歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

この記事を書いたのは…
畑 伸二郎
こころ歯科クリニック 院長 畑 伸二郎

徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。

 

歯が抜けたらインプラントとブリッジ、入れ歯、どれがいい?

2019年09月15日
歯を失って、治療法をどれにするか迷っている方もいらっしゃることでしょう。今回は、そんな方のために、インプラントとブリッジ、入れ歯のメリット・デメリットを含めてご紹介します。

歯を失った時に行う治療法、インプラントとブリッジ、入れ歯

インプラントとブリッジの比較模型
歯を補う治療法には、大きく分けてインプラント、ブリッジ、入れ歯の3種類があります。歯を補う治療法といっても、それぞれが全く違う治療法であるため、「どの治療法が一番いいのか」、というのは人によっても異なってきます。それぞれの特徴をよく理解し、治療を選ぶことが大切です。

インプラント

インプラントは、歯を失った部分の骨に人工歯根を埋め、その上に歯をかぶせる方法です。

■メリット

1.よく噛める
インプラントは天然歯の8〜9割程度噛めると言われています。一方、ブリッジは6割程度、入れ歯は2〜3割程度だとされています。

2.見た目が自然
インプラント自体は顎の骨の中に埋まっているので、その部分は通常は見えません。実際に表から見えるのは、セラミックなどの被せ物部分ですので、自然な見た目になります。

3.周囲の歯にダメージを与えない
インプラントは単独で歯を立てられるため、周囲の歯を削る必要がありませんし、入れ歯のように周囲の歯に金具をかけて負担がかかるということもありません。

4.骨が痩せにくい
インプラントは、噛む力が直接骨に伝わるため、骨が吸収しにくいのが特徴です。それゆえ、口元の若々しさを保ちやすくなります。

一方、インプラント以外の治療法の場合、顎の骨の内部に噛む力が伝わりません。そのため、顎の骨が徐々に痩せて減っていってしまいます。

5.お手入れが簡単
インプラントのお手入れ方法は天然の歯の場合とほぼ同様です。それに対し、入れ歯の場合は毎回外して磨く必要がありますし、ブリッジはつなぎ目の部分なども含め、形が複雑で隅々まで磨くのが少し大変です。

■デメリット

1.保険がきかない
インプラントは保険がききませんので、他の治療法に比べ、治療費が高額になります

2.手術をしなければならない
インプラントは人工歯根を顎の骨に埋めこむ手術が必要です。そのため、妊娠中の方や重度の全身疾患などがある方には適用できない場合もあります。

3.治療期間が長い
インプラントは人工歯根と顎の骨と結合する期間が必要です。そのため、治療終了までに通常は数ヶ月必要です。

ブリッジ

ブリッジは、1本か2本歯を失った場合に、両隣の歯を削って、繋がった被せ物を橋をかけるように被せて固定する治療法です。保険治療、自費治療があります。

■メリット

1.保険治療だと安価
ブリッジは保険だと治療費が安く抑えられます。

2.固定式
ブリッジはセメントでしっかりと固定しますので、違和感が少ないのが特徴です。

3.短期間で入る
ブリッジは通常、数回の治療で終了します。

■デメリット

1.健康な歯を削らなければならない
ブリッジの最大のデメリットと言ってもいいのが、周囲の歯をたくさん削ることです。たとえ健康な歯であっても、被せ物をするために多く削らなければなりません。

2.保険の場合、審美的に問題が出ることがある
保険だと安く済ませられるのですが、奥歯は銀歯になってしまうため、審美的な問題が出てきます。

3.顎の骨が痩せる
ブリッジの歯がない部分は、噛む刺激が伝わらないので、顎の骨がだんだんと痩せていきます。

入れ歯

入れ歯
入れ歯は取り外し式の装置で、部分入れ歯と総入れ歯があります。こちらもブリッジと同様、保険と自費があります。歯を1本失った場合から、全て失った場合まで、どんなケースにでも対応できるため、多くの人に選ばれています。

■メリット

1.治療回数が少なくて済む
入れ歯は通常、3、4回の治療でできあがります。

2.保険だと安価
保険の場合、治療費を安く抑えることができます。

3.口元を若々しく見せられる
歯を失うと、だんだんと顎の骨が痩せてしまいます。そうすると、口元がシワっぽくなってしまいますが、入れ歯の場合だと、歯茎の部分が唇に張りを出し、若々しい口元が再現できます。

4.清潔を保ちやすい
入れ歯はご自分で外せるので、汚れを目で見ながらしっかりと落とすことができます。

■デメリット

1.違和感がある
入れ歯は歯茎の上に乗っかっている状態ですので、違和感を感じやすいですが、慣れで解決できる場合も多くあります。

2.噛む力が最も弱い
入れ歯は他の治療に比べ、噛む力を発揮しにくいですが、ぴったり合った入れ歯であれば、大抵のものは問題なく食べられます。

3.部分入れ歯の場合、見た目が悪くなることがある
保険の部分入れ歯の場合、金具が外から見える位置にくることがあります。

4.周囲の歯に負担をかけることがある
周囲の歯に金具がかかる部分入れ歯では、その歯に大きな負担がかかってしまいます。

5.顎の骨が痩せる
合わない入れ歯を長く使用している場合、顎の骨がだんだん痩せてしまいます。


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