審美歯科の知識を備え、治療法を選択しましょう。



 

予防歯科はなぜ必要なのか?虫歯菌と歯周病菌との戦い

2018年12月18日
みなさん、予防歯科をご存知でしょうか。近年ではTVやCM、雑誌などでもよく耳にしたり、目にしたりする機会も多くなってきましたが、実際には予防歯科がどんな目的で、どのような診療、治療をおこなっているのか、わからないとの声も見受けられます。そこで今回は、予防歯科についてご紹介していきたいと思います。

予防歯科はなぜ必要なのか?

予防歯科はなぜ必要なのか?
予防歯科とは文字通り、虫歯や歯周病を“予防”することを目的におこなわれる診療です。昨今の日本では、「歯が痛くなったら歯医者へ行く」という考えが、まだまだ根強くありますが、欧米などではすでに国民の8割から9割ほどの人が定期的に検診をするために歯科医院を訪れると言われています。

また、予防歯科の重要性は国からも認められ、なんと20歳まで無料で歯科検診を受けることができる国も存在しており、欧米各国に遅れるように日本でも、予防歯科の重要性が叫ばれるようになってきましたが、1年に1回程度の頻度で定期的に検診に訪れる人の割合は5割であり、まだまだ国民の半数の人は、予防歯科への取組みがなされていないことになり、課題となっています。

2014年日本歯科医師会の調査報告によると、歯科医院への受診のきっかけは、痛み、腫れ、出血などの症状があり受診した人は36.7%、過去に治療した箇所に不具合が生じた場合は27.4%であり、およそ5割の人々が、症状が現れてから歯科医院を受診することが数字にも明澄に現れています。

また、お口の中になんらかの症状が現れている人の中で、実際に歯科医院での治療を受けている人は2割にも満たず、お口の中でなんらかの症状があるにも関わらず、治療を受けずに放置してしまう人も多く見受けられます。痛みがでてから歯科医院を受診、またはなんらかの症状がでているにも関わらずに放置していては、虫歯や歯周病になりかねず、歯を失い生涯に渡り自身の歯で食事をとることができなくなる可能性もあります。

“痛みがでてから歯科医院を受診する人”だけでなく、“なんらかの症状がでているにも関わらず歯科医院を受診しない人”が一人でも多く予防歯科に関心を持ち、取り組むことで、生涯に渡り自身の歯で美味しく食事を楽しみ、全身の健康へと繋げられるようになります。

虫歯菌とは?

虫歯とは、歯垢(プラーク)の中に潜む虫歯菌によって、歯が溶かされ虫歯になります。歯の表面にペリクルと呼ばれる薄い膜が形成され、そのペリクルに歯垢(プラーク)が付着し、食品に含まれる糖を栄養にして酸を生産し、その酸によって歯が溶かされ虫歯となります。

歯周病とは?

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中に潜む歯周病菌によって歯肉に炎症を起こし、歯肉をはじめとする歯根膜、セメント質、歯槽骨を破壊し、やがて歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちてしまう恐れがあります。

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)で予防歯科

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)で予防歯科
マイクロスコープとは、手術用の顕微鏡であり、解像度の優れたCCDカメラで撮影した映像をモニターに映し出し、2倍から24倍に拡大された視野のもとミクロ単位で治療をおこなうことが可能となります。

脳外科や眼科では当たり前のように使用されているマイクロスコープではありますが、歯科での普及は、わずか3%とであり、まだまだ歯科治療に置いて、マイクロスコープを使用することは知られていません。

虫歯や歯周病を誘発する最大の原因である歯垢(プラーク)は、唾液のミネラル成分に結合し、石灰化し硬くなり歯石となります。歯石自体は無機化するために直接、歯や歯肉に影響はありませんが、歯石の表面はデコボコしているために、歯垢(プラーク)が付着しやすく、更に歯垢が付着し続け、また歯石になり虫歯と歯周病に進行しかねません。

そのまま放置してしまうと、虫歯や歯周病になりかねないため、歯垢(プラーク)や歯石を除去する必要があります。歯と歯肉の間の溝である歯周ポケットに潜むことを好む歯垢(プラーク)や歯石を除去するには目視できず、以前までは、手の感覚で歯周ポケットに住み着く歯石を除去していきます。

そこで、マイクロスコープを使用して、肉眼では見ることのできない細かな小さな歯石なども、取り残すことなく除去をおこないます。前述でもお伝えしたように、歯石は歯垢(プラーク)が付着しやすく、せっかく歯石を除去しても、歯周ポケットなどに歯石が残っていては、意味がありません。マイクロスコープは万能な精密機械ではないので、完璧に歯石を除去することはできません。しかし、取り残しを限りなくゼロに近づけることで、虫歯リスクを軽減させ、歯周病を改善させます。

以上、予防歯科はなぜ必要なのか。虫歯や歯周病との関係性などについてご紹介してまいりました。予防歯科はまだまだ認知度が低く、日本では虫歯を予防するために歯科医院に通う概念が備わっておりませんが、徐々に“痛みがでてから歯科医院を受診する”のではなく、近い将来“虫歯や歯周病を予防するために歯科医院を受診する”ことが当たり前になることを目標にし、一人でも多くの人が長い生涯に渡り、自分の歯で食事を食べられるように、サポートしてまいります。


