歯科コラム

Column

歯科医が教える 歯についての豆知識

この記事を書いたのは…
畑 伸二郎
こころ歯科クリニック 院長 畑 伸二郎

徳島大学歯学部卒業後、愛知県大府市にてこころ歯科クリニックを開院。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)を歯科治療に利用し、またそれに関する講演も行っている。

 

矯正治療で抜歯が必要になるケースとは

2020年03月7日
矯正治療では、どこかの歯を抜歯しなければならない場合があります。最近では抜歯をせずに矯正できるケースも多くなってきてはいますが、やはりどうしても歯を抜かなければならないケースというのもあります。今回は、抜歯が必要となるケースとはどういうものかご紹介していきます。

矯正で抜歯が必要なケース

抜歯
矯正治療で抜歯をするかどうかの判断基準は、元々の口もとの出っ張り感、そして骨格と歯の大きさのバランスなどです。

具体的には、

1.あごの骨の大きさに対して歯が大きすぎる場合
2.上下のあごの骨の大きさや位置のバランスがよくない場合
3.口元が出ていて唇が閉じづらい場合

などが決め手になります。

矯正で抜歯が必要になることが多い不正咬合

重度の出っ歯(上顎前突)

重度の出っ歯の場合、前歯をかなり内側に引っ込める必要があるため、抜歯をしてスペースを作り、引っ込めます。

口ゴボ(上下顎前突)

口元がゴボッと前に出ている、つまり上下の顎と前歯が前方に出ている歯並びである「上下顎前突」の場合もやはり、出っ張りを引っ込めるために抜歯をして引っ込めなければならないケースが多くなります。

重度の受け口(下顎前突)

受け口が骨格性の場合も、抜歯をしてスペースを作らなければならないケースがほとんどです。また、この場合には、出すぎた顎を引っ込めるために顎を切る手術が必要になるケースもあります。

重度の乱ぐい歯(叢生)

乱ぐい歯(叢生)とは、歯がきれいに並びきれずにガタガタに重なっているような状態です。重度にスペースが足りない場合には、抜歯をしてスペースを作る必要があります。

矯正治療を無理に非抜歯で行ったらどうなる?

歯茎が下がる男性
できれば誰もが抜歯をせずに矯正したい、と願うものです。ですが、抜歯が必要なケースなのにも関わらず、無理に非抜歯で行なった場合、次のようなリスクがあります。

口元の張り出し感が改善しない

並びきらない歯を抜歯せずに並べた場合、あごの骨に奥行きのない日本人の場合だと、どうしても前の方に歯が出てしまいます。また、もともと口元がでてる場合にももちろん出っ張り感が改善しないということになってしまいます。

歯茎が下がってしまう

歯を抜歯せずに無理やり並べる場合、歯を外側に広げる感じになってしまいます。そうすると、歯が歯の周囲の骨を超えて前に来てしまい、それに伴って歯茎が下がってしまいます。

後戻り現象が起こりやすくなる

矯正治療の後というのは、歯が元の位置に戻ろうとする力が働きます。そのため、それを防止するために「リテーナー」という取り外し式の装置を一定期間つける必要があるのですが、無理やり非抜歯で矯正を行ったケースでは、この後戻りが起こりやすい傾向があります。

当院では、大切な歯をできるだけ抜かずに矯正治療をするようあらゆる可能性を探った上で治療を行いますが、見た目、噛む機能、健康にとってデメリットが大きい場合には抜歯矯正をおすすめしています。矯正治療に興味のある方はまずは一度ご相談ください。

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