歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

 

虫歯や歯周病の原因、歯垢や歯石をためない方法

2020年01月31日
虫歯や歯周病を引き起こす原因となっている歯垢や歯石。歯垢や歯石は、いつの間にかたまり、歯に悪影響を及ぼし始めます。毎日歯磨きをしているのにも関わらず、いつの間にか虫歯ができてしまう、歯周病がなかなか治らない、という人は、歯垢や歯石が常に付着している可能性が高いと言えるでしょう。逆にあまり歯垢や歯石が溜まらない人は、歯も歯茎も健康な人が多いです。歯垢や歯石をつきにくくするにはどうすればよいのか、詳しく見ていきましょう。

歯垢、歯石とは一体どういうもの?

歯垢、歯石とは一体どういうもの?

歯垢(プラーク)

歯垢は歯の表面にたまるもので、白っぽいネバネバしたカスのようなもので「歯クソ」などとも呼ばれたりすることもあります。歯垢のことを食べかすだと思っている人もいるようですが、実はこれは食べかすではありません。

このネバネバしている白いものの正体は、おびただしい数の細菌で、耳かき1杯分ほどの歯垢には10億個もの細菌がふくまれているとも言われています。

口の中に存在する細菌は、外部から入ってきた糖分を餌にして増殖し、歯の上に歯垢を形成します。その歯垢を放置していると、いずれ虫歯や歯周病を起こす原因となっていきます。歯垢は一度歯の表面にたまると、ゆすぐだけでは落とせず、歯ブラシなどを使って機械的にこすらないと剥がすことができません。

歯石

歯石というのは、「歯の石」と書くように、歯の表面にくっつく非常に硬い塊を言います。歯石は、もともとは歯垢が唾液中に含まれるミネラル成分で固まったものです。具体的には、歯垢が溜まり始めて、48時間くらい経つと、歯石の状態に徐々に変わっていくと言われています。

歯垢の段階であれば、歯ブラシで取り除くことができますが、歯石に変わってしまうと歯ブラシで落とすことが非常に困難、もしくは不可能になります。

歯石そのものには病原性はなく、直接歯に対して悪さをするものではありませんが、歯石を放置していることで、歯石の粗造な表面に細菌が絡みつき、細菌が歯に悪影響を及ぼす足場となってしまうため、注意が必要です。

歯垢や歯石をためない方法

歯垢や歯石をためない方法

食事を見直してみる

やわらかいものを中心とした食事、糖分が多い食事、というのは、歯垢が溜まりやすくなるので要注意です。特に、間食の習慣がある人は、口の中に糖分が停滞する時間が長くなるため、歯垢が非常にたまりやすくなります。できるだけ間食は控え、繊維質の野菜を多く食べるなど注意してみましょう。

歯磨きを正しい方法でしっかりと行う

歯垢というのは、歯のどこにでもつくわけではなく、たまりやすい場所というのが決まっています。歯磨きをしていても虫歯や歯周病になってしまう、という人は歯垢のたまる場所をしっかりと磨けていない可能性があります。

「歯と歯ぐきの境目」「奥歯の噛む面」「歯と歯の間」この3つが最も歯垢が残りやすい「3大不潔域」と呼ばれているポイントで、この部分から虫歯や歯周病が発症します。もちろん、歯磨きの時はすべての面を丁寧に磨かなければなりませんが、特にこの3つのポイントにを外さないよう、気をつけてブラッシングを行うようにすると良いでしょう。

歯と歯の間に関しては、デンタルフロス(糸ようじ)や、歯間ブラシも併用することで、隅々まで歯をきれいにすることができるのでおすすめです。

 

お口を清潔に保ってインフルエンザ予防

2020年01月24日
もはや冬の風物詩とも言えるインフルエンザですが、皆さんも様々な方法でインフルエンザ対策として、ワクチン接種やマスク、手洗い、うがい等、行っていらっしゃることでしょう。

実は、これらのようなよく知られた予防策以外にも、お口のケアを念入りにすることがインフルエンザ対策にも役に立つことをご存知ですか?色々な予防策はあれど、完全に予防が難しいインフルエンザですが、歯周病対策や虫歯対策といったお口の清潔を保つケアが、インフルエンザ予防にも役立つことがわかっています。

お口を清潔に保つとインフルエンザリスクが10分の1に

お口を清潔に保つとインフルエンザリスクが10分の1に
介護施設に入居している高齢者に対し、歯科衛生士がブラッシング指導や口腔ケアを行なったところ、他の施設のケアを受けていない高齢者に比べ、インフルエンザの発症率が10倍も少なかった、ということが、奈良県歯科医師会が行なった調査によりわかりました。

