Case

上下顎の大きさに差がある咬合で非抜歯で矯正治療を行なったcase

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    • after before
  • 症例情報

    主訴 物を噛んだ時右上が痛む。首や頭が痛むこともある。他院でレントゲンで何度も確認してもらったが神経には特に異常ないと言われた。
    前歯がずれてきた気がする。
    治療方法 全顎的矯正治療
    年代 50代
    性別 女性
    費用 矯正治療費 ¥990.000
    ジルコニアインレー¥93.500
    ジルコニア冠 ¥165.000
    治療期間 矯正期間 26ヶ月
    来院回数 1回/月
    メリット 矯正治療を行うことにより噛み合わせの左右のバランスが取れる。
    リスク 矯正治療は時間がかかる。
  • 治療詳細

    初診時(上顎)上顎が大きく下顎の歯とうまくかめていない。

    初診時(下顎)上顎が大きく、それに比べ下顎が小さい。前歯がねじれていて、なおかつ臼歯部が内側に倒れている場合、ねじれを治したり、倒れた歯を起こすにはスペースが足りないため、どこかの歯を間引いて矯正することが一般的である。しかし抜歯をしてしまうと歯は並ぶが上顎との大きさのギャップはより大きくなり、口腔内の体積も小さくなてしまう。

    矯正スタート時(下顎)時間はかかるが最後臼歯の奥にミニインプラント(TADs)を埋入し、奥に奥に歯を動かしてスペースを作っていく。

    メインテナンス時(下顎)
     

    矯正治療スタート時(上顎)上顎は大きくてスペースがありそうだが歯がならびきっていない。

    矯正中(上顎)抜歯して矯正してしまうと深い噛み合わせはより深くなり、口腔内の体積が小さくなるため、舌の沈下を引き起こす可能性が高いと思われる。

    メインテナンス時(上顎)

    矯正治療スタート時(正面)

    メインテナンス時(正面)

  • 当院からのコメント

    なんとか健康な歯を1本も抜歯することなく治療する事ができた。治療期間はどうしてもかかってしまうが、抜歯、非抜歯の選択は患者さん毎でじっくりと考えていかなければいけない。

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