歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

 

正しい歯の磨き方を学び、虫歯のない口腔環境を手に入れよう

2019年02月7日
みなさんは普段どのように歯磨きをおこないますか?「テレビをみながら」、「スマホを見ながら」、「お風呂に入りながら」と、「ながら歯磨き」の癖がついている人もいるのではないでしょうか。歯磨きをおこなう際には、洗面所などで鏡を見ながら、自分がどの部位を磨いているのか確認しながら歯磨きをおこなうことが重要であり、「ながら歯磨き」はおすすめできません。そこで今回は、正しい歯の磨き方、歯ブラシの選び方などについてご紹介していきます。

歯ブラシの選び方

歯ブラシの選び方
普段、歯磨きを購入する際に、さまざまな種類の歯ブラシが販売されている中、何を重視して購入していますか?「柄の色やデザインを重視」、「ヘッドのサイズを重視」、「毛先の形状を重視」など、歯磨きを選ぶ基準は一人一人異なっているのではないでしょうか。

歯ブラシの選び方にはちょっとしたポイントがあり、自分自身に見合った歯ブラシを選ぶことが重要となります。是非、参考にしてみてください。

ブラシのタイプ

歯ブラシのブラシにはJIS規格で定められた3つのタイプが存在します。

かため・・・・歯垢除去力は大きいですが、歯肉や歯を傷つける場合もあります。
歯磨きをする力が弱めの人向けのタイプの歯ブラシです。

ふつう・・・・かためよりも歯垢除去力は劣りますが、歯肉や歯を傷つけるリスクは低く
健康的な歯肉の人向けのタイプの歯ブラシです。

やわらかめ・・・ブラシはやわらかいため小刻みに優しく動かして磨きましょう。歯磨きをする力が強めの人、歯周炎、歯周病の人におすすめのタイプの歯ブラシです。

ヘッドの大きさ

歯ブラシによって、ヘッドの大きさも異なります。
ヘッドが大きいほどブラシの部分も大きく磨くことができるイメージではありますが、ヘッドが小さめだと細かい部分にも毛先が行き届きやすいので、ヘッドは小さ目なものを選ぶことをおすすめいたします。

柄の太さやタイプ

柄の太さ、ストレートのもの、カーブしているものと歯ブラシによってタイプは異なります。柄が太い方が持ちやすく、ストレートの柄のタイプがさまざまな部位に適していますが、ご自身が使いやすいタイプを選択しましょう。

歯磨きへのこころえ

次に、歯磨きをする際の“こころえ“をご紹介いたします。

1.鏡を見ながら歯磨きをおこないましょう。「テレビをみながら」、「スマホを見ながら」、「お風呂に入りながら」ではなく、歯磨きをすることだけに時間をかけましょう。

2.歯磨きは最低でも2分以上は歯磨きをするようにしましょう。

3.歯磨き粉は使用しなくても構いません。使用する場合は、豆粒程度の分量が適量と考えられています。大量に使用すると、歯磨き粉が泡立つだけで洗えた気になってしまう場合もあるため、歯磨き粉の分量は控えめに使用しましょう。歯磨き粉を使用する場合は、高濃度フッ化物入り歯磨き粉を使用しましょう。900ppm未満のフッ化物入りの歯磨き粉も販売されていますが、1450ppm程の高濃度なものを選びましょう。(成人の場合)

4.高濃度フッ化物入り歯磨き粉を使用した場合、うがいをする際に使用する水は15ml(成人の場合)程度の少量でおこないましょう。多量の水でうがいしてしまうと、せっかくのフッ化物が歯面に定着するまえに、水で流されてしまう恐れがあります。

5.毎食後には、必ず歯磨きをおこないましょう。食後30分以内に歯磨きを磨くことは良くないとの議論が巷で話題となっていますが、そのような根拠は今のところ証明されていません。中でも就寝時には唾液の分泌量が減少し、虫歯や歯周病になりやすい環境下になるため、歯磨きをしないで眠らないように意識を持ち、夕食後・就寝時前の歯磨きを怠らずにおこないましょう。

6. 歯ブラシは1カ月を目安に交換しましょう。歯ブラシを裏から見た時に、毛先がヘッドよりはみ出していたら交換のサインです。

正しい歯磨きの仕方

では、次に正しい歯の磨き方をご紹介いたします。

歯ブラシの持ち方

歯ブラシの持ち方は、鉛筆を持つように持つペングリップ、握るようにもつパームグリップの2通りを磨く角度や部位で使い分けて、歯を磨きましょう。

歯を磨く順番を決める

歯を磨く時は磨く順番を決めましょう。例えば、歯の表側の右奥歯→前歯→左奥歯、歯の裏側の左奥歯→前歯→右奥歯と順番を決めることで磨き残しを防ぎます。

歯ブラシの当て方

1.歯と歯肉の間の溝である歯周ポケットに毛先が入るように、斜め45℃に歯ブラシを当て、適度なちからで、左右に小刻みに動かし磨きます。この時、力を入れすぎてしまわないように、気をつけましょう。

2.前歯の表側を磨く時は、歯ブラシを縦に持ち替えて、歯面に沿って1本1本丁寧に磨きましょう。前歯の裏側はかきだすように磨きましょう。

3.どんなに時間がなくとも、1回の歯磨きに2分以上時間を設けましょう。

矯正治療中の歯磨きの仕方

矯正治療中の歯磨きの仕方
矯正装置などを磨くのに最適な、タフトブラシを併用しましょう。タフトブラシは毛先が筆のようになっているため、細かい部分、矯正装置の隙間なども磨きやすくなっています。

インプラント治療中の歯磨きの仕方

インプラントと歯肉の境目、インプラントと隣の歯の間(隙間)、咬み合わせ部位を優しく磨きましょう。インプラントの場合は、研磨剤が含まれていないものを選びましょう。また、歯間ブラシやデンタルフロスの併用もおすすめです。

まとめ

今回は正しい歯の磨き方、歯ブラシの選び方などについてご紹介してまいりました。しっかりと磨いたつもりでいても、“磨いた”と“磨けた”では大きく意味が異なっていきます。虫歯のない口腔環境を手に入れるためにも、正しい磨き方を身に付けましょう。


 

矯正治療はなぜ必要?歯列不正の種類と原因

2019年01月31日
みなさん、矯正治療を受けてみたいとお考えになったことはありますか?欧米では矯正治療は最低限のマナーとして考えられ、大変ポピュラーな治療と認識されています。近年、日本でも予防歯科の重要性が叫ばれ、審美歯科の需要性も高まっているように、矯正治療をおこなう、またはおこないたいと考える人も多く見受けられるようになりました。そこで今回は矯正治療について詳しくご紹介してまいりたいと思います。

矯正治療とは?

矯正治療とは?
矯正治療とは、乱れた歯並びや咬み合わせを専用の器具を歯に装着し、歯や顎に力を加え人工的に歯を移動させ、咬み合わせと歯並びを整える治療方法です。「矯正治療は子どもの治療」とお考えの人も多く見受けられますが、一般的には乳歯から永久歯に生え変わる頃から成人の人が治療対象となります。

なぜ矯正治療が必要なのか?

