Case

矯正治療に介入するタイミングが重要であることを学んだcase

    • before before
    • after before
  • 症例情報

    主訴 前歯に隙間がなく斜めに生えてきたため,8歳から拡大床をやっていてその後9歳から前歯だけの矯正ワイヤーをつけている。綺麗に並ぶ感じがなく今通っているその歯科医院では口唇の筋力が足りないのが原因と言われた。本当にそうなのか聞きたい。
    治療方法 まずは今入っている歪んだワイヤーは外し,しばらくは成長に伴う自然な変化を経過観察しながら、永久歯が全て生え揃い,身長の伸びが終わる16歳前後から全顎的な矯正治療を行うことを説明した。
    年代 初診時10歳 現在21歳
    性別 女性
    費用 矯正治療費:¥990.000
    治療期間 全顎的矯正治療期間13ヶ月
    来院回数 16回
    メリット 矯正治療により見た目が良くなるだけでなく、ブラッシングもしやすくなり、虫歯のリスクを下げることができる。また全体で噛めるようになるため、臼歯部への過度な負担を減らすことができる。
    リスク 保定ワイヤーは食事中たまたま取れる可能性はあるため、もし取れたことに気がついたらそのままにせずすぐに修理する必要がある。
  • 治療詳細

    初診時10歳(上顎) 成長を歪めてしまっているワイヤーを即日除去。本来持っているはずの歯の自然な萌出力に期待してしばらく様子を見る。

    矯正治療スタート16歳(上顎)
    歪みは少し残っているものの,ワイヤーを外して成長に伴う自然な変化を待っていただけで,ある程度はいいところに並んでいくことが多い。

    矯正治療終了後メインテナンス時(上顎) 22歳

    矯正治療スタート16歳(下顎)

    矯正治療終了後メインテナンス時(下顎)21歳

  • 当院からのコメント

    当院ではあまり小さいうちから歯並びの治療に積極的に介入しないことにしています。(ただし受け口の場合だけは6歳前後から治療介入する場合が多い)歯科医師が患者さんの遺伝的要素をコントロールすることは不可能に近いことと,もしそのコントロールを間違った場合そのリスクと責任は大きいと考えています。自然な生え変わりを促したり,食事の時間や内容を指導することはいいとしてもあくまでその子の持つDNAを邪魔しないようにいい方向に行くように助けるという感覚に近いです。小さいうちから矯正治療を行った場合,悪戯に矯正期間が延び,虫歯のリスクも上がってしまうと考えています。当院では身長が止まり,親知らずが抜歯できる年齢に近づいてからワイヤー矯正を行うようにしています。

    矯正治療に関するページはこちらhttps://www.kokoro-dc.jp/orth/

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