 

根管治療は高度な技術が必要?!根管治療のあれこれ

2018年12月11日
虫歯になってしまった場合、虫歯になった部分を削り、削った部分を充填物や補綴物で補い虫歯治療が完了する場合と、歯の神経まで虫歯に蝕まれてしまった場合には、歯の神経を除去し、歯の根っこの部分である根管の治療をおこなわなければならず、虫歯治療には2つの治療法が存在することはご存知でしょうか。根管の内部はとても細く狭窄しているため、治療の成功率も保険治療や自費診療で差がでると言われています。そこで、今回は歯科治療の中でも高度な技術が必要だと言われている根管治療についてご紹介していきます。

根管治療とは?

根管治療とは?
冒頭でもご紹介したように、根管治療は虫歯が歯の神経までを蝕み、神経を温存することができない場合におこなう治療法です。歯はエナメル質、象牙質、セメント質の3つの硬い組織で形成され、それらに守られるように歯髄腔と呼ばれる空洞が形成され、その内部に歯の神経である歯髄が存在します。

根管治療を必要とする症状は、以下の通り2通りあります。

1つ目は、歯の組織の中で唯一の軟組織であり、歯髄の他にも毛細血管や結合組織が歯髄腔を満たしています。それら軟組織が虫歯菌に蝕まれ腐敗した症状の場合です。専用の器具で歯髄や軟組織を除去し、根管内の清掃や消毒をおこない、ゴム状の薬剤を根管の先までまんべんなく充填し、失った歯の機能を取り戻すための土台(コア)制作、補綴物(被せ物)制作へと繋げるための治療です。

2つ目は、歯の根っこの先に膿が溜まっている状況や、一度根管治療をし、ゴム状の薬剤が根管内にまんべんなく充填しきれていなかった場合などに空間ができてしまっている場合に、たんぱく質や血液が根管内に侵入、感染し根尖(根管の先端)に病巣が出来ている場合です。上記と同様に腐敗した歯髄や毛細血管、結合組織を専用の器具を使用して除去し、根管内を清掃や消毒をし、ゴム状の薬剤を根管の先までまんべんなく充填し、失った歯の機能を取り戻すための土台(コア)制作、補綴物(被せ物)制作へと繋げるための治療です。

根管治療の歴史は古く、麻酔が使用されていない1800年代、歯の治療は大変苦痛なものでありました。虫歯となった部分をとがった器具でえぐり、虫歯に蝕まれ腐敗した歯髄を焼くために、根管内に火で熱した細い金属を押し当てて、腐敗した歯髄を焼き付け、金属を熱く熱し溶かしたものをえぐりとってできた空洞に叩きながらつめこむなどの工程を踏み、歯科治療はおこなわれていました。

現在と比べれば歯科医療技術には雲泥の差がありますが、ほぼ同じような治療内容を麻酔が発見されていない時代からおこなっていました。歯科医療技術が向上した現在の根管治療では、保険診療と自費診療と2つの治療法があり、各治療方法のメリット、デメリットを見極め、治療を受けることが重要となります。

保険診療の根管治療

保険診療の根管治療は、限られた器材、器具、薬剤を使用して治療をおこないます。なかでも根管内に充填する薬剤はホルムアルデヒド系の薬剤を使用することが多く、このホルムアルデヒド系は環境ホルモンであり、体内のバランスに影響を与え、シックハウス症候群などを引き起こしかねない恐れもあり、アメリカやヨーロッパでは使用禁止とされています。歯科医院独特の薬品の臭いは、このホルムアルデヒド系の薬剤の影響です。また、治療方法も限られているために、細かく狭窄した歯根内で治療するには高度な技術が必要となり、成功率は30%~50%といわれ、歯を維持することが難しくなってしまう場合があります。

自費診療の根管治療

いっぽう自費診療では、使用する器材、器具、薬剤に制限がなく、根管治療を成功におさめるために、保険診療ではおこなえない更に高度な治療をおこない、治療成功率は80%~90%にまでのぼり、保険診療に比べてはるかに高い確率で治療を成功させることが可能となります。

では、自費診療ではどのように治療をおこなっているかをご紹介してまいります。

ラバーダム防湿法

ラバーダム防湿法とは、1800年代からおこなわれている方法であり、根管治療中にお口の中に存在する細菌が、唾液や血液を介して根管内に混入しないように、おこなうための重要な器具となります。

ゴム製のラバーダムと呼ばれる膜を治療する歯のみを露出させた状態で被せ、クランプと呼ばれる金属で治療する歯とラバーダムを固定し、唾液や血液などの混入を防ぎ、また根管治療では細かな器具、器材、薬剤をしようするために、口腔内に落下してしまう恐れもありますが、ラバーダムは治療する歯を露出し、お口の中や口元はラバーダムに覆われるために落下や誤飲を防ぐことも可能となります。

しかし、ラバーダム防湿法はラバーダム設置までの工程に手間がかかるために、実施している歯科医院は数少なく、根管治療をおこなう場合はラバーダム防湿法をおこなっているかがキーポイントとなります。