では、なぜ矯正治療が必要なのでしょうか。「歯並びが悪くても何も問題ない」「見た目だけの問題では?」とお考えの人もおられると思いますが、矯正治療をおこなう、または推奨する理由は審美的な問題だけではありません。

不正咬合

上顎の歯と下顎の歯がしっかりと咬み合っていなく、歯並びが乱れている状態を不正咬合といいます。矯正治療をおこなわずにそのままにしてしまうと、さまざまなお口の中のトラブルの原因となってしまう可能性があります。

■お口の中のトラブル

・上手く食べ物を咬めない
・発音しづらい
・虫歯になりやすい
・歯周病になりやすい
・口臭の原因
・顎関節症

不正咬合の種類と原因及びトラブル

不正咬合の種類と原因及びトラブル
以下は、代表的な不正咬合とその原因及び症状になります。

上顎前突(出っ歯)

上顎の前歯が必要以上に前にせり出した状態をいいます。正常な咬み合わせは上顎の前歯が下顎の前歯に覆いかぶさるように咬み合い、上顎の前歯と下顎の前歯の前後的な隙間は3mmと言われ、6mm以上の場合上顎前突となります。

■原因

遺伝
おしゃぶりなどの癖

■症状

前歯を折れる
唇を傷つけやすい
歯肉を傷つけやすい

下顎前突(受け口)

上顎前歯より、下顎前歯が突き出している咬み合せの状態をいいます。上下の歯の生える方向、傾きにより下顎前突になっているのか、または上の顎が小さいまたは、下の顎が大きいかにより、治療法も異なります。また、顎の骨は成長につれ変化するために、長期の経過観察が必要な場合もあります。

■原因

遺伝
おしゃぶりなどの癖

■症状

咬みづらい
発音がしづらい

叢生(八重歯)

歯がアーチ状に綺麗に生えることができずに、歯がデコボコに生える、重なり合って生える状態をいいます。八重歯はチャームポイントととらえる人もいますが、叢生の部類になります。

■原因

遺伝
乳歯の虫歯・抜歯

■症状

歯磨きがしづらい
虫歯や歯周病になりやすい

開咬

上下の臼歯が咬み合った状態で、前歯は咬み合っていない状態をいいます。前歯でレタスや葉物野菜などを咬みきれないなどの症状が多く見受けられます。

■原因

遺伝
おしゃぶりなどの癖

■症状

食べ物が咬みづらい
発音がしづらい

交叉咬合

上下の顎が左右にずれが生じている状態をいいます。放置してしまうと、成長期に更なる左右のずれが大きくなる傾向があるために、早期の治療をおすすめします。

■原因

遺伝
おしゃぶり、頬づえなどの癖

■症状

顔がゆがむ
食べ物が咬みづらい

空隙歯列弓(すきっぱ)

歯と歯の間に隙間ができている状態です。乳歯の時期は、近い将来生えてくるであろう永久歯が生えるスペースを確保するために歯と歯の間に隙間があっても問題はありませんが、永久歯が生えそろっている場合には矯正治療の対象となります。

■原因

遺伝
おしゃぶりなどの癖

■症状

歯と歯の間に食べカスが挟まりやすい
発音がしづらい

矯正治療中の生活Q&A

矯正治療をおこなうまでには、疑問や不安を抱える患者さまも多く見受けられます。以下は患者さまより頂くご質問です。矯正治療を考えの際はご参考にしてください。

矯正治療中に虫歯になりそうで不安です。

A.矯正器具や隙間を洗う専用のブラシである「ワンタフトブラシ」という通常の歯ブラシとは異なった、筆のような形状をしているブラシで磨くことをおススメします。細部まで行き届きやすく、汚れをかきだします。矯正治療中は、通常のブラッシングと併用しておこなうことをおすすめします。

矯正治療のために抜歯しなければいけませんか?

A.歯並びの状況により、抜歯が必要な場合もありますが、必ずしも抜歯をおこなうわけではありません。診察、検査をおこない抜歯が必要か診断いたします。

矯正治療は痛いですか?

A.個人差はありますが、矯正治療中の痛みは麻酔をするほどではありません。また矯正器具を装着している期間の間、ずっと痛みが生じるものではありません。

歯並びは身体にも影響ありますか?

A.近年では、歯並びや咬み合わせも身体に影響があると考えられています。また歯並びが悪いと、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病になりやすくなります。

まとめ

以上、今回は矯正治療についてご紹介してまいりました。歯科矯正は審美的にも機能的にも改善をおこなうことができる治療です。歯並びが乱れていると、さまざまなお口のトラブルを招く可能性もあり、矯正治療をお考えの場合は、お気軽にご相談ください。


 

インプラントの歴史を学び、正しい知識を身に付けよう

2019年01月25日
みなさんは、インプラントにどのようなイメージをお持ちでしょうか。「身体に悪影響はないのか」「インプラント手術が怖い」「術後はどう生活するのか」など、インプラントをお考えの人が、いま一歩踏み出せない理由はさまざまであるのではないでしょうか。外科手術をおこない歯槽骨にインプラントを埋め込み、失った歯を補う役割があるインプラントの歴史や、正しい知識を身に付け、十分に理解した上で治療に取り込みましょう。

インプラントとは?

インプラントとは?
インプラントとは身体の中に埋め込む医療機器・器具の総称であります。身体の疾病により失った機能を補うために埋め込む、ペースメーカーや人工関節などもインプラントの1つであり、失った歯を補うために、歯槽骨に埋め込むインプラントもその1つであります。

インプラントの歴史

インプラントの歴史はとても長く、マヤ文明のミイラから抜け落ちた歯のスペースに貝などを埋め込み、失った歯の機能を補っていました。また、エジプト文明では死後の世界で不自由なく過ごせるようにとの思いから、亡骸の失った歯のスペースに宝石や象牙などを埋め込み、埋葬していたと予測される状態のミイラまで発見され、人類は長い歴史の中で失った歯を補うために、さまざまな方法を考え、実践していきました。

1952年に、チタンが骨と結合することが発見され、1965年に現在主流となっているチタン製のネジ状のインプラントが開発されましたが、一般に普及するには時間を要していたため、1975年、日本ではサファイヤインプラントが開発されました。しかし、サファイヤは骨と結合しないために、健康な歯を削り固定する必要がある上に、トラブルも多発しインプラント除去をおこなう手術も多発したために、インプラント治療を否定する歯科医も多く見受けられました。

1980年代頃よりチタン製のインプラントの臨床結果が評価され始め、幾つもの改良がほどこされ、現在では周囲の組織や歯に影響をもたらすことなく、失った歯と同等な力で噛めるインプラント治療が実施されています。

インプラント生活のこころえ

インプラント生活のこころえ
インプランとは、顎の骨である歯槽骨に埋め込むために義歯のように、取り外しする必要がありません。インプラントと骨が結合するために、天然の歯のように違和感なくしっかりと咬むことが可能となります。

食生活

義歯を装着した場合は、冷たい感覚や温かい感覚が伝わりにくい、ガタガタするなどの理由から義歯を装着する以前のように食事を楽しむことができないことも見受けられていましたが、インプラントは自身の骨と結合しているため、咬んでいる感触や力を直接感じとれ、食事を以前のように楽しめることを可能とします。

身体への影響

インプラントは、顎の骨である歯槽骨にインプラントを埋め込むために、「骨に穴があいた状態なのか?」と不安に思う患者さまも少なくありませんが、そのようなことはなく、骨とインプラントが術後3カ月程でしっかりと結合し固定されます。

インプラント治療の負担

義歯は、数回の通院で出来上がりますが、インプラントはカウンセリング、精密検査から手術、人工歯の製作、メンテナンスと半年以上の月日を必要とし、思い立ったら即座にインプラントを埋め込む手術をおこなうことはできかねます。

費用の負担

インプラント治療はすべて自費診療となります。

インプラント手術Q&A

インプラント手術への疑問点や不安を抱えたまま、手術を受けることのないようにしっかりと手術前にカウンセリングをおこないます。患者さまより頂くご相談を一部ご紹介いたします。

インプラント治療は誰でも受けられますか?

