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ボストンにて
7年前から海外の学会に毎年参加するようになり、今回で14回目となる。中でも初めて参加したボストンは、2013年ボストンマラソン爆弾テロがあったおよそ2週間後に現地入りして、まだ生々しくその傷跡があったその場所で、世界の最先端の治療を目の当たりにした。日本では使われていない材料や、治療方法が紹介され、見るもの全てが新鮮だった。あれから毎年アメリカに行くようになり、治療方法の中にも流行り廃りがあり、また前回まで正しいと主張されていたことが、数年すると平気でさも何もなかったかのように覆されていたりすることもわかっってきた。
あれから7年が過ぎ、もし日本にいるだけだったら情報が曲げられている可能性があることも知らず、新しい方法がいい治療と信じていたに違いない。一見地味で最先端ではないことでも、変わらず正しいことがあることを日本を離れ、朝日の中散歩している時そう思った。