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”何のためにこころ歯科クリニックはあるの...

  こころ歯科クリニックの考え方や大事にしている事をまとめたものを、毎朝の朝礼で読むようにしてきた。8年前ぐらいに作ったものが、今の思いと少しずれてきた感じがして久しぶりに修正した。当時スタッフが定着せず、自分自身の治療に対する考え方もその場しのぎで右往左往し、将来の展望も描けないでいた。自分はどうしたいのか、何をそんなに怒っているのかがわからなくなっていた。スタッフに向けて作ったのだが、実は自分に向けて書いていたことが今よくわかる。今回の修正だって結局は自分に向けて作ったようなものだ。あいも変わらず自分自分で本当に嫌になります。

”何のためにこころ歯科クリニックがあるのか?”

 口腔という人間の健康や幸せのためになくてはならない領域をプロとして正しい医療とさりげない気遣いを提供するため。

月(感じ取る感性を大事に)

 床や壁の汚れ、空間の乱雑さを認識できない鈍い感性では、転変してやまない患者さんの心の変化に気づくことはできない。患者さんや仲間の仕草、雰囲気、その人から微かに滲み出ているものを汲み取る感性を大事にすること。

整理(いらないものを捨てること)整頓(いつでも誰でも欲しいものが使える状態を保つこと)清潔(ピカピカに綺麗にすること)を心がけ自分の大切な人に自信を持って紹介できる気持ちのいい医院を目指します。

火(ひとりひとりがこころ歯科クリニック)

 ひとりひとりの小さな思いや行動や態度がこころ歯科クリニックを形成していきます。忙しい時、ピンチを迎えた時に人は試され、隠れていた本当の自分が現れます。だから勤続年数に関係なく、ベテランは踏ん反り返るのではなく新人の新鮮な気持ちや情熱を見習い、中堅は常にまだ自分にできることはないか、人の見本に果たして本当になっているのか、自分本位になっていないかを見返し、新人は謙虚さを忘れずに、なおかつ貪欲に自分を変えること、周りにいい影響を与えられること、経験を言い訳にしないことを心がける。

木(なんのために)

 私たちは自分が患者さんだったらどんな歯科医院に行きたいか、どんな人がいてくれたらずっと通おうと思うかを常に考えます。また患者さんの幸せの向こう側に自分の幸せがあること、自分たちの都合だけで患者さんを誘導することがないように心がけます。また家族やスタッフあっての自分だということを忘れません。大切なものは意外と近くにそっと隠れていて、日常の当たり前は偶然がいくつもいくつも重なった結果で、失って初めてその大きさに気がつくことを忘れません。

金(チームワーク)

 チームワークとはただの「仲良しこよし」「以心伝心」の集まりではなく、個人個人がまず自立し、個人の役割をしっかりと果たした上で、なおかつ自分の守備範囲を超えてカバーし合う集中力の高い組織である。みんながそれぞれ強みと弱みを持ち、お互いがそれを個性であると受け入れ、理解した上で、決して足を引っ張ったり、見下したりすることがなく、色々な人材が集まったチームとして”患者さんのためにどうすればいいのか”という共通の目標のために行動するところから生まれます。

土(今を真正面から真摯に生き切る)

 不満の原因は自分のことを棚に上げ、他人と環境がどうやったら変わるかを一生懸命考えているだけに過ぎません。過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられます。批判家になるのではなく、あたりまえのこと、地味なことを真面目にコツコツちゃんとやること。低いレベルで満足せず、また他人からの評価ではなく、あくまで自分の中で納得がいく仕事ができたかどうかで判断すること。永久に未完成であり、変わり続けることをやめないこと

 

 

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