根管治療には必須?マイクロスコープ(手術用顕微鏡)とは

根管治療には必須?マイクロスコープ(手術用顕微鏡)とは
根管治療の自費診療で必須な機材となるのは、マイクロスコープです
手術用顕微鏡ともよばれ、心臓手術や眼の手術などでも使用されている機材であり、脳や心臓の血管どうように歯の神経や根管内は繊細であり、マイクロスコープを使用することで管治療する患部を肉眼の約20倍まで拡大することができます。

細く狭窄している根管内での治療は1ミリ単位以下でおこなうために、マイクロスコープで患部を拡大しながら治療をおこなえ、従来では困難であった精度の高い治療が可能となります。また精度な治療が可能となり、保険診療よりも時間をかけずに治療をおこなうこともできるようになります。

マイクロスコープを使用する自費診療をおこなう歯科医院は限られているため、ラバーダム防湿法とならび、根管治療をおこなう際のキーポイントとなります。

根管治療から補綴治療へ

根管治療をしっかりと確実におこなうことができて、はじめて補綴物(被せ物)の土台となるコアの制作や、補綴物治療へと移行することが可能となります。根管治療は何度も通院して治療をおこなうイメージではありますが、根管内の洗浄、消毒、充填をしっかりとおこなうことがもっとも重要であり、末永く歯を維持するためには必要不可欠となります。



 

妊娠中のママが歯科治療、お腹の赤ちゃんへの影響は?

2018年12月4日
妊娠中の妊婦さんは、赤ちゃんをお腹の中で育てるなかで、赤ちゃんの成長の喜びと並行し、さまざまな心配ごとも抱えているのではないでしょうか。そのなかでも妊娠中におこなう医療行為は、直接お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼしかねない医療行為も存在し、正しい知識が必要となります。そこで今回は、妊娠中におこなえる歯科治療、お腹の中の赤ちゃんへの影響などについてご紹介していきます。

妊娠中は歯科治療をしても大丈夫?

妊娠中は歯科治療をしても大丈夫?
妊娠中に歯科歯診療、治療を受けられるのか、不安に感じる妊婦さんいらっしゃるのではないでしょうか。妊娠中の歯科検診を推奨しているため、母子手帳には歯科検診のページがもうけられ、数多くの妊婦さんが妊娠中に歯科医院を訪れ検診を受けています。しかし妊娠中の妊婦さんの身体にはさまざま変化が現れ、体調にも変化をきたし、妊娠中のどのタイミングで検診や治療を受けけることが、妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんにとって最適なのでしょうか。

検診の時期

妊娠が判明し、母子手帳を交付された時期から、悪阻や体調などを考慮して、検診を受けましょう。予約時や受診時には必ず妊娠していることを受付の人や、歯科医師、歯科衛生士等に伝えましょう。

治療の時期

妊娠初期には、妊婦さんの体調やお腹の中の赤ちゃんの状態が不安定であり、歯科検診や治療を受ける前に、かかりつけ産婦人科医に相談し、歯科医院と共に歯科治療の時期を決めましょう。一般的に歯科治療に最適と言われる時期は妊娠16週と言われている安定期です。妊娠28週目からの妊娠後期からは、お腹が大きくせり出すために、仰向けの状態で同じ姿勢でいることや、診療ユニットから転落などのリスクも高めるため、十分注意しましょう。

妊娠時の歯科治療で気をつけること

歯科治療では、妊娠中に避けるべき治療や投薬も存在します。

麻酔

歯科治療では主に局所麻酔薬を使用します。近年では主にリドカイン局所麻酔薬が使用され、投与したことが原因でお腹の中の赤ちゃんになんらかの影響がでる可能性は極めて低くいですが、麻酔薬は胎盤を通りお腹の中の赤ちゃんにも微量ながら移行していると考えられていますが、一般的に歯科治療で使用する麻酔薬の量ならば問題ないとされています。

しかし、赤ちゃんの器官が形成する時期である妊娠12週までは、なるべく薬剤などは使用しない方が賢明と考えます。しかし、虫歯などで緊急に処置が必要な場合は局所麻酔薬を使用して治療を受けましょう。

レントゲン

歯科治療でレントゲン撮影をおこなう際の放射線量はごくわずかであり、直接赤ちゃんがいるお腹を撮影するわけではないため、過度な心配はありません。また、放射線を通さない鉛が入った防護エプロンを着用し撮影をおこなうことで、より安心してレントゲン撮影をおこなうことが可能です。

投薬

局所麻酔薬と同様、お腹の中の赤ちゃんの器官が形成される妊娠12週まではなるべく服薬・投薬することは避けるべきでしょう。歯科治療で主に処方される薬は抗菌薬である抗生物質や鎮痛剤です。お腹の中の赤ちゃんにも影響が少ないとされている、ペニシリン系、セファム系、βラクタム系の薬を処方してもらいましょう。

姿勢

安定期(妊娠16週以降)に入るにつれて、お腹の中の赤ちゃんも大きく成長し、それにともない妊婦さんのお腹も大きくなり、妊娠後期である妊娠28週以降にはお腹が更にせり出します。前述でもお伝えしたように、お腹が大きくなるにつれて、身体のバランスを保つことが難しくなります。診療ユニットで同じ体制をとることが困難になる場合や、診療ユニットから転落してしまうリスクも高まるため、注意が必要です。

