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インプラントが適している人はどんな人?

インプラントが適している人はどんな人?

インプラントに興味はあるけど、もしやってみて合わなかったらどうしよう・・と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。インプラントは安い治療ではありませんし、治療を受けたなら後悔せず、満足な結果に終わりたいものです。そこで今回は、インプラントが適しているのは特にどのような方なのか、ということについて解説していきたいと思います。

こんな方にインプラントはおすすめします。

周りの歯を削りたくない方

インプラントで治療をする場合、ブリッジのように周囲の歯を削る必要はありません。ブリッジ治療は、少数本歯を失った場合に、周囲の歯を削ってかぶせるだけで、簡単に短期間で歯を補うことができるため、今まで多くの方に選ばれています。ですがブリッジは「周囲の健康な歯を削る」という大きな代償を払わなければなりません。

それに対し、インプラントは歯がない部分に単独で歯を補うことができるため、周囲の歯を健全に保つことができます。

周囲の歯に異常な力をかけたくない方

ブリッジは隣の歯を削ること自体が大きなダメージとなりますが、歯を失った部分にかかるべき力を両隣の歯が担うことも大きな負担となります。また取り外し式の入れ歯で治療をする場合、歯のない部分の両隣の歯には金具がかかり、物を噛むたびに、両隣の歯に引っ張るような揺さぶりの力がかかり続けます。このような異常な力は歯周病を進行させる原因となりますし、金具がかかる部分に歯垢がたまりやすくなるので、そこから虫歯にもかかりやすくなります。

なるべく自然な感じで噛みたい方

インプラントは天然歯のようにしっかりと噛めるのが大きな特徴だと言えます。一般的に、噛む効率は入れ歯で天然歯の30%くらい、ブリッジの場合は天然歯の60%くらいだと表現されます。インプラントは、天然歯の80−90%くらいの咀嚼力が発揮できる、というように言われていますので、何でも美味しくしっかり噛みたいという方に特に向いています。

固定式の装置がいい方

インプラントの場合、外から見える部分は被せ物の部分だけになりますので、特にセラミックにした場合では天然の歯のような見た目になります。また固定式の装置ですので、歯のお手入れ方法に関してもほぼ天然歯の場合と変わりません。つまり、自分の歯を磨くように、普通に歯を磨くようにすれば大丈夫です。

一方、入れ歯の場合だと、取り外していちいち入れ歯を洗い、ご自分の歯は別に磨かなければなりません。ブリッジの場合は固定式ではありますが、偽の歯がついているつなぎの部分は、装置自体の形が複雑であり、隅々まで磨くのはかなりの努力が必要になります。

骨がちゃんと残っている方

インプラントは顎の骨にインプラントの人工歯根を埋めなければなりませんので、顎の骨がきちんと残っていなければ埋めることができません。それゆえ顎の骨の厚みや高さがしっかりと残っている方にはとても向いていると言えます。ですが近年、顎の骨が少なくてもインプラントができるようになってきており、より多くの方にインプラント治療を受けていただけるようになってきました。

きちんとメインテナンスができる方

インプラントは顎の骨に埋まっていますが、歯の頭の部分はお口の中に露出していますので、細菌感染には注意が必要です。細菌感染が起こり、悪化するとインプラント周囲の骨が溶けてインプラントを支えきれなくなってしまうからです。それゆえ、毎日歯磨きをきちんとできる方、かつ定期的に歯医者でのメインテナンスをしっかりと受けられる方でなければ、せっかく埋めても長持ちさせることができず、残念な結果に終わってしまいます。

喫煙しない方

タバコは歯の健康にとって大敵です。喫煙者は歯周病のリスクが5倍以上にもなると言われています。そして、たとえ歯周病治療を行なっても治療の効果が出にくく、歯を失うことになりやすいことがわかっています。これはそのままそっくりインプラントにも同じことが言えます。

入れ歯が合わない方

歯をたくさん失うにつれ、ブリッジにはできなくなりますので入れ歯を使用する場合が多くなってきます。でも、入れ歯というのはなじみやすい方、なじみにくい方が分かれるものです。中には辛い思いをしながら仕方なく入れ歯を使っている方もいます。

でも現在では多数の歯を失った場合にもインプラントできる技術が発達してきています。どうしても入れ歯が合わないという方は、インプラントで解決できる場合もありますので、ぜひご相談ください。

 

大府で「歯科」「歯医者」をお探しなら、まずは当院へご相談ください。精密な診断とマイクロスコープを活用した丁寧な治療で、あなたに合う方法をご提案します。詳しくは各ページ(矯正治療/インプラント/マイクロスコープ/歯周病治療/衛生士による予防プログラム/アクセス)もご覧ください。オンライン予約も可能です。「大府 歯科」「大府 歯医者」で迷ったら、こころ歯科クリニックへ。

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執筆者情報

監修・こころ歯科クリニック 院長・歯科医師

Shinjiro Hata

略歴

徳島大学歯学部卒。2007年に愛知県大府市でこころ歯科クリニックを開設。マイクロスコープと歯科用CTを軸に臨床を行い、国内外で顕微鏡歯科の講演・症例発表を継続。2021年には、 「第6回Academy of Surgical Microscopic Clinical Dentistry」(臨床応用顕微鏡歯科学会)で最優秀賞を受賞。
詳しい経歴は、「スタッフ紹介」をご覧ください。( → スタッフ紹介

専門・監修分野

マイクロスコープを用いた精密・低侵襲治療、根管・歯周治療、インプラント、オーダーメイド精密義歯、咬合・矯正の診断サポート、歯科用CTによる画像診断、予防メインテナンス。記事ではこれらの基礎情報とセルフケアを中心に執筆します。

メッセージ

「痛みを抑え、削りすぎない、諦めない」を基本に、検査と説明を丁寧に行い、写真で“見える化”。患者さんと相談しながら選択肢を提示し、根拠に基づく安全性と継続ケアを重視します。
※診断・治療の可否は、口腔内の状態により異なるため、受診のうえご相談ください。

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