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歯石を取るということ。
case 歯石を取るということ。
まだマイクロスコープを導入していなかった時期(2009年)に左下大臼歯の虫歯治療として、金属を除去してセラミックにて修復を行なった。もちろんその際には歯の周りのお掃除として歯石取りも同時に行なっており、肉眼では十分綺麗になった状態だと判断している。

その後メインテナンスで通っていただいていたが、マイクロスコープを導入して数年が経っていた2017年には、衛生士もマイクロスコープでのメインテナンスを行うようになっていたため、歯肉縁下の歯石を発見することが容易になっていた。レントゲンでは歯石の存在を確認できなかったが、肉眼で行った当時の私のセラミック治療の適合が甘いことがわかり恥ずかしくなる。


一見綺麗な歯肉も歯石が中に残っている場合、メスを使わなくても容易に歯から歯肉は剥がれ、マイクロスコープの拡大明視野下で歯石の存在を確認できる。

闇雲になんとなくではなく、手の感覚に頼らずに、マイクロスコープの拡大明視野下では直接歯石を見ながら取ることができる。またピンポイントで処置できるため組織への損傷も最小限で済み、治療後の治りも早い。
Evidence(論文)
①歯周ポケットの深さが3.73mm以上になると、歯石を取り残す可能性が高い。Stambaugh RV.et al: The limits of subgingival scaling. J Perio Rest Dent, 1(5): 30-41, 1981
②フラップをあけて処置しても3mmまでの浅い歯周ポケットでも処置後に14%歯石の取り残しがあり、4~6mmでは24%、6mm以上では50%取り残している。 Caffesse RG et al: Scaling and root planing with and without periodontal flap surgery. J Clin Periodontol, 13: 205-210, 1986.
③5mm以上のポケットでは、歯石を取り残す危険性が非常に高く、89%は取り残していた。Waerhaug J: Healing of the dento-epithelial junction following subgingival plaque control. Ⅱ: As observed on extracted teeth. J Periodontol, 49(3): 119-134, 1978
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