News & Blog

マイクロスコープを導入してきた経緯⑥

2025年現在、マイクロスコープを使用してほとんどの治療を行っている。視力は老眼はあるものの50歳の現在も1.5。しかし肉眼はもちろんルーペでもやはり口腔内の小さな小さな対象物は見えないものは見えない。見えないから使っているだけで特別マイクロスコープを使用しているからすごいだろーなど全く思っていないし、まだまだ治せない患者さんはいる。眼科医の兄はよく言う。「マイクロスコープってそんなに難しいか?」と。少しだけ慣れは必要だけれど、拡大して大画面で見て、手を動かすことは確かに簡単だと私も思っています。しかし歯科治療が特殊なのは、歯の中や奥歯の向こう側にある虫歯や、歯肉の中の歯石や、歯を形成する際に立体的に見る必要があるなど3次元で捉えないと常に失敗してしまう領域であることである。だからトレーニングが必要で慣れればできるものでは決してない。眼科医である兄の言葉で、「もし歯科治療みたいに左手にミラーを持って、そこに映る映像を見ながら、右手に持ったメスで常に失明の危険がある手術をしなければならないのなら、その手術は必ず断る。もし慣れればできると言う人がいるのなら、慣れるまでにどれだけ多くの犠牲を払わなければならないのか」。

 

歯科治療でマイクロスコープを使っていると言う意味は”拡大した明るい視野のもとでできるだけ直視で3次元で見れるポジションで処置を行っているかだと思います。謙虚に真摯にこれからも目と手と頭が正しく動く限りは診療を続けていくつもりです。 マイクロスコープを導入してきた経緯①〜⑥シリーズ 完

 

マイクロスコープに関するページはこちら

〒474-0038 愛知県大府市森岡町1−187
TEL:0562-44-2111

【診療時間】
9:10~13:20(最終受付12:50)/ 14:40~18:10(最終受付17:40)
土曜 9:00~14:00(最終受付13:30)

 

 

PAGE TOP