この結果により、お口のケアでお口をきれいにすることがインフルエンザ予防に対して効果的だということが明らかになったのです。

特に免疫力の弱い子供や高齢者にとって、このような副作用のない方法はとても有益だと言えるでしょう。

お口のケアとインフルエンザ予防の関係性

お口のケアとインフルエンザ予防の関係性
寒くなると、インフルエンザウイルスはあちこちに浮遊しています。そのため、完全にインフルエンザウイルスを避けることはほぼ無理だといってよいでしょう。

しかし、インフルエンザウイルスの感染は、ウイルスが口や鼻の中に入ったからといって絶対に起こるわけではありません。インフルエンザウイルスが、まず口から入り込み、喉の表面にくっつき、そこから細胞内に入り込んでしまったら、その状態が感染の始まりです。

その際、お口の中にいる細菌が、インフルエンザウイルスを粘膜の細胞内に入り込みやすくする酵素を出してインフルエンザ感染に一役買っている、ということがわかっています。この細菌はお口の中を不潔にしていると増殖して増え、結果的にインフルエンザの感染を助けると言われています。

そしてさらに、インフルエンザウイルスは、この細菌から出された酵素を介してどんどん増殖し続けていきます。つまり、インフルエンザを発症してからも、お口の中の状態が不潔なままだと、インフルエンザの状態がより悪化しやすいと言えるのです。

「タミフル」や「リレンザ」といった薬は、インフルエンザ治療薬として知られていますが、これらの薬は、細菌が出す酵素の働きを阻害することでウイルスの感染がひどくならないようにする、というお薬です。ですが、お口の中を清潔にする、という単純なことだけでも、感染をなるべく悪化させないようにすることが可能なのです。

インフルエンザの予防接種は効かないケースもありますし、現在では薬剤耐性ウイルスといった問題も出てきています。そのため、薬ばかりに頼るのではなく、いかに自分で発症を防ぐ対策をとるか、ということが大変重要になってきているのではないかと思います。

是非みなさんも、インフルエンザ予防のためにも、お口のケアをしっかりとやってみてはいかがでしょうか。


 

昔に比べてだんだん出っ歯になってきた・・・どうして?

2020年01月18日
だんだん歯が出っ歯になってきた、という人はいませんか?そんな方はひょっとすると、歯が「フレアーアウト」という現象を起こしている可能性があります。フレアーは「フレアースカート」のように広がっている状態のことをいいますので、歯のフレアーアウトは「歯が外側に開いている状態ということになります。

フレアーアウト現象は、徐々に起こってきますので、ご自分ではなかなか初期に気がつくことはありません。ですが、フレアーアウトが進行すると、見た目に悪影響が出てきてコンプレックスになってしまうこともあります。

歯がだんだんと出っ歯になってしまう原因

歯がだんだんと出っ歯になってしまう原因
歯のフレアーアウトは、通常、下の歯が上の歯を持続的に突き上げることで、上の歯が前に押されて起こってきます。お口が健全な状態であれば、特にその状態が続いても問題はないのですが、歯周病によって歯を支える骨が弱くなったり、突き上げる力が強くかかりすぎてしまうと、上の歯がその力に耐えられなくなって前に出てきてしまうのです。

一般的に、主に次のような原因でフレアーアウトが起こってきます。

進行した歯周病

歯周病が進行すると、歯を支えている骨などの組織がだんだんと破壊されていきます。そうすると、歯をしっかりと支えることができなくなり、外部からのちょっとした力でも歯が動きやすくなります。

歯が抜いたところを放置している

通常は、奥歯がしっかりと噛めている状態であれば、前歯に力がかかりすぎてしまう、というようなことはありません。ですが、奥歯が抜けたまま放置していると、前歯に本来かかるべきでない異常な力がかかり始め、フレアーアウトを起こしやすくなります。

深いかみ合わせ(ディープバイト)

歯をかみ合わせた状態で、下の歯があまり見えないような噛み込みが深い人は、下の歯が直接上の歯を強く押し上げやすいため、フレアーアウトを起こしやすくなります。

歯ぎしりが日常化している

歯ぎしりは、歯に非常に大きな力をかけるため、フレアーアウトを起こす大変危険な原因になります。

フレアーアウトを防ぐためには

フレアーアウトを防ぐためには
フレアーアウトは、放置していると、だんだんと悪化していきます。そのため、起こってしまった場合には、できるだけ早めに対処をすることが大切です。ですが、一番いいのは、フレアーアウト自体を起こさないようにすることです。