妊娠中に普段気を付けること

妊娠中に普段気を付けること
妊娠中は、歯周病や虫歯になる可能性が高くなり、日頃から口腔ケアが必要となります。妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌か通常時よりはるかに多く分泌され、唾液や歯周ポケットからも分泌されます。そのエストロゲンが歯肉炎を引き起こし、歯周病へと発展してしまうリスクが高まります。

また妊娠期は唾液の分泌量自体は軽減してしまうので、口の中の流動性が低下し、口の中が酸性になることで、虫歯の原因菌である、ミュータンス菌などもが増殖しやすく、虫歯になる可能性も高まります。妊娠初期(妊娠0週から12週)には、悪阻の影響から歯磨きをすることが困難になり、更に虫歯や歯周病の可能性も高まるために、日頃の口腔ケアが必要になります。

妊娠と歯周病

妊婦さんが歯周病に罹患している場合、低体重児を産むリスクが高くなります。生まれた時の赤ちゃんの体重が2,500グラム以下の場合は低体重児となり、妊娠22~36週の間に早産で生まれた赤ちゃんに多くみられます。歯周病菌が歯肉から血中に進入し、子宮収縮を促してしまい早産や低体重として生まれるリスクが7倍にも膨れ上があるのです。

妊婦さんが歯周病に罹患してしまう、または既に罹患してしまっている場合は、歯周病が進行しやすく、歯周病予防や適切な治療が必要となり、それにともない日々のセルフケアもしっかりとおこないましょう。

以上、妊娠中の歯科検診、歯科治療、お腹の中の赤ちゃんへの影響についてご紹介しました。妊娠中の歯科検診、歯科治療、日々のセルフケアはどれをとっても重要であり、しっかりとおこないましょう。



 

電動歯ブラシのメリット・デメリットを理解し活用しよう!

2018年11月26日
みなさんは、電動歯ブラシを使用されていますか?1960年代にアメリカで歯磨きが上手くおこなうことのできない障害者向けに開発された電動歯ブラシ。その後、電動歯ブラシの利便性が評価され、一般商品として私たちの生活にも普及し始めはや30年を迎えようとしています。日本でも企業が電動歯ブラシを製品化し口腔ケア用品として認識をされるようになった電動歯ブラシではありますが、ただ歯磨きを自動でおこなうものではなく、使用方法を理解して正しく使用する必要があります。そこで、今回は電動歯ブラシについて詳しくご紹介していきましょう。

電動歯ブラシの特徴(種類)

電動歯ブラシの特徴(種類)
電動歯ブラシはブラシ部分の駆動方式の違いによって4つに分類されています。駆動方式によって効力や価格も違い自身に見合った電動歯ブラシを選択することをおすすめいたします。

振動式歯ブラシ

某100円ショップなどでも購入が可能な電動歯ブラシです。価格は低価格で販売されていることが特徴です。ブラシ部分は往復運動で動き、その振動回数は毎分1,000回ほどであり。乾電池で動くためにあまりパワーは期待できません。ブラシの毛先を直接歯面にあて歯垢(プラーク)や食べカスを除去していきます。ブラシを付け替える機能はなく、使い捨ての商品が多いのも特徴となります。

回転式歯ブラシ

ブラシの部分が円状の形であり、その円状のブラシが回転をし、直接ブラシの毛先を歯面にあてて、歯垢や食べカスなどを除去していきます。振動回数は毎分40,000回ほどであり、円状の形のブラシ部分が、通常の歯ブラシでは行き届かない奥歯や、舌側の歯面が磨きやすいのが特徴です。また、ブラシ部分は回転するだけでなく、回転しながら上下運動も行うタイプのものもあり、より歯面の歯垢や食べカスを除去することができます。ブラシ部分は買い替えが可能な商品も販売されています。

音波式歯ブラシ

振動式電動歯ブラシの機能にプラスして、音波の振動を利用して歯垢(プラーク)や食べカスを除去していきます。毎分30,000回から50,000回ほど振動し、歯面に直接ブラシの毛先をあて歯垢(プラーク)や食べカスを除去しながら、流水下で音波の振動を発生させ、毛先が当たっていない周辺の歯垢(プラーク)や食べカスをも除去することも可能となります。
価格は1万円から2万円ほどで、ブラシ部分は買い替えが可能な商品も多く販売されています。

超音波式歯ブラシ

音波式歯ブラシとの違いは、毎分100万回から150万回もの振動で、超音波式歯ブラシの方が、除去能力が優れていると考えられ、歯垢(プラーク)や食べカスを除去します。価格は15,000円から20,000円ほどの価格であり、ブラシ部分もブラシ部分は買い替えが可能な商品も多く販売されています。

電動歯ブラシのメリット・デメリット

電動歯ブラシは自身が小刻みに歯ブラシを動かさなくても、歯に付着した歯垢(プラーク)や食べカスを除去することができる画期的な口腔清掃器具ではありますが、電動歯ブラシにもメリット・デメリットもあります。

