徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。
このようなケース以外では、ほとんどの親知らずは比較的すんなりと抜けて、傷口も小さめになりますので、痛みや腫れもそれほど強く出ないことも珍しくありません。特に、上の親知らずの場合、あっという間に抜けて、麻酔が切れた後にもほとんど痛みがない、ということもよくあります。
お口の中が不衛生な状態だと、歯を抜いた傷口に細菌感染を起こしやすくなりますので、痛みや腫れが強く出やすくなります。
麻酔が効きにくいと麻酔の本数が増えて、麻酔に含まれる血管収縮剤の影響が大きく出てしまい、抜歯後に十分な出血が起こらず、ドライソケットと呼ばれる強い痛みを引き起こす状態になることがあります。
麻酔が効きにくくなる条件として、下顎の親知らず(骨が厚くて麻酔液が到達しづらい)、炎症の起こっている歯茎(炎症で組織が酸性に傾き、麻酔が効きづらい)といったことが挙げられます。
抜歯をした後には出血しますが、血が傷口に溜まったものをうがいのしすぎで流してしまうと、うまく治癒が起こらず、ドライソケットと呼ばれる強い痛みを出す状態に陥ることがあります。
細菌感染を防ぐために、抜歯前も抜歯後も、お口の中を清潔に保つようにしましょう。
抜歯予定の親知らずは「どうせ抜いてしまうから」と磨かない人がいますが、これはおすすめしません。親知らず周りの歯茎に炎症が起こると、抜歯時に麻酔が効きにくくなり抜歯時に痛い思いをするのに加え、麻酔の量が増えて抜歯後にもドライソケットを起こしやすくなるので、親知らずの周りの歯茎も炎症をなるべく起こさないようにきちんと汚れを落としてしておきましょう。
抜歯をした後の出血は、しっかりとガーゼなどを噛んで圧迫することで止まります。出血が気になるからとうがいをすると、後に痛みが強くなる原因になりうるので気をつけましょう。
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