歯周病ケアをしておく

歯の支えを弱くしないよう、歯周病対策は若いうちから行なっておきましょう。歯周病で失われた骨は自然に戻ってくることはありませんので、歯周病にかからないよう定期的に予防目的で歯科にかかることをおすすめします。

奥歯が抜けても放置しない

奥歯が抜けても反対側で噛めたり、手前の歯で何とか噛めたりすると、そのまま放置してしまう人もいます。ですが、その状態で放置すると手前の歯に確実に悪い影響が現れますので、歯を失ったらできるだけ早めに歯を補う治療を受けましょう。

必要に応じて矯正治療を受ける

かみ合わせ自体に問題がある場合には、矯正治療を受けて根本的に解決しておくのがおすすめです。

歯ぎしり対策のマウスピースをつける

歯ぎしりは無意識で行うため、ご自分でコントロールが難しいものです。そのため、歯ぎしりが酷い人は 、歯を守るためのマウスピースを歯科で作ってもらい、夜間に装着することをおすすめします。




 

歯周病は咳やくしゃみでうつるの?

2020年01月11日
歯周病というのは、歯周病菌による感染症です。感染症というと、インフルエンザや風邪などを思い浮かべる人もいるかと思います。となると、インフルエンザや風邪のように、咳やくしゃみなどでうつるものなのだろうか?と気になる人もいるかもしれません。

歯周病は、今や日本では成人の80%以上という、まさにほとんどの人がかかってしまっている病気であり、これにより多くの人が歯を失ったり、生活の質を下げてしまったりしています。

そんな厄介な病気である歯周病ですが、なるべくかからないようにするために、今回は、歯周病はどのくらいうつるものなのか、どのような原因で起こるのか、などについてご紹介していきます。

歯周病菌、どんな風に感染する?

歯周病菌、どんな風に感染する?
生まれて間もない赤ちゃんのお口の中には歯周病菌は存在しません。では、いつ歯周病菌がお口の中に入ってくるのかというと、現在のところでは、幼少期に親など周囲の大人からもらうことが多いとされています。その理由として、子どもの口の中はまだお口の中の細菌の数自体が少なく、歯周病菌が住める余地がたくさんあるので感染する可能性が高い、ということが言われています。

ですが、大人になってからでも、主に夫婦間や恋人同士の間で感染する可能性があります。その主な経路は、唾液による接触感染です。歯周病菌が含まれた唾液が相手の口に入ることにより、感染を起こすリスクがあるのです。

例えば、スプーンや箸、コップの共有、飲み物の回し飲み、口へのキスなどがその原因となります。つまり、唾液が直接的に相手の口の中に入る状況であればリスクが高いと言えるのであり、咳やくしゃみくらいでは歯周病菌が感染することはほとんどない、つまりインフルエンザや風邪のような空気感染を起こすことはありません。

歯周病の原因

歯周病の原因
歯周病の直接的な原因は歯周病菌です。でも、歯周病菌を保有しているからといって、必ずしも歯周病を発症するわけではないのです。つまり、他人から歯周病菌をうつされたとしても、絶対に歯周病を起こすというわけではありません。実際に歯周病自体を発症するかどうか、というのは次のようなことによって左右されます。

歯周病菌を持っているか

歯周病菌がいなければ歯周病は発症しません。ですが実際はほぼ全ての人が歯周病菌を保有しているといってよいでしょう。また、歯周病を起こす細菌にもいくつか種類があり、どんな細菌を持っているかでも引き起こす年齢や重症度などが変わってきます。

環境

歯磨きがきちんとできているか、タバコを吸うか、どんな食生活をしているか、規則正しい生活をしているか、ストレスの多い生活をしているか、というような環境要因によっても歯周病のなりやすさが変わってきます。

歯磨きをあまりしないと歯周病菌が増えて歯周病を発症しやすくなりますし、タバコを吸うと歯周病のリスクは5倍以上にもなると言われています。また、糖分の多い食事は歯周病細菌を増やしますし、不規則な生活、ストレスフルな生活は抵抗力を落とし、感染症を起こしやすくなり、歯周病にもかかりやすくなります。

生まれ持った体質や健康状態

生まれついて持った免疫力、唾液の質というのも関係しますが、歯周病の多くは、ある程度年をとってから(30代以降)から発症します。その原因としては、免疫力の低下、糖尿病などの全身疾患による影響などがあります。

歯ぎしり、噛み合わせ

歯に異常な力がかかると歯を支える歯周組織が弱りやすく、歯周病を悪化させやすくなります。例えば、日常的な歯ぎしりや、噛み合わせの悪さというものは、歯周病を悪化させる大きな原因となります。

歯周病は、ほとんどが上にあげた複数の要素が絡んで起こっています。当てはまっているものが多いほど歯周病のリスクが高いと言えます。心当たりのある人は気をつけてみてください。



 

歯を削らず美しい白さに!歯医者のホワイトニングってどんなもの?