メリット

忙しい現代にいて歯磨きをする時間さえも貴重な時間となりますが、通常の歯ブラシでの歯磨きよりも時間をかけずに磨くことが可能となります。

デメリット

電動歯ブラシは完璧に歯磨きをおこなう機械ではなく、あくまでも歯磨きを補助する役割に過ぎません。電動歯ブラシは通常の歯ブラシで磨く歯磨きよりも、磨けている気になってしまいますが、磨き残しもあることもあり、注意が必要です。

また、歯肉を傷つけてしまう恐れもあり、正しい電動歯ブラシの使用法を身に付けましょう。

電動歯ブラシの正しい使用方法

電動歯ブラシの正しい使用方法

持ち方

電動歯ブラシを、ペンを持つように持つペングリップ、掴むように持つパームグリップで電動歯ブラシを持ちましょう。歯磨き粉を使う場合は、米粒程度の量を使用しましょう。

使用する歯磨き粉

研磨剤や発泡剤が含まれていないものを使用することが適切であり、研磨剤が入っている歯磨き粉を使用すると、歯や歯肉を傷つけてしまう恐れもあります。また、研磨剤を使用するときは、口の中に電動歯ブラシを含んでからスイッチを入れましょう。

磨く順番

磨き残しがないように、磨く順番を決めて磨きましょう。その時の気分によって磨く箇所を決めて磨くのではなく、左側の奥歯から右側の奥歯へなど、磨く順番を決めて歯をみがきましょう。また、どの部分を磨いているのか確認しながら歯磨きをするためにも、鏡をみながら歯を磨きましょう。

ブラシをあてる角度

磨く部位によってブラシの毛先をあてる角度を変えましょう。歯の表側を磨く場合は歯面に垂直またはやや斜めにブラシをあて、咬み合わせ部分を磨く場合は咬み合わせ面に垂直にブラシをあてましょう。歯の裏側を磨く時には、電動歯ブラシを縦に持ちかえるなど、磨きやすい角度に持ち替え磨きましょう。歯肉と歯の境目を磨く時は斜め45℃に歯ブラシの毛先をあてましょう。このとき、過度に歯肉を磨いてしまうと歯肉を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。

以上、電動歯ブラシについてご紹介してきました。電動歯ブラシは通常の歯ブラシよりも高価であり、購入に踏ん切りがつかない人、または本当に磨けているのか疑問を抱いている人もいらっしゃると思いますが、電動歯ブラシの機能や効力、正しい使用方法や知識を身に付けることが、虫歯や歯周病予防にも繋がります。是非、電動歯ブラシを活用しましょう。


 

フッ素ってどんな薬剤?安全性と効力を学び、虫歯予防につなげよう

2018年11月19日
テレビやCM、雑誌などでフッ素が頻繁に取り上げられるようになり、みなさんもフッ素という言葉を目にしたり、耳にしたりする機会も多いのではないでしょうか。「歯に良いもの」、「虫歯を予防するもの」と理解している人も数多くいらっしゃいますが、実際には、どのような効力や効果を得られるのか、ご存知ではない人も中にはいらっしゃいます。そこで今回は、フッ素について詳しくご紹介していきます。

フッ素とはどんな薬剤?

進行した虫歯
健康の歯は、虫歯の原因菌であるストレプトコッカス・ミュータンス菌が食品に含まれる糖をエネルギーにして酸を作り出し、歯を溶かし虫歯になっていきます。歯が酸によって溶かされることを脱灰と呼び、唾液の成分であるリンやカルシウムが溶け出した歯を元の状態に戻す働きがあり、この働きを再石灰化(修復)と呼び、脱灰と再石灰化を繰り返し、健康な歯を維持しています。

しかし、歯磨きなどの口腔ケアが疎かになってしまったり、正しくおこなわれなかったりする場合には、再石灰化の働きのバランスが崩れ、再石灰化されずに歯は酸によって溶かされ続け、ついには進行した虫歯となってしまいます。

フッ素は再石灰化の働きを促す作用があり、虫歯になる原因である酸から歯を守り、虫歯になりにくくなります。

安全性と効力

お口の中で使用するフッ素の安全性が気になるところではありますが、フッ素は自然界にもともと存在するミネラル成分であり、土、海水にも含まれ、そこで栽培、捕虜される野菜、果物、魚介類などにも微量にフッ素が含まれており、それらを食料として食している私たち人類の骨や歯にもフッ素は含まれています。

フッ素は主に3つの効力が期待できます。

再石灰化を促す

酸によって溶かされはじめた歯を元の状態に戻す働きである、再石灰化を更に促す効力があります。

虫歯から歯を守る

フッ素を歯面に取り込むことで、酸に強い歯となります。

虫歯菌の勢力を抑制

食べ物に含まれる糖をエネルギーにし虫歯の原因である酸を生産する、ストレプトコッカス・ミュータンス菌などの力を抑制する働きがあります。

歯科医院で使用するフッ素

歯科医院でおこなうフッ素治療をご紹介します。歯科医院で使用するフッ素濃度が高く、歯科医師・歯科衛生士のみが取り扱えるものであり、高い効果が期待できます。

フッ素塗布

歯科医院で扱うフッ素は一般では販売していない、9,000ppmと高濃度なフッ素を歯に塗布します。唾液が塗布中の歯に触れないようにロールワッテと呼ばれる円筒状の綿などで防湿します。数分間歯面にフッ素を浸透させ、塗布後はうがいを避け、唾液も飲み込まず、吐き出し、塗布後は30分間飲食を控え、フッ素の浸透率をより高めます。