A.心臓病疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、糖尿病、腎臓、肝臓に疾患がある人がインプラント治療を受けられない場合もあります。服用している薬の種類によっては、インプラント治療がおこなえない場合もあります。また、歯周病に罹患している場合には、歯周病の治療を優先し、妊娠中の場合には、出産してからの治療となります。

インプラント治療は痛くありませんか?

A.インプラント治療には、歯を削る、抜く際に使用する麻酔を使用します。手術中にも痛みを感じることのないようにコントロールをおこない、手術をおこないます。術後は痛みを感じる場合も多く、痛み止めの薬を処方いたします。痛みの度合いは状況や症例により個人差はありますが、数日で痛みは減少していきます。

インプラント治療後に腫れたりしますか?

A.インプラント治療後に、患部が腫れることが多く見受けられます。個人差はありますが、日にちが経過するにつれて腫れはひいていきます。腫れがひかない場合は感染を起している場合もあるため、その旨をご連絡ください。

まとめ

今回はインプラントについてご紹介してまいりました。インプラントは長い歴史の中で、失った歯を補うために人類が作りだした“第2の永久歯”です。インプラントの正しい知識を身に付け、より理解した上で治療をおこなうことが大切です。

インプラント治療をお考えの際には、お気軽にご相談ください。

 

入れ歯を言い訳にさせない。オーダーメイド義歯のすすめ。

2019年01月17日
みなさん入れ歯にはどんなイメージをお持ちでしょうか?既に入れ歯をお持ちの人は「毎日使うもの」であり毎日使用するものだからこそ“使い勝手“を求め、入れ歯を必要としていない人は「お年寄りがするもの」「まだまだ必要ではない」なんてお思いの人がほとんどではないでしょうか。しかし、意外にも20代30代で入れ歯を必要とする患者さまもおり、40代後半から徐々に歯を失う確率もあがり、入れ歯を必要とする人の割合も年齢が上がるにつれ上昇していきます。そこで今回は、保険診療で制作する入れ歯と、自費診療で制作するオーダーメイド義歯について、詳しくご紹介して参ります。

入れ歯とは?(義歯)

入れ歯とは?(義歯)
入れ歯とは、歯周病や虫歯で歯が抜けてしまった、事故などによる外傷により歯を失った、生まれつき歯が生えてこない、などの場合に本物の歯に似せた人工歯を口の中に装着し、歯の役割を補うための義歯です。

そんな入れ歯は部分入れ歯、総入れ歯に分類されます。部分入れ歯は歯が1部欠損している場合に適応する入れ歯であり、総入れ歯は上の歯もしくは下の歯が全て欠損している場合に適応される入れ歯です。

1、2本しか自分の歯が残っていない場合、「全部抜いてしまった方がいいのではないか?」とご相談して下さる患者さまもいらっしゃいます。残っている部位にもよりますが、抜く必要のない歯までを抜いてしまうことはあまりにもリスクがあり、おすすめできるものではありません。

なぜならば、部分入れ歯は既存する歯にクラスプと呼ばれる金属のバネをひっかけて、入れ歯を固定し、歯の役割である食べ物を砕きますが、総入れ歯は支える歯がない状態であるために、部分入れ歯に比べ分厚い入れ歯となり異物感が増すだけではなく、歯肉だけで入れ歯をささえなくてはならないために、部分入れ歯と比べると食べ物を砕く力も軽減し、美味しく食事ができなくなる可能性も高まります。

天然の歯に勝るものはなく、たとえ自身の歯が1本や2本であったとしても、長きにわたり維持できるように口腔ケアをおこなうことが重要となります。

保険診療と自費診療

入れ歯は保険診療が適応される治療であるために、多くの患者さまが保険診療の入れ歯をご希望されます。しかし、保険診療は国が定めた材料であるレジンと呼ばれる歯科用のプラスチックとそれに伴う技法でしか入れ歯を制作することはできません。

しかし、自費診療で制作する入れ歯は、審美歯科で適応されるセラミック製の人工歯や口の中に馴染みやすい金属床の入れ歯を制作することができます。また保険診療の入れ歯は部分入れ歯の金属のバネの部分が口の中から見えるなどの悩みもつきものではありましたが、金属のバネを使用することなく固定できる入れ歯を制作することが可能となります。

入れ歯生活のこころえ

入れ歯生活のこころえ
髪の毛1本口の中に入っただけでも異物感に気づき、気持ち悪くなり吐き出したくなるように、口の中はとても繊細であり、口の中に入れる入れ歯も例外ではありません。

入れ歯を使用する患者さまは、入れ歯を装着し失った歯を補い、食べ物を噛み砕き生きるための栄養を取り入れています。しかし、入れ歯が合わず「痛い」「がたつく」「咬みにくい」といった症状が生じてしまうこともあり、思う存分に食事を楽しむことが困難な場合も多く見受けられるのも事実であります。

また、食事だけではありません。「入れ歯が落ちてこないか心配で会話に集中できない」「部分入れ歯の金属バネが口元から見えてしまい、入れ歯だと気づかれてしまう」などの理由から、入れ歯を装着していること自体がストレスやコンプレックスとなってしまっている場合や、「入れ歯だから仕方がない」と、快適に食事や日々の生活をおくることを諦めてしまう患者さまも多く、「入れ歯生活にはつきものだ」と言わんばかりに入れ歯を言い訳にしてしまっている傾向も見受けられます。

オーダーメイド義歯のすすめ

上記のように入れ歯により不具合などが生じてしまう原因は、入れ歯の制作工程に関係しています。特に保険診療で定められている入れ歯の制作では既成のトレーを使用し、大まかな形を取り、ある程度大体の感覚で咬み合わせを記録、装着、調整している部分も否定できません。しかし、これでは患者さま一人一人にフィットした入れ歯を制作することは難しく、「入れ歯だから仕方がない」と入れ歯を理由にある程度は諦めざるを得ませんでした。

そこで、こころ歯科がご提案するのが「オーダーメイド義歯」です。オーダーメイド義歯は、義歯を制作するにあたり十分な時間を設け、型取りなどをおこない、患者さま一人一人にフィットした、世界で1つの患者さま専用オーダーメイドな義歯を制作します。

従来では、歯科医師が患者さまの型取りをおこない、患者さまからの義歯への不満や改善点を伺い、歯科医師を通して入れ歯を制作する専門家である歯科技工士に伝えていました。

オーダーメイド義歯では、プライバシーに配慮された個室にて歯科医師立会いのもと、歯科技工士が、患者さまからの意見を直接お伺いし、患者さまにご満足、ご納得いただける“入れ歯を言い訳にさせない“オーダーメイド義歯を制作することが可能となります。

入れ歯は、義足、義手と同じように失った身体の一部を補う大切なアイテムです。もし現在使用している入れ歯にご満足していない、お困りの点などがある場合は、お気軽にご相談ください。



 

二次虫歯を防ぐ?!マイクロスコープとは?