2019年12月28日
歯というのは、年齢を重ねるにつれ、本来の白さを失い、だんだんと黄ばんでくるものです。黄ばんでしまった歯は若々しさを失い、大きなコンプレックスにもなることもあります。

歯を白くする「歯医者で行うホワイトニング」は、歯や体に無害なホワイトニングジェルを使って、歯を白くしていく治療法です。

歯を削ることなく歯を白くできるので、健康的に手軽に元の白い歯を取り戻すことができ、見た目を若々しくしてくれる効果も期待できます。

ホワイトニングで白くできるケース

お茶を持つ女性
ホワイトニングで白くできるのは、天然の歯で神経を抜いていない歯の場合です。詰め物や被せ物、神経を抜いた歯では効果がありません。

ホワイトニングは、特に次のような場合の変色に効果があります。

・飲食物の色素が蓄積して変色しているケース
・加齢によって起こった黄ばみ
・もともとの歯の色が黄色っぽいケース
・軽度のテトラサイクリン変色歯
(※テトラサイクリンは抗生剤の一種で、幼少期に摂取したテトラサイクリンのせいで歯にグレーの縞模様がついてしまっている状態)

こんな方にホワイトニングをおすすめしています

ホワイトニングは、次のような方におすすめしています。

・PMTC(プロによる歯の徹底的なクリーニング)をしてみたが、もっと白くしたい方
・歯を削らず健康的に白くしたい方
・年齢を重ねるにつれて歯が黄ばみ、若々しさを取り戻したい方
・黄色い歯、変色した歯がコンプレックスになっている方
・接客業や人前に出る職業の方
・結婚式などの大事なイベントを控えている方

歯科医院で行われているホワイトニング

歯の治療の様子
通常、歯科医院で行われているホワイトニングの方法としては、主に次の2種類が挙げられます。

オフィスホワイトニング

歯科医院のチェアーで行うホワイトニングで、全てを歯科医師や衛生士におまかせで歯を白くできる方法です。

濃度が高めのホワイトニングジェルと、体に無害な特殊な光を併用し、ホワイトニングジェルの効果を最高の状態に高めながら行うため、即効性があるのが特徴です。

通常は、一回あたり数十分の施術で効果がみられます。1回目からはっきりと効果を実感していただけることも多く、1回で終わる場合もありますが、もっと白くしたい場合には複数回行うことも可能です

早く白くなるというのは大きなメリットですが、その分歯の色が褪せてくる、「色の後戻り現象」も早く起こる傾向があります。また、濃度の高いものを使用するため、歯に細かい亀裂がある場合や、もともと知覚過敏のある方の場合は、施術中に知覚過敏症状を感じることもあります。

<オフィスホワイトニングはこんな方におすすめ!>

・とにかく早く白くしたい方
・全ておまかせで施術したい方

ホームホワイトニング

ご自宅で、ご自分のペースでホワイトニングを行うことができます。専用のマウストレーを歯医者で作った後、ホームホワイトニングのジェルをトレー入れて装着することで、ゆっくりと歯が白くなっていきます。

低濃度のものを使用するため、効果が現れるのはゆるやかですが、その後に起こる後戻りもゆっくりなので、白さを長く保つことができます。また、透明感のある、より自然な白さにできるのも特徴です。歯に対する刺激も少なく、知覚過敏のある人や痛みに敏感な人にも向いています。

<ホームホワイトニングはこんな方におすすめ!>

・より自然な白さにしたい方
・ご自分のペースで徐々に白くしていきたい方
・知覚過敏のある方
・より長い効果を希望する方

それぞれの方法にそれぞれの良さがありますが、詳しくはお気軽に当院にお尋ねください。



 

歯の白さと健康が両方手に入る!?PMTCってどんなもの?

2019年12月21日
「歯医者でのクリーニング」というと、歯石取りや、ヤニ取りのことを想像する方も多いのではないかと思います。これらのクリーニングは、蓄積した歯石を取り除いて歯周病の悪化を防いだり、タバコのヤニを取り除いて見た目をキレイにしたり、というようなクリーニングです。

ですが最近、「PMTC」という、北欧などでは盛んに行われている歯のクリーニングが注目を集めてきています。このPMTCは、歯が白くなるだけでなく、歯の健康を保ちやすくなるのに加え、体の健康状態改善も期待できます。

PMTCとはどういったものなのか、見ていきましょう。

PMTCってどんなもの?