定期的にフッ素塗布を受けることで、虫歯に強い歯となります。

家庭で使用するフッ素

フッ素配合の歯磨剤と歯ブラシ
一般に購入でき、家庭で扱うことのできるフッ素濃度は、高くても1,500ppm程度ではありますが、口の中や歯面にフッ素を留めることを目的とする場合は950ppm以上のものを使用しましょう。また、成人と子どもで適切なフッ素濃度は異なり、フッ素濃度1,000ppm以上のフッ素は6歳未満の子どもには使用しないように注意しましょう。

フッ素配合の歯磨剤

ドラックストアやコンビニなどで販売している歯磨剤には、フッ素が配合されているものも多く存在します。1度に大量のフッ素入り歯磨剤を使用すれば、使用するだけ効果がでると考える人も中にはいらっしゃるかと思いますが、1回の歯磨きに使用する適切な歯磨剤の量は、豆粒程度の少量です。

また、就寝中は唾液の分泌が減少しフッ素が口の中に留まりやすくフッ素効果をより維持できるように、就寝前にフッ素入り歯磨剤を使用することをおすすめします。

フッ素ジェル

フッ素をジェル状にしたものは、歯面への停滞率もよく、塗布した部位が一目でわかるので、塗り残し、二重塗りを防ぎます。普段の歯磨きのあと、フッ素ジェルを歯に塗布する場合は、歯ブラシを使用して、満面なく塗布しましょう。

フッ素洗口液

無味無臭なフッ素入りの洗口液です。1回分の分量を守り歯磨きをした後に、30秒ほどくちに含み、洗口液が口の中にまんべんなく行き渡るようにしましょう。この時、万が一洗口液を飲み込んでしまっても、1回分の用量を守って口の中にフッ素洗口液を含んでいる場合は、過度な心配はいりません。

家庭でおこなえるフッ素ケアと、歯科医院でおこなうフッ素塗布を併用しておこなうことで、更なる効果が期待できると考えられています。

フッ素のデメリットは?

フッ素を過剰摂取してしまった場合、歯が白く濁ってみえる斑状歯や、褐色の斑点が歯面に現れるコラルド褐色や、呼吸困難、下痢、嘔吐といったフッ素中毒症の症状が現れてしまう恐れもありますが、用量・使用方法を守ってフッ素を使用する分には、人体には影響はありません。ただし、小さなお子さまがいらっしゃるご家庭の場合は、誤飲を防ぐためにも、子どもの手の届かない場所に保管しましょう。

以上、フッ素の効力や効果、使用方法などについてご紹介してきました。フッ素はあくまでも虫歯を予防する働きがあるものであり、100%虫歯にならないようにするものではありません。毎日の歯磨きや口腔ケアと合わせて、フッ素ケアを取り入ることで、更なる虫歯治療へと繋げていきましょう。

 

口臭の原因は、内臓ではなく口の中にある?!口臭レベルをチェックしよう!

2018年11月12日
自身の口臭が気になることはありませんか?人と会う時、「相手に不快な思いをさせたくない」、「息が臭いと思われたら恥ずかしい」と悩んだり、気になってしまったりする人は数多くいらっしゃるのではないのでしょうか。

そこで今回は、気になる口臭の原因や改善方法をご紹介していきましょう。

どんな時に口臭が気になるの?

どんな時に口臭が気になるの?
日々生活を送る上で人々はさまざまな悩みを抱え、その中でもお口の中の悩みを抱えている人も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。

日本歯科医師会が10代から70代男女1万人にアンケートをおこなった結果、お口の中のトラブル・悩みを抱えている中で一番多く回答が寄せられたのは、「歯と歯の間に、ものが挟まる」(43.2%)次いで、「歯の色が気になる」(32.7%)、「口臭が気になる」(27.1%)と続き、20代においては3人に1人は自身の口臭が気になっているとの調査結果がでているように、口臭の悩みは思春期を境に、生涯において長年の悩みの種となっているのも事実であります。

では、人はどんな時に口臭が気になるのでしょうか?とある企業による意識調査をおこなった報告によると以下のような結果となりました。

自身の口臭が気になるとき

●人と顔を近づけて話すとき(75.3%)
●起床時(34.9%)
●電車やバス、エレベーターなど閉ざされた空間(25.7%)

他人の口臭が気になるとき

●1対1で会話をしているとき(89.2%)
●電車やバス、エレベーターなど閉ざされた空間(36.6%)
●グループで会話をしているとき(25.5%)

上記のように、自身の口臭が気になるとき、他人の口臭が気になるとき、2つの異なる立場からみても、人と接近して会話をするとき、閉ざされた空間にいるときに口臭が気になると回答結果からも見受けられます。

