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めぐる季節の中で

今年ももうあっという間に年末になってしまった。あちこちに残るなかなか治らない体の痛みで年齢を重ねてしまったことを感じています。少しだけでもクリスマス気分をと待合室に雑貨をあしらい、初めて50号という大きさに挑んで書き切った日本画を、暗くなりがちなカウンセリングルームに少しでも明るくなればと桜の絵を飾り、いよいよ季節感のない医院の完成となりました。

 

先週イチョウの写真を撮りたくて訪れた街はすでに見頃は過ぎ、キレイに散ってしまっていました。思えばいつもいつもタイミングが悪く、サプライズなど成功した試しがなく、がっかりさせることが多い気がします。

でもそこからなんとかすることに魅力を感じると言いますか、やる気が出てしまう性分なもんで、日本画が好きなのも、描いていて一見失敗してしまったようでも、なんとか諦めずに弱音吐きながらも描き続けていると失敗した部分が味になったり、偶然にいい感じになったりと挽回可能なのです。散ってしまったイチョウも頭の中で咲かせてしまえばいいだけで、散ったイチョウの絨毯ももっと鮮やかな色に記憶を塗り替えてしまう都合のいい脳みそでできているようで。今年も本当に色々ありましたが、今年の失敗は来年に必ず活かせると思うので、来年も間違いなく色々あると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

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