PMTCってどんなもの?
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning) は、日本語に訳すと「プロによる機械的な歯のクリーニング」という意味になります。

機械的な歯のクリーニングというと保険治療のキーンという歯石取りを想像してしまいますが、PMTCは歯石を落とすのはもちろんのこと、それだけではなく、専用のシリコンチップやブラシなどを使って、特殊なペーストにて歯の隅々まで念入りに磨き上げていきます。

これにより、普段歯ブラシでは取りきれない部分の汚れも徹底的に取り除かれ、歯の表面についた着色もキレイに落ちるので、歯がツルツルになり、色のトーンが明るくなって本来の白さを取り戻すことができるのです。

PMTCの様々なメリット

PMTCをすることで次のような多くのメリットがあります。

歯の色が明るくなる

歯の表面には知らず知らずのうちに飲食物の色素がついてきてしまいます。PMTC
なら、このような色素を徹底的に落とすことができるので、歯のくすみも取れ、本来の白さが蘇ります。

歯を健康にしてくれる効果がある

歯ブラシだけで歯磨きをする場合、普段の歯磨きで取れる汚れは、全体の6割程度と言われています。そして、取り残した汚れは、蓄積すると虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。

PMTCをすることで、そのような汚れが完璧に近いレベルで落とせるのと、歯の表面がツルツルになることで歯垢がたまりにくくなりますので、定期的に行うことで虫歯や歯周病を効果的に予防してくれます。

歯に着色がつきにくくなる

特殊なペーストで丹念に磨き上げることで歯がツルツルになり、その後歯に飲食物の色が着色しにくくなります。

口臭改善

磨き残しが蓄積すると、口臭の原因になります。ご自分ではなかなか取りきれない部分がニオイの原因になっている場合、何度歯磨きをしても口臭が改善しませんが、PMTCで隅々まで清掃することによりニオイが改善し、お口がスッキリします。

体の健康改善

歯や歯茎の健康状態は、全身の健康とも大きく関連しています。特に歯周病は全身の様々な病気を引き起こすことがわかっており、問題になっています。PMTCを行うことで歯が健康になり、それが体の健康にも間接的につながっていきます。

PMTCはどのくらいの間隔で行う?

PMTCはどのくらいの間隔で行う?
PMTCは、汚れのつきやすさなどによっても異なりますが、大まかな目安としては3ヶ月後ごとくらいが理想です。

この根拠として、磨き残しが蓄積し、それが歯や歯茎に病気を起こし始めるのがだいたい3ヶ月くらい経ってからだと言われていることが挙げられます。

PMTCを定期的に受けることで、歯をきれいに保ちながら、気持ち良いお口を保て、健康改善も期待できます。是非みなさんも試してみてはいかがでしょうか。


 

矯正治療、どの方法がいいの?治療の特徴から見る選び方

2019年12月14日
矯正治療に興味があっても、いったいどの方法がいいのかちょっとよくわからない、という方もいるのではないでしょうか。矯正治療といっても、現在ではいろいろなタイプの矯正治療がありますし、子供と大人の場合でも治療法が異なります。

今回は様々な矯正治療について、種類とそれぞれの特徴についてご紹介し、治療法を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

成人矯正と小児矯正

成人矯正と小児矯正
まず、大きな区切りとして、成人矯正と小児矯正というものがあります。成人矯正は大人の歯に全て生え変わってから行うもの、そして小児矯正は乳歯のある時期に行う矯正治療のことをいいます。

小児矯正は主に、顎の発達をコントロールしながら、正常なかみ合わせを誘導する治療となりますので、「顎顔面矯正」や「咬合誘導」などと呼ばれることもあります

一方、成人矯正は本格的に歯を並べる矯正治療ということで「本格矯正」と呼ばれることもあります。

子供の矯正治療(小児矯正)

子供の矯正治療は乳歯がまだ残っている段階(中学生くらい)まで行われます。永久歯に全て生え変わった後は、大人の矯正治療と同じものとなります。

小児矯正では、マウスピース型のものなど、取り外し式のものを使うことが多く、固定式のものであっても、シンプルで目立たないものがほとんどです。また、自宅にいる時だけ使うタイプのものもあります。

小児矯正の利点は、発達途中の顎の発育をコントロールしながら矯正治療ができるので、理想的な顎の形、そして健康的な歯並びにしていけることです。

小児矯正は、永久歯が生え揃った時点で歯並びもある程度整っていれば、終了となる場合もあります。ですが、微妙な歯のガタガタなどが残っている場合には、必要に応じて本格矯正を行った方が良い場合もあります。