口臭の原因

人間の口臭の原因はよく「内臓に原因がある」とも言われていますが、口臭の原因は大きく分類すると5つに区別されます。

生理的に生じる口臭

人間は起床時、空腹時、緊張時に口臭が強くなる傾向があり、これを生理的口臭と呼びます。生理的口臭の原因は、唾液の分泌量が減少したお口の中には、細菌が増殖することで、口臭の原因となる揮発性硫黄化合物が発生し、口臭が強くなります。

また、女性は生理・妊娠中などに女性ホルモンの影響から口臭が強くなる傾向にあります。

生理的口臭は、歯磨きなどの口腔清掃をおこない、水分を取り、食事をする際もしっかりと咬み唾液の分泌量を促すことで、お口の中の環境は改善され、口臭の臭いレベルは軽減すると言われているため、治療は必要ありません。

飲食後に生じる口臭

料理や嗜好品に臭いが強い食品が含まれている場合に、口臭が生じる場合があります。特にニンニク、お酒、タバコ等を口に含んだ際に生じる口臭であり、歯ブラシや口腔内清掃をおこなった場合や、時間の経過により口臭は改善されるため治療は必要ありません。

疾患による口臭

胃や腸、肺、鼻、肝臓、糖尿病、口の中など、身体になんらかの疾患がある場合に生じる口臭です。口臭の原因は主に内臓疾患が原因と考える人も多くいらっしゃいますが、疾患による口臭の主な原因は虫歯や歯周病などの口の中の疾患であり、その割合は約90%にものぼります。疾患による口臭は疾患を治療、改善しない限り口臭が軽減することは少なく、しかるべき診断を受け、治療をおこないましょう。

また、お口の中の疾患とひとくくりでお伝えしましたが、虫歯や歯周病が原因なだけでなく、歯垢(プラーク)、歯石、舌苔、唾液量の減少、義歯の清掃不良などで口臭が発生することもあります。

ストレスで生じる口臭

人間はストレスを感じることにより、唾液の分泌量が減少することによって口臭が強くなります。生理的に生じる口臭と同様に、唾液の分泌量が減り、揮発性硫黄化合物が発生し口臭が強くなる傾向があります。

心理的に生じる口臭

「息、臭くないかな?」「口臭が臭っていたらどうしよう」と考え過ぎてしまい、実際は、口臭は匂わないのに、口臭が普段より強く感じてしまうなど、心理的に生じる口臭があります。

口臭レベルをチェック

口臭レベルをチェック
人間は臭いに敏感でありながらも、その匂いに順応してしまうもので、自分の口臭や体臭に気づかないことも多くあります。そこで今回は、口臭レベルを自分でチェックする方法をご紹介しましょう。

コップの臭いの有無

コップの中に息を吹きかけて、コップの中の臭いを嗅いでみましょう。

舌苔の有無を確認する

舌の表面に付着した汚れである“舌苔”の有無を鏡で見て確認しましょう。健康な舌はピンク色、赤みかかった色をしていますが、舌苔が付着している場合は白くなっています。

舌の臭いの有無を確認する

ティッシュなどで、舌苔を拭き取り臭いを嗅いでみましょう。この時、強く舌をこすりすぎると傷ついてしまうため、注意が必要です。

デンタルフロスの臭いの有無

デンタルフロスを歯と歯の間に滑り込ませ、清掃しましょう。清掃した後のデンタルフロスの臭いを嗅いでみましょう。

唾液の臭いの有無

唾液をティッシュなどに含ませ、臭いを嗅いでみましょう。

1つでも試してみて“臭い”と感じた場合は、口臭が発生している可能性もあるので、口臭を改善するために、原因を見極めましょう。

口臭改善するには?

気になる口臭を改善するためには、原因となるものを見極め、改善しましょう。

毎日のセルフケア

正しい歯磨き方法を歯科医院で指導を受け、日々のセルフケアをおこないましょう。歯ブラシだけではなく、歯間フロス、デンタルフロス、舌クリーナーも併用しましょう。

歯周病・虫歯治療

歯周病や虫歯は口臭の原因となります。初期の虫歯や歯周病では口臭を感じることはありませんが、病状が進行するにつれて、口臭が強くなり腐敗臭のような臭いを感じるようになり、最終的には歯を失いかねません。歯科医院で虫歯、歯周病の有無を確認し、治療しましょう。

内科への受診

お口の中に口臭の原因がない、考えられない場合は、内科への受診も検討しましょう。

以上、今回は口臭についてご紹介していきました。


 

世界から遅れをとっている?!審美性を歯科矯正から学ぼう

2018年11月5日
みなさんは、自身の歯並びが気になったことはりませんか?欧米では、歯並びはエチケットされており、歯並びが悪いと「家庭環境に問題がある」「低収入な家庭」と周囲から見られてしまうほどに、一般的な歯科治療の一環として、矯正歯科治療が行われています。

ところが日本では、「矯正歯科は子供の治療」という概念のもとから、幼少期や青年期に矯正歯科治療を行わなかったことを理由に、矯正治療を諦めてしまっている人や、成長するに連れてコンプレックスとなり、今現在も歯並びで悩んでいる人も少なからず存在するのではないでしょうか。

