徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。
予防歯科の主な処置は以下の通りです。
歯、歯肉、粘膜などの状況を確認し、必要に応じて治療、処置をおこないます。
歯と歯肉の間の溝の深さを測定します。正常値は2~3mmです。定期的に測定し、予防処置の効果を評価する1つの目安です。
患者さん自身による口腔ケアがカギとなり、正しい歯磨きの仕方を身に付け、予防に繋げます。
歯磨きでは除去することのできない歯石を除去します。その際に、こころ歯科では歯科業界では導入率はわずか3%とも言われるマイクロスコープを使用して肉眼では見えないレベルの小さな歯石まで取り除きます。
歯磨きでは除去することのできないペリクルやバイオフィルム、色素沈着を除去
歯の表面を強化し虫歯を予防します。
ではなぜメインテナンスは定期的に受ける必要があるのでしょうか。その理由は、プラーク(歯垢)の形成に大きく関係しています。
口の中には500種類以上の細菌が存在し、名前さえついていない細菌を含めると700種類以上も口の中に存在していると言われています。口の中に存在する細菌は肉眼で見えることはありませんが、唾液由来のペルクルと呼ばれる歯面を覆う粘着性の薄い膜に細菌が吸着し、細菌の塊が形成されます。
その細菌の塊が、肉眼で見える物質として歯面に付着しているのがプラーク(歯垢)なのです。プラーク1mg中には、1億から2億ほどの細菌が存在し、食べ物に含まれる糖分を栄養に定着・増殖を繰り返しプラークは成長していきます。
プラークは「バイオフィルム」とも呼ばれ、酸を生みだし歯の表面のエナメル質を溶かし始めます。歯磨きが適切にできていない場合や、歯磨きなどを怠った場合は、プラークが除去されず、歯面に残された状況になり、プラークが形成されてから約2日で、歯石となり、更なる歯垢が形成されていき、虫歯菌が歯を破壊し虫歯にし、歯周病菌が歯を支える歯周組織である歯肉、歯槽骨、歯根膜、セメント質を破壊していきます。
予防処置として、歯のクリーニング(PMTC)でペリクルやバイオフィルムを除去しても、個人差はありますが平均して3カ月でメインテナンス前の環境下にもどってしまうために、定期的なメインテナンスが必要となります。
従来の縁下歯石の除去はスケーラーの刃にひっかかる歯石の感覚を頼りに、直接目視することができないまま、縁下歯石除去をおこなっていました。当然ながら、手に伝わる感覚だけでは、すべての縁下歯石の除去をおこなうことは難しく、取り残した歯石が歯周病改善を妨げる要因になりかねません。
マイクロスコープを使用することで、治療部位を明るく照射し拡大し目視しながら、歯肉縁下の歯石を取り残すことなく、除去することが可能となり、虫歯や歯周病の予防へとつなげます。
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