でも、もし本格矯正に移行する場合でも、顎の成長はほぼベストな状態に整えられていますし、ある程度歯の位置も整っているため、本格矯正でありがちな「抜歯をしなければ並べられない」矯正になる可能性が低く、矯正期間も短くすることができます。

成人の矯正治療(成人矯正)

成人の矯正治療(成人矯正)
全てが永久歯に生え変わっているならば、成人矯正治療になります。全て永久歯に生え変わっている段階では、ほぼ顎の成長も終わっています。

そのため多くの場合、並べるスペースを作り出すために、どこかの歯を間引いて(抜いて)歯を並べる必要性が出てきます。

治療期間は症例にもよりますが、だいたい1年半〜3年くらいです。成人矯正として一般的によく行われている方法としては、主に次のようなものがあります。

表側矯正

一番広く行われているもので、歯の前面に一本一本「ブラケット」と呼ばれる器具を装着して、ワイヤーを通す方法です。ブラケットは金属色のものの他にも、プラスチックやセラミックを使った白色または透明な、目立たないものも充実しており、とても人気があります。

表側矯正は、ほとんどどんな症例に対しても適用できるのが大きな強みです。

舌側矯正

表側矯正とは違い、ブラケットを歯の「裏側」につけて行う矯正治療法です。表から装置が全く見えないので、矯正していることに気づかれたくない方に向いています。

舌側矯正は高度な技術を必要とし、治療期間や治療時間が長めにかかることがあります。また、症例によっては適用できない場合もあります。

マウスピース矯正

最近とても人気のある、新しい矯正治療法です。透明な取り外し可能なマウスピースを装着するだけで、歯が少しずつ動いていきます。

マウスピースは装着していても目立たず、お食事や歯磨きの時には外しますので、生活が不便になることもありません。ただし、こちらも症例によっては対応できないことがあります。

それぞれの治療が可能かどうかは、顎の状態、歯並び・かみ合わせの状態を十分に診査したうえで判断します。矯正治療に興味のある方はぜひご相談ください。


 

子供の歯並びが心配…矯正はいつするべき?

2019年12月7日
お子さんの歯並びが大丈夫か、気になっている親御さんもいらっしゃると思います。一昔前までは、歯並びの悪さも個性の一つのように捉えられがちでしたが、今では世界のグローバル化や、健康意識の高まりなどもあり、歯並びを気にする方が増えてきています。

今回は、お子さんの歯並びを悪くする原因や予防・対策法、矯正治療の開始時期などについてご紹介していきます。

子供の歯並びを悪くする原因

子供の歯並びを悪くする原因

歯並びが悪くなる原因

お子さんの歯並びの悪さは「遺伝」だと思われている方もいらっしゃいます。ですが、遺伝以外にも歯並びを悪くする原因というのは実はたくさんあります。

具体的に、お子さんの歯並びが悪くなる原因としては、次のようなものが挙げられます。

・指しゃぶり、唇を噛む、舌を突き出す、爪を噛む、口呼吸、頬杖といった癖
・乳歯の虫歯
・生え替わりがスムーズにいかなかった
・歯の本数が足りない、多い
・小帯(唇や舌から伸びる粘膜のヒダ)の異常
・あごの大きさ、歯の大きさといった遺伝的要素

以上のように、歯並びが悪くなる原因は様々で、多くの場合複数の要素が絡み合っています。でも、遺伝や生まれつき以外の要素は、生活習慣の改善で取り除くことが可能で、歯並びが悪くなるのを予防することも可能です。

歯並びを悪くしないための予防法・対策法

悪い癖をやめさせる

まずは、お子さんが無意識に行なっている癖がないかを観察してみましょう。歯やあごの骨に異常な力を加えるような癖がないか、あごの骨の成長の異常を引き起こす原因となる「口呼吸」がないか、ということをよく見てあげて、もしあるようであれば早めにやめさせることが大事です。もし改善しない場合には歯医者で相談してみましょう。

虫歯に気をつける

乳歯の段階で大きな虫歯ができて、ボロボロになって早めに歯を抜くようなことになった場合、永久歯の歯並びがずれる原因になります。このようなことにするためにも乳歯の虫歯を極力予防していきましょう。

