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カウンセリングルームの椅子を新調しました...

  

 カウンセリングルームの椅子を新調しました。イームズのシェルアームチェアーのようなベースに背面から座面にかけてベロアを張ってみました。できてくるまで1ヶ月、首を長くして待っていました。座ってみるとこれがなかなかの座り心地で、ついつい長居してしまうかもしれないくらいです。緊張してみえる患者さんに少しでもリラックスしてもらおうといくつかのお店をまわり、悲しいかな老眼が始まってしまった目をしょぼつかせながら夜な夜なネットで探してそれでも見つからなくてやっと見つけた椅子でした。とはいえ先日、自分が患者として病院にかかった際、緊張と不安でその医院の椅子がどんなで、座り心地がどうだったかなんてまるで覚えていない。恐怖でそれどころではなかったことだけは覚えています。

 老眼といえば昨日老眼鏡を作りに行った眼鏡屋さんから教えてもらったことですが、中国語では老眼は”花眼”と書き、つまり”花が美しく見えるためには、あんまり細かいところが見えるんじゃなくて、全体がよく見えなきゃいけない。”という意味らしい。現在44歳。視力は1.5。マイクロスコープ(手術用顕微鏡)があるから口腔内の治療には見えすぎるぐらいの視野で治療をしているので問題はない。ただ日常においては老眼による支障が少し出てきた今日この頃ですが、細かいところはぼやけたままで大きく捉えていこうと思っています。今は亡き祖母も歳を重ねるごとに身体はいたるところに支障をきたしていたにも関わらず、90歳を超えたあたりでは何かを超越したような、聞きたくないことには聞こえないフリをし、見えていないはずなのに別れ際にはいつまでもいつまでもマンションのベランダから僕に手を振り続け、ビールを欠かさず、クリームパン3つも平気でたいらげるような底抜けに明るい人でした。失っていくことを嘆くのではなく、受け入れて、それを楽しんでいるかのようでした。そのベランダで咲いてた花の芽が今日、院長室に一番近い花壇で咲いていることに気が付きました。

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