Case

ミニスクリューを利用して非抜歯で対応した矯正治療case

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  • 症例情報

    主訴 左下の奥歯に冷水痛。以前2回同じところを治療している。右下も虫歯がある。
    治療方法 奥歯に虫歯を繰り返してしまう理由として,両側の犬歯部分がうまく咬合に参加しておらず,奥歯に力が集中してしまいクラックを引き起こしてしまうことが考えられる。そのため単に虫歯の治療をするだけではなく,全顎的な矯正治療により奥歯への咬合負担の改善を試みる。
    年代 28歳
    性別 女性
    費用 矯正費用 ¥972.000(消費税8%時)
    治療期間 矯正期間11ヶ月
    来院回数 15回
    メリット 矯正治療により見た目が良くなるだけでなく、ブラッシングもしやすくなり、虫歯のリスクを下げることができる。また全体で噛めるようになるため、臼歯部への過度な負担を減らすことができる。
    リスク 既に虫歯治療を何度か繰り返しているため,これ以上負担がかからないように夜間のマウスピースは必須であることを説明。また小臼歯を抜歯せずに全体を動かすため歯肉の薄い部位が出てきてしまう。将来の歯肉退縮による根面う蝕を予防する意味でも歯肉移植をお勧めしている。
  • 治療詳細

    初診時(上顎): 正中が右側にずれている。親知らずもなく,小臼歯はほとんど無傷であるため抜歯をせずに全体を左側に動かしていく。

    矯正治療中:ミニスクリューを歯間に入れ,それをアンカーとして歯を移動させる。

    矯正治療終了後14ヶ月メインテナンス時(上顎)

    矯正治療中(下顎):ミニスクリューを歯間に入れ,それをアンカーとして歯を移動させる。下顎は両側の臼歯を後方に動かして前歯の並ぶスペースを作る。

    矯正治療終了後14ヶ月メインテナンス時(下顎)

    矯正治療スタート時:小臼歯を抜歯しないかわりにミニスクリューをアンカーに臼歯を後方に移動させる。

    矯正治療終了後14ヶ月メインテナンス時(正面)

  • 当院からのコメント

    全然歯磨きをしていないにもかかわらず歯科にかかったことがないという方としっかりと歯磨きしているのに昔から歯の治療ばかりしている方,この違いはいくつか条件はあるもののその一つとして大きいのが,上下の犬歯がいかにうまく噛み合わせに参加しているかどうかで決まると考えています。

    矯正治療に関するページはこちらhttps://www.kokoro-dc.jp/orth/

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