生え変わりを定期的に歯医者で診てもらう

生え変わりの異常に関しては、なかなか分かりづらいですので、定期的に歯科医院で検診を受け、異常がある場合には早めに対処することが大事です。

矯正治療を行うタイミング

矯正治療を行うタイミング

骨格性の異常が強い時は早めに行う場合もあります

日常的な癖をやめさせたり、虫歯を予防していても、遺伝的な要素の強い歯並びの不正は避けられないことがあります。そのため、歯並びによっては早めの対処が必要になることもあります。

特に下あごが過度に成長してしまう「下顎前突」の場合には、成長期に下あごの成長をなるべく早く抑えていく必要があるため、小学校に上がる前から治療を始めるケースも多くあります。

一般的に、矯正治療は大人になってからでも可能ではありますが、骨格的な異常が大きい場合には、矯正治療だけでは治せず、骨の余分なところを切断して引っ込める手術が必要になることもあります。

子供のうちから始めれば、抜歯せず矯正できる可能性が高くなります

多くの場合、大人になってからの矯正治療では、あごの骨のスペースが足りないので、どこかの歯を間引かなければ並べきることができません。

ですが、矯正治療を子供の時点で始める場合、あごの骨の成長をコントロールしながら、歯を並べられるので、歯を抜かなくてもきちんと並べられる可能性が高くなります。

以上のような理由から、お子さんの歯並びに異常が見つかった場合、できれば骨格の成長に合わせて行える早めのうちに矯正を始めるのが理想的です。お子さんの歯並びが気になる方は一度ご相談ください。


 

矯正治療ってなぜ期間が長くかかるの?

2019年11月30日
矯正治療は、一般的に期間が長くかかります。これは矯正治療の一つの欠点と言えるかもしれません。

でも、最近の矯正は目立たずに行えるので、「目立つ装置が長期間つく」というデメリットはなくなってきています。

ですがやはり、「出来るだけ歯並びを早く整えられればいいのに」という方も多いと思います。

そこで、今回はなぜ、矯正治療は期間が長くかかるのか、なぜ早く終わらせられないのか、ということについてご紹介していきます。

矯正治療が長くかかる理由

矯正治療が長くかかる理由
一般的に、矯正治療の治療期間というのは大体2年〜2年半くらいです。やはり他の歯科治療などと比べたら、かなり長いと言えるでしょう。矯正治療が長くかかる理由として、次のような理由が挙げられます。

歯や周囲組織にダメージを与えないため

矯正治療では、骨の代謝のスピードに合わせて歯を動かしていきます。骨は肌と同様、毎日、「破壊」と「再生」という新陳代謝を行なっています。

矯正治療はこの新陳代謝のペースに合わせて歯を動かしていきますが、それに合わせると、大体1ヶ月に1mmくらいしか歯を動かすことができません。

強い力をかければもっと早く動かすことはできなくもないのですが、そうすると歯や周囲組織にダメージを与え、様々なトラブルを引き起こしてしまいます。

保定期間が必要なため

矯正治療は、歯が並んだら装置を外して終了、というものではありません。

実は歯というのは矯正治療で動かした後、その治療にかかった期間と同じくらい、「保定期間」というのが必要になります。

歯並びは、動かした後は元の位置に戻ろうとする性質があり、これを阻止しないと、再び歯並びが崩れてしまうため、保定装置をいう取り外し式の装置を装着して歯並びの後戻りを防ぐ必要があるのです。

歯並びがきれいになった後は、ついつい「終わった」と油断しがちですが、根気強く保定装置を使い続けることを欠かしてはなりません。

小児矯正の場合

小児矯正には、1期治療と2期治療があります。1期治療は永久歯に全て生え変わるまでの段階、2期治療は永久歯が生えそろった後から行います。

小児矯正は1期治療から始めますので、全て永久歯に変わる12〜13歳くらいまで続くのに加え、その後2期治療に移行する場合には、そこからさらに治療が続きます。

そのため、子供の矯正治療は特に長く感じられるかもしれません。ですが、子供の矯正治療はあごの成長期間に合わせて行わなければならないため、早く終わらせる、ということは不可能なのです。

無理に歯を早く移動させようとするとどうなる?