日本臨床矯正歯医会調べによると1000人中72.6%もの男女が「歯並びは第一印象を左右する」と回答し、日本人の歯並びへの関心が高まっていることが見受けられ、第一印象が重要視される人生のターニングポイントでもある、就職先の面接や、お見合いなどの場面で、口元の歯並びが綺麗に整っているだけで、相手に好印象を与えるのではないでしょうか。

そこで今回は、歯並びの種類や、矯正歯科治療のメリット・デメリットを含め詳しくご紹介していきましょう。

歯並びの種類と原因

歯並びの種類と原因
まずは、理想とする歯並び、咬み合わせをご紹介致します。

良い歯並びとされる条件

■咬み合わせ

良い歯並びとしての判断材料は、見た目の美しさだけではなく、歯と歯の咬み合わせがとても重要となります。良い歯並びと言われる咬み合わせは、奥歯でしっかりと咬むようにし、上の前歯と下の前歯が合わさり「イ」と発音するような形をとったときに、上の前歯が2~3mm前にでて下の前歯を覆うような咬み合わせが理想とされています。

■Eライン

また、お口の中の見た目だけではありません。口を閉じたときの鼻先と顎を結んだラインをEラインと呼び、Eラインから唇がでている場合は、歯並びや咬み合わせになんらかの原因があると考えられます。

■永久歯28本、綺麗な歯列アーチ

歯の本数は親知らずを抜き、永久歯は28本です。上の歯、下の歯ともに歯列の真ん中より奥歯まで左右に7本ずつあり、歯列が綺麗なアーチ状に整列している歯並びが理想とされています。

歯並びが悪くなってしまう原因


歯並びが悪くなってしまうのは、さまざまな原因が考えられます。

■遺伝

歯の形や大きさ、本数は遺伝すると言われています。本来ならば、上の前歯が下の前歯に覆い被さるように、上下の歯が咬み合わさるのが理想とされていますが、上下が反対になってしまい、下の前歯が上の前歯に覆い被さる咬み合わせである反対咬合(受け口)は遺伝しやすいと言われています。

■自身のくせ

幼少期に指しゃぶりをするくせがあった場合、歯並びに影響を及ぼす場合があります。
また、舌を歯に押し当てたり、唇や舌を噛んだり、常に横向きになって寝て居たり、常に口呼吸するなどの、生活する上でくせになっている行為が歯並びを悪くする原因となります。

■毎日の食事

現代の食事事情は、昔と比べ食べやすい柔らかいものへと変化しつつあります。その影響から顎の発達に影響を及ぼし、顎が小さくなり本来生えるべき場所に歯が生えることができずに、歯並びが悪くなってしまいます。

■乳歯の虫歯

乳歯が虫歯になり、神経を取る治療をおこなわなければならなくなった場合、永久歯に生え変わるころに、神経を伝い乳歯から永久歯に生えかわるように発する信号が上手く伝わらず、永久歯が生えてこない場合があります。

歯並びの種類

歯並びは以下のように分類されています。

■上顎前突(出っ歯)

六歳頃に生えてくる臼歯である上の歯の“六歳臼歯”の位置が、本来生えるべき位置より前方に位置する為に、上の前歯が前に突き出してしまいます。

■反対咬合(受け口)

上の前歯が下の前歯に覆い被さるように、上下の歯が咬み合わさるのが理想とされていますが、上下が反対になってしまい、下の前歯が上の前歯に覆い被さる咬み合わせとなった場合の状態をいいます。

■開咬

幼少期の頃に、指しゃぶりをするくせが影響し奥歯は咬み合っているのに、前歯が咬み合うことがなく、空間が空いてしまう歯並びの状態をいいます。

■叢生(八重歯や乱ぐい歯)

顎の発育不良により顎が小さくなり、本来生えてくる位置に生える場所がなく、アーチ状に歯列が綺麗に整列するのではなく、デコボコな歯並びになってしまう状態をいいます。

■正中離開(すきっ歯)

永久歯に生え変わる頃に歯と歯の間が空いてしまう場合もありますが、徐々に永久歯に生え変わるにつれてその隙間は埋まるのが通常でありますが、生えてくる永久歯が小さすぎたり、生えるべき場所に生えてこなかったりする場合に、そのまま歯と歯の間に隙間ができたままの状態をいいます。

矯正歯科治療のメリット・デメリット

矯正歯科治療のメリット・デメリット
矯正歯科治療のメリットは歯並びが整うこことで審美的に見た目が美しくなるだけではなく、食べ物を上手く咬めるようになったり、今まで歯並びが悪く歯磨きがしづらかった部分が、歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯予防にもつながります。

矯正歯科治療のデメリットは、なんといっても治療期間や費用の面ではないでしょうか。矯正歯科の治療期間は治療を始める年齢により変動しますが、平均すると2年から3年と言われています。

欧米や先進国では、歯並びを整えることはエチケットとされており、日本でも矯正歯科治療をおこなうことが重要視されています。また、矯正歯科治療をおこなうことで、美しい口元になるだけではなく機能性も改善され、お口の健康にも繋がります。歯並びでお悩みの場合、矯正歯科治療をお考えの場合、歯科医院にご相談ください。


ご予約・お問い合わせはこちらまで
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※初診の方の受付は平日18:00、土曜日13:00までとなります
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