徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。
これは歯の強さが問題だと考えられていることが多いですが、むしろそれよりも生活習慣が原因になっていることも案外多いものです。
そのため、虫歯になりにくい歯を作るためには一度、生活習慣や食習慣を見直してみるといいかもしれません。
糖が口の中に長時間とどまるような食生活をしていると虫歯ができやすくなります。例えば次のような場合はリスクが高くなります。
甘いものに限らず、糖質を含んだパンやご飯、おせんべい、スナック菓子などを頻繁に食べると虫歯のリスクは高くなります。
お茶、コーヒータイムの頻度が多く、砂糖を入れて飲む人、清涼飲料水をよく飲む人は虫歯リスクが高くなります。
やわらかい加工食品は、特に歯にくっついて残りやすく、虫歯を発生させやすくします。
夜遅く食べる習慣があると、たとえ歯磨きをしても就寝中には唾液が減るので、酸性に傾いた口の中が中和されないままとなり、虫歯リスクが高くなります。
アルコールを飲むと、おつまみなどの食べ物を口にすることが多くなります。また、アルコールには利尿作用があるので、結果的に口の中が乾燥し、眠っている間に虫歯ができやすくなります。
唾液が少なくなる原因はいくつかあります。唾液が少なくなると、口の中の自浄作用や殺菌作用が落ち、虫歯にかかりやすくなります。唾液は次のような原因で少なくなります。
何らかの原因により口で呼吸をしていると、口の中の水分が乾いてしまいます。
人はストレス状態にあると、唾液の分泌が落ちてしまいます。
常用している薬がある場合、薬の副作用で唾液の分泌が落ちてしまいます。
歯磨きを1日に何度行っていても、汚れが取りきれていなければ、虫歯にかかってしまいます。特に次のような場合、汚れの取り残しが多くなります。
歯並びが悪いと、歯ブラシが隅々まで届きにくいため、汚れの取り残しが多く出てしまいます。
過去に治療した箇所が多いと、虫歯の再発が起こりやすくなります。
歯ブラシだけの歯磨きでは、どんなに頑張っても汚れを全て取り切ることはできません。特に歯と歯の間などの汚れは取り残しやすく、虫歯が頻発します。
以上にあげたような要因が複雑に絡み合い、虫歯のかかりやすさが左右されます。
甘いものを食べてるにしても、ダラダラと食べず時間を決めて食べる、寝る前には食べない、というようなことを守っていれば、めったに虫歯にはなりません。
また、唾液を積極的に出すよう心がけることも大切です。そのためにはストレスを溜め込まない、鼻で呼吸する、普段からよく喋り、よく噛んで唾液線を刺激する、というようなことを意識して行うと良いでしょう。
歯磨きの回数ではなく、仕方に注意を払うことも大事です。歯ブラシだけで磨いている人はぜひ歯間ブラシ、デンタルフロスも使ってみましょう。
毎日の歯磨きに夜だけでもそのステップをプラスすると、汚れ除去率が2−3割アップし、歯と歯の虫歯を効果的に予防してくれます。
ですが、それでも100パーセント汚れを取り切ることは難しいため、、3ヶ月〜半年に1度くらいは歯医者に行き、検診やクリーニングを受けたり、虫歯予防についてのプロからのアドバイスを受けることをおすすめします。
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