2019年01月10日
みなさんは「二次虫歯」「二次疾患」などの言葉をご存知でしょうか。あまり聞きなれない言葉だと思いますが、虫歯になって治療をした歯が再び虫歯や疾患となってしまうことを意味し、歯科治療の中でも二次虫歯の治療は多くの割合を占め、大きな課題となっています。
二次虫歯を防ぐにはどうすれば良いのか、二次虫歯となってしまった場合はどうなってしまうのか、あまり知られていないのが現状であります。そこで今回は、二次虫歯や疾患を防ぐ方法などについてご紹介してまいります。

二次虫歯とは?

二次虫歯とは?
冒頭でもご紹介したように、二次虫歯とは虫歯になり治療した歯が再び虫歯となってしまうことを意味します。では、どうして治療した歯が再び虫歯になってしまうのでしょうか。

長年日本では虫歯治療で失った歯を補う為にパラジウム合金とよばれるいわゆる“銀歯”を装着していました。しかし、銀歯はパラジウム合金の性質上、どんなに精巧に銀歯を制作しても歯と銀歯の間にはわずかな隙間が出来てしまい、その隙間から虫歯菌が侵入し二次虫歯となってしまいます。

銀歯と歯の隙間に侵入した虫歯菌は銀歯の下で歯をむしばんでいき、気が付きにくく気が付いた時には、歯髄(神経)を除去しなければならないケースも多く、定期的な検診をおこなっていても、目視だけでは判明しない場合もあります。

また、根管治療でも二次疾患となってしまう場合があります。根管内はとても細く迷路のように枝わかれし、ミクロ単位の治療をおこなう必要があり高度な技術が求められます。目視だけでは根管内の状況を細部まで確認することは難しく、根管内に虫歯菌によって腐敗した歯髄(神経)や軟組織が除去されることなく、根管治療を終えてしまうケースもあります。そのまま根管治療を終え、土台(コア)や被せ物(補綴物)をし、歯科治療は終了となりますが、取り残された根管内で細菌が増殖し、近い将来歯の先端に病変(膿)ができてしまう、二次疾患である根尖性歯周炎なってしまう可能性があります。根尖性歯周炎に罹患した場合、抜歯を余儀なくされる場合もあり見過ごせない症状となります。

二次虫歯を予防するには?

では、どのように二次虫歯、二次疾患を予防すればいいのでしょうか。二次虫歯や二次疾患は毎日の歯磨きや口腔ケアはもちろんですが、歯科医療の技術的な問題でもあります。“銀歯”は保険診療として、多くの人々が装着している補綴物でありますが、近年では銀歯の安全性(金属アレルギーを発症するリスクが高まる等)も問われるようになり、審美的な美しさを求めるだけでなく、二次虫歯を避けるためにもセラミック製の補綴物を選択する患者さまも多くいらっしゃいます。

また、近年では歯科医療技術も向上し虫歯治療、根管治療、補綴治療においては、脳外科手術などでも使用される医療機器であるマイクロスコープをしようすることで、二次虫歯や二次疾患のリスクを限りなく抑えることが可能となり、歯科治療のなかでマイクロスコープは革命的な存在となりました。

二次虫歯を防ぐマイクロスコープ(手術用顕微鏡)

二次虫歯を防ぐマイクロスコープ(手術用顕微鏡)
マイクロスコープは、肉眼では不可能であったミクロ単位の治療を可能とし、治療部位を2倍から24倍に拡大し、モニターに映し治療をおこないます。ミクロ単位の治療が可能となったことで、以前は虫歯の取り残しがないように、大きく歯を削っていましたが、マイクロスコープを使用することで虫歯になった部分だけを削ることができ、根管治療医においては、細く迷路のように枝わかれした根管内をマイクロスコープで拡大しながら治療をおこなえるため、腐敗した歯髄(神経)や軟組織を除去することができ、二次病巣である根尖性歯周炎などを引き起こすリスクを軽減することが可能です。

また、補綴物治療においてもマイクロスコープは活躍します。前述でもお伝えしたように、補綴物と歯の隙間から虫歯菌が侵入し、補綴物の下の歯が虫歯となってしまうケースが多く課題となっていましたが、マイクロスコープを使用することでミクロ単位の作業が可能となり、補綴物と歯の隙間を最小限に縮めることが可能となり、虫歯菌の侵入を防ぎます。

しかし、歯科医療業界において、革命的な医療機器であるマイクロスコープを完備している歯科医院は、全国に5%しか存在しないと言われています。マイクロスコープは1990年代後半より歯科医療において導入されてから現在までおよそ20年経過をしましたが、マイクロスコープ自体の価格が高額であり、マイクロスコープを使用し治療できるようになるまでには多くの時間を要するために、なかなか普及されないのが現状であります。

以上、二次虫歯や二次疾患とはなにか、それらを防ぐための革命的な医療機器であるマイクロスコープについてご紹介してまいりました。人生100年時代に突入したとされる昨今、自身の歯を生涯に渡り維持するには、毎日の歯ブラシや口腔ケアはもちろんのこと、治療内容により歯の寿命は左右されることがあることを理解し、治療内容を歯科医師と相談しながら選択しましょう。


 

銀歯が気になって口を開けられない?!審美歯科を学ぼう

2018年12月26日
「口を大きく開けた時に、銀歯がみえるのが恥ずかしい」このような理由から、コンプレックスに感じてしまう人も近年では多く見受けられ、矯正やホワイトニング同様に、審美性を求め「白い人工歯」(補綴物)を求める患者さんも少なくありません。そこで今回は、審美歯科について、詳しくご紹介してまいりましょう。

銀歯とは?