無理に歯を早く移動させようとするとどうなる?
当院でも、「なんとか早めに矯正治療を終わらせられませんか?」というご要望を受けることがあります。でも、歯に無理に力をかけて早く動かしたところで、歯や周囲の組織にダメージを与えて、歯の寿命を短くしてしまっては元も子もありません。

矯正治療で歯が動くメカニズムは、歯を動かす力によって圧をかけられた周囲の骨が破壊と再生を繰り返すことによって起こります。

もしそこで力をかけすぎると、なんと、歯の歯根が破壊され、吸収されて歯が短くなってしまうことがあるのです。また、周囲の骨も再生できずに骨が減ってしまう危険性があります。

そうなってしまうと、歯が骨にしっかりと埋まっていない状態となり、早めに抜けてしまう可能性があるのです。そのため、矯正治療というのは適正な力を守って行う必要があるのです。


 

気になる入れ歯のニオイの原因と対処法

2019年11月22日
入れ歯をしている場合、入れ歯が原因で口臭が起こることがあります。口臭がひどくても自分ではあまり感じることはありませんが、周囲の人に避けられたりするなど、その影響は決して軽視できません。

今回は、入れ歯によるニオイの原因が一体何なのか、そしてその対処法についてご紹介していきます。

入れ歯をしていると口臭がきつくなる原因

入れ歯をしていると口臭がきつくなる原因
入れ歯をしているとニオイがきつくなってしまいやすい原因として、次のような理由が挙げられます。

入れ歯に溜まった食べかすの臭い

ぴったりな入れ歯であっても、入れ歯と歯や歯茎、粘膜との境目に食べカスが溜まるのは避けられません。入れ歯の場合は、入れ歯が入っていない場合よりも食べカスの溜まる場所が断然多くなりますし、唾液の自浄作用も働きにくいため、食後時間が経つにつれて食べカスからニオイを放つようになってきます。

入れ歯に染み込んだ臭い

入れ歯はレジンと呼ばれる歯科用プラスチックでできています。レジンには吸水性がありますので、唾液や口の中の細菌などが染み込んで入れ歯自体が臭くなってしまうことがあります。特に長く使っている入れ歯ほどニオイがついている可能性が高くなります。

入れ歯を支える歯に問題が起こりやすい

部分入れ歯の場合、入れ歯を固定するために、近隣の歯にクラスプと呼ばれる金具をかけます。しかし、金具のかかる歯は食べカスが溜まりやすく、また、噛むたびに歯に強い力がかかり続けるため、虫歯や歯周病にかかりやすい傾向があります。その虫歯や歯周病が原因で臭いが発生する場合も少なからずあります。

口腔カンジダ症が起こりやすい

入れ歯の清掃が不十分な場合、お口の細菌環境が悪化します。そうすると、カンジダ菌が大量に繁殖して口腔カンジダ症を引き起こすことがあります。カンジダは人間の体に住んでいるカビの一種ですが、大量に繁殖すると口臭の原因となります。

入れ歯のニオイ対処法

入れ歯のニオイ対処法
入れ歯を入れている方は、次のようなことに気をつけ、入れ歯のニオイ対策をしておきましょう。

できれば毎食後入れ歯を洗う

いちいち外して洗うのは面倒かもしれませんが、口臭対策として、そして歯の健康のためにも食べ終わったらその都度入れ歯を外して歯を磨きましょう。

ただしその際、歯磨き粉をつけると、研磨剤が入れ歯に傷をつけてしまい、そこから細菌が繁殖する原因にもなる可能性があります。そのため歯磨き粉はつけないか、どうしても使いたいなら研磨剤無配合のものを使って流水下で洗うことをおすすめします。入れ歯はとにかく食べたらこまめに洗う、これをなるべく実行するようにすると良いでしょう。

外しておくときは入れ歯洗浄剤につけておく

入れ歯は夜眠る時は外し、入れ歯洗浄剤につけておくと細菌を除菌できるのでおすすめです。

金具のかかる歯を丁寧に磨く

金具のかかる歯は、歯ブラシだけでは磨き残しがでやすく、虫歯や歯周病トラブルを起こしやすいものです。そのため、歯ブラシのみでなく、毛束の細いタフトブラシや電動ブラシなども使用し、徹底的に汚れを落とすようにしましょう。

保険外の入れ歯にする

保険の入れ歯は安価な材料で作られており、ニオイがつきやすい傾向があります。そのため、保険外にはなりますが、ニオイがつきにくい質の良い入れ歯にするのもおすすめです。

もちろん良い材料のものを使ったからお手入れに手を抜いて大丈夫、というわけではありませんので、お手入れはしっかりと行いましょう。

歯医者で定期的にメインテナンスを受ける

入れ歯は、最初はぴったりにできていても、使っていくうちに歯茎が痩せて歯茎との間に隙間ができたり、金具が合わなくなってきたりして、汚れがより溜まりやすくなります。

できれば、たとえ入れ歯が調子良く使えているとしても、半年に一回程度は入れ歯のチェックを受け、良い状態をキープしていくことが大事です。

また、定期的な検診とメインテナンスというのは、入れ歯に限らず、残っている歯の健康を保つ上でも非常に重要ですので、継続していくことを是非おすすめします。

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