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他院にて10代で上下左右第一小臼歯を抜歯...
50代 女性
主訴:奥歯が痛い。食いしばりが強い。
他院にて10代で上下左右第一小臼歯を抜歯して矯正治療を行う。

噛んだ状態だと下の前歯が隠れてしまうほど噛み込みが強く、奥歯の高さがかなり低い状態になってしまっている。

原因は不明であるが、下顎側切歯の歯根面に外部吸収を疑う透過像を認める。

右下第2大臼歯は過度な負担と金属冠のため歯根破折を起こしていた。抜歯を行い矯正期間中に歯槽骨が回復するのを待ってインプラントにて修復を行う。

矯正治療にて歯の位置を改善しながらも、右下側切歯は動かないため左右対称性は得られなかったが側方運動時の犬歯誘導は獲得できた。
矯正期間14か月
矯正期間14か月

顎の成長が終わらないうちにスペースがないからと歯を抜いて矯正してしまうと、歯を支えようとして顎も大きくなる成長過程を阻害してしまう。その時は並んでいるようでも、アーチ上にそれぞれの歯が顎の大きさの中で支え合えないと経年的に崩れてしまう。歯を抜かなければいけない症例はもちろんあるのだけれどその判断は慎重に行う必要がある。
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