銀歯とは?
一昔前は、銀歯や金歯を好んで補綴物として装着していた時代がありました。ついで、現在のように虫歯にならないためにおこなう予防歯科の観点は著しく低く「虫歯になったら歯科医院で治療をしてもらう」ことが主流であったため、多くの人々が銀歯や金歯を装着していました。

銀歯は主に「歯科鋳造用金銀12%パラジウム合金」と呼ばれる、さまざまな金属を混合させた合金が使用されています。金12%、銀40%、パラジウム20%、銅12%~20%を混ぜ合わせることで、強度に優れた硬い補綴物である銀歯を作ることができるのです。

しかし、銀歯を使用する国は数なく、先進国である日本ではありますが、矯正治療同様に、「銀歯を使用することは」世界からは遅れをとっていると言われています。

では、なぜ日本をのぞく各国は、銀歯を使用しないのでしょうか。
銀歯は、ご紹介したように複数の金属を混ぜ合わせた補綴物です。銀歯をかたどった歯の形状に合わせ精巧に制作しても、銀歯と歯の間にμ単位(ミクロン)程の肉眼ではわからないほどの隙間ができてしまいます。そのμ単位(ミクロン)の銀歯と歯のわずかな隙間から虫歯菌が侵入し、銀歯で覆われ残っていた歯が更に虫歯にむしばまれ、虫歯となってしまう場合があり、また銀歯の銀イオンが、お口の中で少しずつ溶かされ、体内で蓄積されていき、金属アレルギーを発症してしまうリスクもあり、各国では銀歯の使用が見直されています。

この虫歯を二次虫歯とよび、補綴治療をおこなった歯が二次虫歯となってしまう確率は思いのほか高く、お口の中は高温多湿であり、劣悪な環境下に置かれていることからも、歯科学会の調査報告によると、銀歯の耐久性年数は約5年と考えられています。

日本では、1939年に金銀パラジウム合金の使用が認可され、およそ80年の間、銀歯は多くの人々が利用する保険診療の補綴物として、使用されています。

銀歯がコンプレックスに

およそ80年間にわたり、保険診療の補綴物として使用されている銀歯ではありますが、近年では審美性が求められ、銀歯をコンプレックスに感じる人も多く見受けられるようになりました。

近年では前歯や小臼歯に補綴物を装着する場合は、金銀パラジウム合金などの金属に硬質レジンを貼り付けた補綴物である硬質レジン前装冠(前歯)や硬質レジンジャケット冠(主に小臼歯)などの補綴物を保険診療で装着することが可能となりました。

しかし、臼歯(奥歯)は前歯よりも噛む力が歯に負担をかけるために、保険診療では、耐久性のある銀歯が適用されています。奥歯なので一見、見えにくい部位とはなりますが、大きく口を開けるシチュエーションなどでは、口をあけることに抵抗を覚える人も見受けられます。

白い歯を手に入れる

保険診療外である、自費診療に限り奥歯にも白い補綴物を装着することが可能です。また、前歯や小臼歯は保険診療で見た目(一部)が白い補綴物を装着することができるようになりましたが、自費診療では、より機能性や審美性に優れた補綴物を装着することが可能となります。

審美歯科で活躍するマイクロスコープ

審美歯科で活躍するマイクロスコープ
審美歯科治療において、マイクロスコープは欠かせない医療機器となります。マイクロスコープは、2倍から24倍に視野を拡大することが可能であり、肉眼では見ることのできないμ(ミクロン)単位の治療をおこなうことができます。前述でもお伝えしたように、補綴物と銀歯の間にμ(ミクロン)単位の隙間が存在してしまうと、そのわずかな隙間から細菌が侵入し、二次虫歯を誘発してしまうため、マイクロスコープで拡大された治療部位を見ながら、高精度な治療が可能となります。

また、補綴物を装着するセメントも、近年では歯の色と見分けがつかないほどに精巧になっていますが、肉眼で除去することが困難な場合も多く、セメントが歯肉炎を引き起こすリスクを限りなくゼロに近づけるために、マイクロスコープで治療部位を拡大し、除去をおこないます。

補綴物の紹介

【銀歯(インレー・クラウン)】(犬歯・小臼歯・臼歯)

金12%、銀40%、パラジウム20%、銅12%~20%の合金でつくられています。強度に優れ、比較的安価で装着することが可能です。

【硬質レジン前装冠】(前歯、犬歯)

金属の土台に硬質レジンを焼き付けます。見た目は白い歯となりますが、裏側は金属です。硬い物を噛んでしまうと欠けてしまう場合があります。

【硬質レジンジャケット冠】(前歯、犬歯、小臼歯)

金属は使用せずに、硬質レジンのみで形成されているため、どこからみても白い歯であり、審美的にも優れています。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。

【オールセラミッククラウン】(ほぼすべての歯に適応)

セラミックのみで形成されている、クラウンです。見た目は天然の歯に近く、金属を使用していないために、透明感のある白い人工歯となります。金属を一切使用していないため、金属アレルギーの心配もありません。

【ラミネートベニア】(前歯)

歯の表面を薄く削り、その表面に希望の色のセラミックを選択し、貼り付けます。歯を削る量は補綴物に比べるとごくわずかであり、短期間で治療を終えることが可能です。金属アレルギーの心配もありません。

【セラミックインレー】(小臼歯・臼歯)

歯に近い色をしているため審美性に優れ、歯とセラミックインレーの強度が近いために、噛んだ時に歯とセラミックインレーに均一に力が加わり、自身の歯にかける負担を少なくすることができます。金属アレルギーの心配もありません。

今回は、審美歯科についてご紹介してまいりました。審美歯科治療をおこなった綺麗な口元は、コンプレックスを解決できたり、人の印象をよくするだけでなく、二次虫歯を防いだり、身体への影響も軽減することができ、審美歯科の需要はこの先も大きくなると考えられています。正しい審美歯科の知識を備え、治療法を選択しましょう。



 

予防歯科はなぜ必要なのか?虫歯菌と歯周病菌との戦い

2018年12月18日
みなさん、予防歯科をご存知でしょうか。近年ではTVやCM、雑誌などでもよく耳にしたり、目にしたりする機会も多くなってきましたが、実際には予防歯科がどんな目的で、どのような診療、治療をおこなっているのか、わからないとの声も見受けられます。そこで今回は、予防歯科についてご紹介していきたいと思います。

予防歯科はなぜ必要なのか?

予防歯科はなぜ必要なのか?
予防歯科とは文字通り、虫歯や歯周病を“予防”することを目的におこなわれる診療です。昨今の日本では、「歯が痛くなったら歯医者へ行く」という考えが、まだまだ根強くありますが、欧米などではすでに国民の8割から9割ほどの人が定期的に検診をするために歯科医院を訪れると言われています。

また、予防歯科の重要性は国からも認められ、なんと20歳まで無料で歯科検診を受けることができる国も存在しており、欧米各国に遅れるように日本でも、予防歯科の重要性が叫ばれるようになってきましたが、1年に1回程度の頻度で定期的に検診に訪れる人の割合は5割であり、まだまだ国民の半数の人は、予防歯科への取組みがなされていないことになり、課題となっています。

2014年日本歯科医師会の調査報告によると、歯科医院への受診のきっかけは、痛み、腫れ、出血などの症状があり受診した人は36.7%、過去に治療した箇所に不具合が生じた場合は27.4%であり、およそ5割の人々が、症状が現れてから歯科医院を受診することが数字にも明澄に現れています。

また、お口の中になんらかの症状が現れている人の中で、実際に歯科医院での治療を受けている人は2割にも満たず、お口の中でなんらかの症状があるにも関わらず、治療を受けずに放置してしまう人も多く見受けられます。痛みがでてから歯科医院を受診、またはなんらかの症状がでているにも関わらずに放置していては、虫歯や歯周病になりかねず、歯を失い生涯に渡り自身の歯で食事をとることができなくなる可能性もあります。

“痛みがでてから歯科医院を受診する人”だけでなく、“なんらかの症状がでているにも関わらず歯科医院を受診しない人”が一人でも多く予防歯科に関心を持ち、取り組むことで、生涯に渡り自身の歯で美味しく食事を楽しみ、全身の健康へと繋げられるようになります。

虫歯菌とは?

