二次虫歯を防ぐにはどうすれば良いのか、二次虫歯となってしまった場合はどうなってしまうのか、あまり知られていないのが現状であります。そこで今回は、二次虫歯や疾患を防ぐ方法などについてご紹介してまいります。
二次虫歯とは?

銀歯と歯の隙間に侵入した虫歯菌は銀歯の下で歯をむしばんでいき、気が付きにくく気が付いた時には、歯髄(神経)を除去しなければならないケースも多く、定期的な検診をおこなっていても、目視だけでは判明しない場合もあります。
また、根管治療でも二次疾患となってしまう場合があります。根管内はとても細く迷路のように枝わかれし、ミクロ単位の治療をおこなう必要があり高度な技術が求められます。目視だけでは根管内の状況を細部まで確認することは難しく、根管内に虫歯菌によって腐敗した歯髄(神経)や軟組織が除去されることなく、根管治療を終えてしまうケースもあります。そのまま根管治療を終え、土台(コア)や被せ物(補綴物)をし、歯科治療は終了となりますが、取り残された根管内で細菌が増殖し、近い将来歯の先端に病変(膿)ができてしまう、二次疾患である根尖性歯周炎なってしまう可能性があります。根尖性歯周炎に罹患した場合、抜歯を余儀なくされる場合もあり見過ごせない症状となります。
二次虫歯を予防するには?
二次虫歯を防ぐマイクロスコープ(手術用顕微鏡)

しかし、歯科医療業界において、革命的な医療機器であるマイクロスコープを完備している歯科医院は、全国に5%しか存在しないと言われています。マイクロスコープは1990年代後半より歯科医療において導入されてから現在までおよそ20年経過をしましたが、マイクロスコープ自体の価格が高額であり、マイクロスコープを使用し治療できるようになるまでには多くの時間を要するために、なかなか普及されないのが現状であります。
以上、二次虫歯や二次疾患とはなにか、それらを防ぐための革命的な医療機器であるマイクロスコープについてご紹介してまいりました。人生100年時代に突入したとされる昨今、自身の歯を生涯に渡り維持するには、毎日の歯ブラシや口腔ケアはもちろんのこと、治療内容により歯の寿命は左右されることがあることを理解し、治療内容を歯科医師と相談しながら選択しましょう。
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