歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

この記事を書いたのは…
畑 伸二郎
こころ歯科クリニック 院長 畑 伸二郎

徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。

 

電動歯ブラシのメリット・デメリットを理解し活用しよう!

2018年11月26日
みなさんは、電動歯ブラシを使用されていますか?1960年代にアメリカで歯磨きが上手くおこなうことのできない障害者向けに開発された電動歯ブラシ。その後、電動歯ブラシの利便性が評価され、一般商品として私たちの生活にも普及し始めはや30年を迎えようとしています。日本でも企業が電動歯ブラシを製品化し口腔ケア用品として認識をされるようになった電動歯ブラシではありますが、ただ歯磨きを自動でおこなうものではなく、使用方法を理解して正しく使用する必要があります。そこで、今回は電動歯ブラシについて詳しくご紹介していきましょう。

電動歯ブラシの特徴(種類)

電動歯ブラシの特徴(種類)
電動歯ブラシはブラシ部分の駆動方式の違いによって4つに分類されています。駆動方式によって効力や価格も違い自身に見合った電動歯ブラシを選択することをおすすめいたします。

振動式歯ブラシ

某100円ショップなどでも購入が可能な電動歯ブラシです。価格は低価格で販売されていることが特徴です。ブラシ部分は往復運動で動き、その振動回数は毎分1,000回ほどであり。乾電池で動くためにあまりパワーは期待できません。ブラシの毛先を直接歯面にあて歯垢(プラーク)や食べカスを除去していきます。ブラシを付け替える機能はなく、使い捨ての商品が多いのも特徴となります。

回転式歯ブラシ

ブラシの部分が円状の形であり、その円状のブラシが回転をし、直接ブラシの毛先を歯面にあてて、歯垢や食べカスなどを除去していきます。振動回数は毎分40,000回ほどであり、円状の形のブラシ部分が、通常の歯ブラシでは行き届かない奥歯や、舌側の歯面が磨きやすいのが特徴です。また、ブラシ部分は回転するだけでなく、回転しながら上下運動も行うタイプのものもあり、より歯面の歯垢や食べカスを除去することができます。ブラシ部分は買い替えが可能な商品も販売されています。

音波式歯ブラシ

振動式電動歯ブラシの機能にプラスして、音波の振動を利用して歯垢(プラーク)や食べカスを除去していきます。毎分30,000回から50,000回ほど振動し、歯面に直接ブラシの毛先をあて歯垢(プラーク)や食べカスを除去しながら、流水下で音波の振動を発生させ、毛先が当たっていない周辺の歯垢(プラーク)や食べカスをも除去することも可能となります。
価格は1万円から2万円ほどで、ブラシ部分は買い替えが可能な商品も多く販売されています。

超音波式歯ブラシ

音波式歯ブラシとの違いは、毎分100万回から150万回もの振動で、超音波式歯ブラシの方が、除去能力が優れていると考えられ、歯垢(プラーク)や食べカスを除去します。価格は15,000円から20,000円ほどの価格であり、ブラシ部分もブラシ部分は買い替えが可能な商品も多く販売されています。

電動歯ブラシのメリット・デメリット

電動歯ブラシは自身が小刻みに歯ブラシを動かさなくても、歯に付着した歯垢(プラーク)や食べカスを除去することができる画期的な口腔清掃器具ではありますが、電動歯ブラシにもメリット・デメリットもあります。

メリット

忙しい現代にいて歯磨きをする時間さえも貴重な時間となりますが、通常の歯ブラシでの歯磨きよりも時間をかけずに磨くことが可能となります。

デメリット

電動歯ブラシは完璧に歯磨きをおこなう機械ではなく、あくまでも歯磨きを補助する役割に過ぎません。電動歯ブラシは通常の歯ブラシで磨く歯磨きよりも、磨けている気になってしまいますが、磨き残しもあることもあり、注意が必要です。

また、歯肉を傷つけてしまう恐れもあり、正しい電動歯ブラシの使用法を身に付けましょう。

電動歯ブラシの正しい使用方法

電動歯ブラシの正しい使用方法

持ち方

電動歯ブラシを、ペンを持つように持つペングリップ、掴むように持つパームグリップで電動歯ブラシを持ちましょう。歯磨き粉を使う場合は、米粒程度の量を使用しましょう。

使用する歯磨き粉

研磨剤や発泡剤が含まれていないものを使用することが適切であり、研磨剤が入っている歯磨き粉を使用すると、歯や歯肉を傷つけてしまう恐れもあります。また、研磨剤を使用するときは、口の中に電動歯ブラシを含んでからスイッチを入れましょう。

磨く順番

磨き残しがないように、磨く順番を決めて磨きましょう。その時の気分によって磨く箇所を決めて磨くのではなく、左側の奥歯から右側の奥歯へなど、磨く順番を決めて歯をみがきましょう。また、どの部分を磨いているのか確認しながら歯磨きをするためにも、鏡をみながら歯を磨きましょう。

ブラシをあてる角度

磨く部位によってブラシの毛先をあてる角度を変えましょう。歯の表側を磨く場合は歯面に垂直またはやや斜めにブラシをあて、咬み合わせ部分を磨く場合は咬み合わせ面に垂直にブラシをあてましょう。歯の裏側を磨く時には、電動歯ブラシを縦に持ちかえるなど、磨きやすい角度に持ち替え磨きましょう。歯肉と歯の境目を磨く時は斜め45℃に歯ブラシの毛先をあてましょう。このとき、過度に歯肉を磨いてしまうと歯肉を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。

以上、電動歯ブラシについてご紹介してきました。電動歯ブラシは通常の歯ブラシよりも高価であり、購入に踏ん切りがつかない人、または本当に磨けているのか疑問を抱いている人もいらっしゃると思いますが、電動歯ブラシの機能や効力、正しい使用方法や知識を身に付けることが、虫歯や歯周病予防にも繋がります。是非、電動歯ブラシを活用しましょう。


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