虫歯とは、歯垢(プラーク)の中に潜む虫歯菌によって、歯が溶かされ虫歯になります。歯の表面にペリクルと呼ばれる薄い膜が形成され、そのペリクルに歯垢(プラーク)が付着し、食品に含まれる糖を栄養にして酸を生産し、その酸によって歯が溶かされ虫歯となります。

歯周病とは?

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中に潜む歯周病菌によって歯肉に炎症を起こし、歯肉をはじめとする歯根膜、セメント質、歯槽骨を破壊し、やがて歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちてしまう恐れがあります。

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)で予防歯科

マイクロスコープ(手術用顕微鏡)で予防歯科
マイクロスコープとは、手術用の顕微鏡であり、解像度の優れたCCDカメラで撮影した映像をモニターに映し出し、2倍から24倍に拡大された視野のもとミクロ単位で治療をおこなうことが可能となります。

脳外科や眼科では当たり前のように使用されているマイクロスコープではありますが、歯科での普及は、わずか3%とであり、まだまだ歯科治療に置いて、マイクロスコープを使用することは知られていません。

虫歯や歯周病を誘発する最大の原因である歯垢(プラーク)は、唾液のミネラル成分に結合し、石灰化し硬くなり歯石となります。歯石自体は無機化するために直接、歯や歯肉に影響はありませんが、歯石の表面はデコボコしているために、歯垢(プラーク)が付着しやすく、更に歯垢が付着し続け、また歯石になり虫歯と歯周病に進行しかねません。

そのまま放置してしまうと、虫歯や歯周病になりかねないため、歯垢(プラーク)や歯石を除去する必要があります。歯と歯肉の間の溝である歯周ポケットに潜むことを好む歯垢(プラーク)や歯石を除去するには目視できず、以前までは、手の感覚で歯周ポケットに住み着く歯石を除去していきます。

そこで、マイクロスコープを使用して、肉眼では見ることのできない細かな小さな歯石なども、取り残すことなく除去をおこないます。前述でもお伝えしたように、歯石は歯垢(プラーク)が付着しやすく、せっかく歯石を除去しても、歯周ポケットなどに歯石が残っていては、意味がありません。マイクロスコープは万能な精密機械ではないので、完璧に歯石を除去することはできません。しかし、取り残しを限りなくゼロに近づけることで、虫歯リスクを軽減させ、歯周病を改善させます。

以上、予防歯科はなぜ必要なのか。虫歯や歯周病との関係性などについてご紹介してまいりました。予防歯科はまだまだ認知度が低く、日本では虫歯を予防するために歯科医院に通う概念が備わっておりませんが、徐々に“痛みがでてから歯科医院を受診する”のではなく、近い将来“虫歯や歯周病を予防するために歯科医院を受診する”ことが当たり前になることを目標にし、一人でも多くの人が長い生涯に渡り、自分の歯で食事を食べられるように、サポートしてまいります。


 

根管治療は高度な技術が必要?!根管治療のあれこれ

2018年12月11日
虫歯になってしまった場合、虫歯になった部分を削り、削った部分を充填物や補綴物で補い虫歯治療が完了する場合と、歯の神経まで虫歯に蝕まれてしまった場合には、歯の神経を除去し、歯の根っこの部分である根管の治療をおこなわなければならず、虫歯治療には2つの治療法が存在することはご存知でしょうか。根管の内部はとても細く狭窄しているため、治療の成功率も保険治療や自費診療で差がでると言われています。そこで、今回は歯科治療の中でも高度な技術が必要だと言われている根管治療についてご紹介していきます。

根管治療とは?

根管治療とは?
冒頭でもご紹介したように、根管治療は虫歯が歯の神経までを蝕み、神経を温存することができない場合におこなう治療法です。歯はエナメル質、象牙質、セメント質の3つの硬い組織で形成され、それらに守られるように歯髄腔と呼ばれる空洞が形成され、その内部に歯の神経である歯髄が存在します。

根管治療を必要とする症状は、以下の通り2通りあります。

1つ目は、歯の組織の中で唯一の軟組織であり、歯髄の他にも毛細血管や結合組織が歯髄腔を満たしています。それら軟組織が虫歯菌に蝕まれ腐敗した症状の場合です。専用の器具で歯髄や軟組織を除去し、根管内の清掃や消毒をおこない、ゴム状の薬剤を根管の先までまんべんなく充填し、失った歯の機能を取り戻すための土台(コア)制作、補綴物(被せ物)制作へと繋げるための治療です。

2つ目は、歯の根っこの先に膿が溜まっている状況や、一度根管治療をし、ゴム状の薬剤が根管内にまんべんなく充填しきれていなかった場合などに空間ができてしまっている場合に、たんぱく質や血液が根管内に侵入、感染し根尖(根管の先端)に病巣が出来ている場合です。上記と同様に腐敗した歯髄や毛細血管、結合組織を専用の器具を使用して除去し、根管内を清掃や消毒をし、ゴム状の薬剤を根管の先までまんべんなく充填し、失った歯の機能を取り戻すための土台(コア)制作、補綴物(被せ物)制作へと繋げるための治療です。

根管治療の歴史は古く、麻酔が使用されていない1800年代、歯の治療は大変苦痛なものでありました。虫歯となった部分をとがった器具でえぐり、虫歯に蝕まれ腐敗した歯髄を焼くために、根管内に火で熱した細い金属を押し当てて、腐敗した歯髄を焼き付け、金属を熱く熱し溶かしたものをえぐりとってできた空洞に叩きながらつめこむなどの工程を踏み、歯科治療はおこなわれていました。

現在と比べれば歯科医療技術には雲泥の差がありますが、ほぼ同じような治療内容を麻酔が発見されていない時代からおこなっていました。歯科医療技術が向上した現在の根管治療では、保険診療と自費診療と2つの治療法があり、各治療方法のメリット、デメリットを見極め、治療を受けることが重要となります。

保険診療の根管治療

保険診療の根管治療は、限られた器材、器具、薬剤を使用して治療をおこないます。なかでも根管内に充填する薬剤はホルムアルデヒド系の薬剤を使用することが多く、このホルムアルデヒド系は環境ホルモンであり、体内のバランスに影響を与え、シックハウス症候群などを引き起こしかねない恐れもあり、アメリカやヨーロッパでは使用禁止とされています。歯科医院独特の薬品の臭いは、このホルムアルデヒド系の薬剤の影響です。また、治療方法も限られているために、細かく狭窄した歯根内で治療するには高度な技術が必要となり、成功率は30%~50%といわれ、歯を維持することが難しくなってしまう場合があります。

自費診療の根管治療

いっぽう自費診療では、使用する器材、器具、薬剤に制限がなく、根管治療を成功におさめるために、保険診療ではおこなえない更に高度な治療をおこない、治療成功率は80%~90%にまでのぼり、保険診療に比べてはるかに高い確率で治療を成功させることが可能となります。

