歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

この記事を書いたのは…
畑 伸二郎
こころ歯科クリニック 院長 畑 伸二郎

徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。

 

妊娠中に歯が痛くなったらどうする?

2020年05月23日
妊娠中には様々なことが原因でお口の中のトラブルが起こりやすくなります。それゆえ、妊娠中に歯が痛くなることも決して珍しくはありません。妊娠中に歯が痛くなりやすい原因、そして対処法について見ていきましょう。

妊娠中にお口のトラブルが起こりやすくなる原因

妊婦
妊娠中は、虫歯や歯周病などのトラブルが起こりやすくなると言われています。その原因として次のようなことが挙げられます。

原因1.女性ホルモンの急激な変化

妊娠中は女性ホルモンが急激に増加します。すると、その女性ホルモンを好む特定の歯周病菌が増加し、歯周病が起こりやすくなります。

原因2.唾液の性質の変化

妊娠中はホルモンの影響により、唾液の性質が変わり、お口の中がネバネバした状態になります。このような状態の唾液では、お口の中の汚れが洗い流されにくいので、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

原因3.免疫力の低下

妊娠中はホルモンバランスの乱れに加え、赤ちゃんを異物とみなさないよう、体全体の免疫力が低下すると言われています。そのため、免疫力が低下すると歯周病などの感染症が起こりやすくなると考えられます。

原因4.つわりによる清掃不足

つわりにより、歯磨きが思うようにできず、お口の清掃不足から虫歯や歯周病にかかりやすくなります。

原因5.食生活の変化

妊娠中は一度にたくさん食べられなくなるため、1日に何度も食べるということになりがちです。そのため、お口の中が常に酸性化し、虫歯や歯周病のようなトラブルが起こりやすくなります。

妊娠中に歯が痛くなったときの対処法

妊娠中でも歯科治療は可能です。歯科治療はお腹の赤ちゃんに負担がかかると思われがちですが、歯が痛いのをそのままにしておく方がむしろお腹の赤ちゃんにストレスを与え、悪影響があると言えるでしょう。

もし歯が痛くなったら、自己判断で痛み止めを飲んで様子を見ても悪化するだけですので、迷わず歯科医院へ行って早めに診てもらうことが大切です。歯科医院では、必要に応じてレントゲン撮影、麻酔を使用することがありますが、お身体への影響を十分に考慮して行いますので、心配はいりません。

適切な治療を行うことにより、いち早く症状を抑えることができ、痛みがある場合でも妊婦さんに安全な薬を使用しますので安心です。外科処置が必要な場合などは応急処置を行い、出産後に改めて行う場合もありますが、症状を楽にすることができ、赤ちゃんにとって有害なストレスが減らすことができます。

妊娠中に歯が悪くならないようにするコツ

小さめヘッドの歯ブラシ
妊娠中は、そうでない時に比べてお口のトラブルが起こりやすくなります。ですが、妊娠したら必ずトラブルが起こるというわけではなく、注意することで防ぐことも可能です。妊娠中のお口のトラブルを最小限にするためには、次のことを試してみると良いでしょう。

・お口に入れても気持ち悪くなりにくい小さめヘッドの歯ブラシを使う
・歯磨き粉は使用しないか、使って心地よい風味のものを使う
・歯磨きの際は、前かがみになり、歯ブラシを後ろから前にかきだすように磨く
・歯ブラシを入れるのが辛い場合は、せめて食べた後にすぐゆすぐ
・食後は水やお茶をよく飲んで、口の中を洗い流す
・だらだら食べるのはなるべく控える
・夜寝る前には必ず磨くようにする

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