では、自費診療ではどのように治療をおこなっているかをご紹介してまいります。

ラバーダム防湿法

ラバーダム防湿法とは、1800年代からおこなわれている方法であり、根管治療中にお口の中に存在する細菌が、唾液や血液を介して根管内に混入しないように、おこなうための重要な器具となります。

ゴム製のラバーダムと呼ばれる膜を治療する歯のみを露出させた状態で被せ、クランプと呼ばれる金属で治療する歯とラバーダムを固定し、唾液や血液などの混入を防ぎ、また根管治療では細かな器具、器材、薬剤をしようするために、口腔内に落下してしまう恐れもありますが、ラバーダムは治療する歯を露出し、お口の中や口元はラバーダムに覆われるために落下や誤飲を防ぐことも可能となります。

しかし、ラバーダム防湿法はラバーダム設置までの工程に手間がかかるために、実施している歯科医院は数少なく、根管治療をおこなう場合はラバーダム防湿法をおこなっているかがキーポイントとなります。

根管治療には必須?マイクロスコープ(手術用顕微鏡)とは

根管治療には必須?マイクロスコープ(手術用顕微鏡)とは
根管治療の自費診療で必須な機材となるのは、マイクロスコープです
手術用顕微鏡ともよばれ、心臓手術や眼の手術などでも使用されている機材であり、脳や心臓の血管どうように歯の神経や根管内は繊細であり、マイクロスコープを使用することで管治療する患部を肉眼の約20倍まで拡大することができます。

細く狭窄している根管内での治療は1ミリ単位以下でおこなうために、マイクロスコープで患部を拡大しながら治療をおこなえ、従来では困難であった精度の高い治療が可能となります。また精度な治療が可能となり、保険診療よりも時間をかけずに治療をおこなうこともできるようになります。

マイクロスコープを使用する自費診療をおこなう歯科医院は限られているため、ラバーダム防湿法とならび、根管治療をおこなう際のキーポイントとなります。

根管治療から補綴治療へ

根管治療をしっかりと確実におこなうことができて、はじめて補綴物(被せ物)の土台となるコアの制作や、補綴物治療へと移行することが可能となります。根管治療は何度も通院して治療をおこなうイメージではありますが、根管内の洗浄、消毒、充填をしっかりとおこなうことがもっとも重要であり、末永く歯を維持するためには必要不可欠となります。



 

妊娠中のママが歯科治療、お腹の赤ちゃんへの影響は?

2018年12月4日
妊娠中の妊婦さんは、赤ちゃんをお腹の中で育てるなかで、赤ちゃんの成長の喜びと並行し、さまざまな心配ごとも抱えているのではないでしょうか。そのなかでも妊娠中におこなう医療行為は、直接お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼしかねない医療行為も存在し、正しい知識が必要となります。そこで今回は、妊娠中におこなえる歯科治療、お腹の中の赤ちゃんへの影響などについてご紹介していきます。

妊娠中は歯科治療をしても大丈夫?

妊娠中は歯科治療をしても大丈夫?
妊娠中に歯科歯診療、治療を受けられるのか、不安に感じる妊婦さんいらっしゃるのではないでしょうか。妊娠中の歯科検診を推奨しているため、母子手帳には歯科検診のページがもうけられ、数多くの妊婦さんが妊娠中に歯科医院を訪れ検診を受けています。しかし妊娠中の妊婦さんの身体にはさまざま変化が現れ、体調にも変化をきたし、妊娠中のどのタイミングで検診や治療を受けけることが、妊婦さんやお腹の中の赤ちゃんにとって最適なのでしょうか。

検診の時期

妊娠が判明し、母子手帳を交付された時期から、悪阻や体調などを考慮して、検診を受けましょう。予約時や受診時には必ず妊娠していることを受付の人や、歯科医師、歯科衛生士等に伝えましょう。

治療の時期

妊娠初期には、妊婦さんの体調やお腹の中の赤ちゃんの状態が不安定であり、歯科検診や治療を受ける前に、かかりつけ産婦人科医に相談し、歯科医院と共に歯科治療の時期を決めましょう。一般的に歯科治療に最適と言われる時期は妊娠16週と言われている安定期です。妊娠28週目からの妊娠後期からは、お腹が大きくせり出すために、仰向けの状態で同じ姿勢でいることや、診療ユニットから転落などのリスクも高めるため、十分注意しましょう。

妊娠時の歯科治療で気をつけること

歯科治療では、妊娠中に避けるべき治療や投薬も存在します。

麻酔

歯科治療では主に局所麻酔薬を使用します。近年では主にリドカイン局所麻酔薬が使用され、投与したことが原因でお腹の中の赤ちゃんになんらかの影響がでる可能性は極めて低くいですが、麻酔薬は胎盤を通りお腹の中の赤ちゃんにも微量ながら移行していると考えられていますが、一般的に歯科治療で使用する麻酔薬の量ならば問題ないとされています。

しかし、赤ちゃんの器官が形成する時期である妊娠12週までは、なるべく薬剤などは使用しない方が賢明と考えます。しかし、虫歯などで緊急に処置が必要な場合は局所麻酔薬を使用して治療を受けましょう。

レントゲン

歯科治療でレントゲン撮影をおこなう際の放射線量はごくわずかであり、直接赤ちゃんがいるお腹を撮影するわけではないため、過度な心配はありません。また、放射線を通さない鉛が入った防護エプロンを着用し撮影をおこなうことで、より安心してレントゲン撮影をおこなうことが可能です。

投薬

局所麻酔薬と同様、お腹の中の赤ちゃんの器官が形成される妊娠12週まではなるべく服薬・投薬することは避けるべきでしょう。歯科治療で主に処方される薬は抗菌薬である抗生物質や鎮痛剤です。お腹の中の赤ちゃんにも影響が少ないとされている、ペニシリン系、セファム系、βラクタム系の薬を処方してもらいましょう。

姿勢

安定期(妊娠16週以降)に入るにつれて、お腹の中の赤ちゃんも大きく成長し、それにともない妊婦さんのお腹も大きくなり、妊娠後期である妊娠28週以降にはお腹が更にせり出します。前述でもお伝えしたように、お腹が大きくなるにつれて、身体のバランスを保つことが難しくなります。診療ユニットで同じ体制をとることが困難になる場合や、診療ユニットから転落してしまうリスクも高まるため、注意が必要です。

妊娠中に普段気を付けること

妊娠中に普段気を付けること
妊娠中は、歯周病や虫歯になる可能性が高くなり、日頃から口腔ケアが必要となります。妊娠中は、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌か通常時よりはるかに多く分泌され、唾液や歯周ポケットからも分泌されます。そのエストロゲンが歯肉炎を引き起こし、歯周病へと発展してしまうリスクが高まります。

また妊娠期は唾液の分泌量自体は軽減してしまうので、口の中の流動性が低下し、口の中が酸性になることで、虫歯の原因菌である、ミュータンス菌などもが増殖しやすく、虫歯になる可能性も高まります。妊娠初期(妊娠0週から12週)には、悪阻の影響から歯磨きをすることが困難になり、更に虫歯や歯周病の可能性も高まるために、日頃の口腔ケアが必要になります。

妊娠と歯周病

妊婦さんが歯周病に罹患している場合、低体重児を産むリスクが高くなります。生まれた時の赤ちゃんの体重が2,500グラム以下の場合は低体重児となり、妊娠22~36週の間に早産で生まれた赤ちゃんに多くみられます。歯周病菌が歯肉から血中に進入し、子宮収縮を促してしまい早産や低体重として生まれるリスクが7倍にも膨れ上があるのです。

妊婦さんが歯周病に罹患してしまう、または既に罹患してしまっている場合は、歯周病が進行しやすく、歯周病予防や適切な治療が必要となり、それにともない日々のセルフケアもしっかりとおこないましょう。

以上、妊娠中の歯科検診、歯科治療、お腹の中の赤ちゃんへの影響についてご紹介しました。妊娠中の歯科検診、歯科治療、日々のセルフケアはどれをとっても重要であり、しっかりとおこないましょう。



 

電動歯ブラシのメリット・デメリットを理解し活用しよう!

2018年11月26日
みなさんは、電動歯ブラシを使用されていますか?1960年代にアメリカで歯磨きが上手くおこなうことのできない障害者向けに開発された電動歯ブラシ。その後、電動歯ブラシの利便性が評価され、一般商品として私たちの生活にも普及し始めはや30年を迎えようとしています。日本でも企業が電動歯ブラシを製品化し口腔ケア用品として認識をされるようになった電動歯ブラシではありますが、ただ歯磨きを自動でおこなうものではなく、使用方法を理解して正しく使用する必要があります。そこで、今回は電動歯ブラシについて詳しくご紹介していきましょう。

電動歯ブラシの特徴(種類)

電動歯ブラシの特徴(種類)
電動歯ブラシはブラシ部分の駆動方式の違いによって4つに分類されています。駆動方式によって効力や価格も違い自身に見合った電動歯ブラシを選択することをおすすめいたします。

振動式歯ブラシ

某100円ショップなどでも購入が可能な電動歯ブラシです。価格は低価格で販売されていることが特徴です。ブラシ部分は往復運動で動き、その振動回数は毎分1,000回ほどであり。乾電池で動くためにあまりパワーは期待できません。ブラシの毛先を直接歯面にあて歯垢(プラーク)や食べカスを除去していきます。ブラシを付け替える機能はなく、使い捨ての商品が多いのも特徴となります。

回転式歯ブラシ

ブラシの部分が円状の形であり、その円状のブラシが回転をし、直接ブラシの毛先を歯面にあてて、歯垢や食べカスなどを除去していきます。振動回数は毎分40,000回ほどであり、円状の形のブラシ部分が、通常の歯ブラシでは行き届かない奥歯や、舌側の歯面が磨きやすいのが特徴です。また、ブラシ部分は回転するだけでなく、回転しながら上下運動も行うタイプのものもあり、より歯面の歯垢や食べカスを除去することができます。ブラシ部分は買い替えが可能な商品も販売されています。

音波式歯ブラシ

振動式電動歯ブラシの機能にプラスして、音波の振動を利用して歯垢(プラーク)や食べカスを除去していきます。毎分30,000回から50,000回ほど振動し、歯面に直接ブラシの毛先をあて歯垢(プラーク)や食べカスを除去しながら、流水下で音波の振動を発生させ、毛先が当たっていない周辺の歯垢(プラーク)や食べカスをも除去することも可能となります。
価格は1万円から2万円ほどで、ブラシ部分は買い替えが可能な商品も多く販売されています。

超音波式歯ブラシ

音波式歯ブラシとの違いは、毎分100万回から150万回もの振動で、超音波式歯ブラシの方が、除去能力が優れていると考えられ、歯垢(プラーク)や食べカスを除去します。価格は15,000円から20,000円ほどの価格であり、ブラシ部分もブラシ部分は買い替えが可能な商品も多く販売されています。

電動歯ブラシのメリット・デメリット

電動歯ブラシは自身が小刻みに歯ブラシを動かさなくても、歯に付着した歯垢(プラーク)や食べカスを除去することができる画期的な口腔清掃器具ではありますが、電動歯ブラシにもメリット・デメリットもあります。

メリット

忙しい現代にいて歯磨きをする時間さえも貴重な時間となりますが、通常の歯ブラシでの歯磨きよりも時間をかけずに磨くことが可能となります。

デメリット

電動歯ブラシは完璧に歯磨きをおこなう機械ではなく、あくまでも歯磨きを補助する役割に過ぎません。電動歯ブラシは通常の歯ブラシで磨く歯磨きよりも、磨けている気になってしまいますが、磨き残しもあることもあり、注意が必要です。

また、歯肉を傷つけてしまう恐れもあり、正しい電動歯ブラシの使用法を身に付けましょう。

電動歯ブラシの正しい使用方法

電動歯ブラシの正しい使用方法

持ち方

電動歯ブラシを、ペンを持つように持つペングリップ、掴むように持つパームグリップで電動歯ブラシを持ちましょう。歯磨き粉を使う場合は、米粒程度の量を使用しましょう。

使用する歯磨き粉

研磨剤や発泡剤が含まれていないものを使用することが適切であり、研磨剤が入っている歯磨き粉を使用すると、歯や歯肉を傷つけてしまう恐れもあります。また、研磨剤を使用するときは、口の中に電動歯ブラシを含んでからスイッチを入れましょう。

磨く順番

磨き残しがないように、磨く順番を決めて磨きましょう。その時の気分によって磨く箇所を決めて磨くのではなく、左側の奥歯から右側の奥歯へなど、磨く順番を決めて歯をみがきましょう。また、どの部分を磨いているのか確認しながら歯磨きをするためにも、鏡をみながら歯を磨きましょう。

ブラシをあてる角度

磨く部位によってブラシの毛先をあてる角度を変えましょう。歯の表側を磨く場合は歯面に垂直またはやや斜めにブラシをあて、咬み合わせ部分を磨く場合は咬み合わせ面に垂直にブラシをあてましょう。歯の裏側を磨く時には、電動歯ブラシを縦に持ちかえるなど、磨きやすい角度に持ち替え磨きましょう。歯肉と歯の境目を磨く時は斜め45℃に歯ブラシの毛先をあてましょう。このとき、過度に歯肉を磨いてしまうと歯肉を傷つけてしまう恐れがあるので注意が必要です。

以上、電動歯ブラシについてご紹介してきました。電動歯ブラシは通常の歯ブラシよりも高価であり、購入に踏ん切りがつかない人、または本当に磨けているのか疑問を抱いている人もいらっしゃると思いますが、電動歯ブラシの機能や効力、正しい使用方法や知識を身に付けることが、虫歯や歯周病予防にも繋がります。是非、電動歯ブラシを活用しましょう。


ご予約・お問い合わせはこちらまで
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※土曜日の診療時間は9:00-14:00(最終受付13:30)です
※初診の方の受付は平日18:00、土曜日13:00までとなります
※当院は完全予約制のためお越しの際は必ずお電話下さい

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