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マイクロスコープ(手術用顕微鏡)で治療す...

 肉眼、ルーペでの治療に限界を感じ、マイクロスコープを使用して8年ぐらいが経ちます。 歯科医師の知り合いや先輩に肉眼やルーペとそんなに違うのか?歯医者にマイクロスコープいる?なんてよく言われます。またマイクロスコープを購入したけどうまく使い方がわからないとよく質問を受けます。従来のマイクロスコープ(手術用顕微鏡)での治療は左手に小さな歯科用ミラーを持って、狭くて暗い口腔内をその小さなミラーに実像とは反転した像を映して治療していました。それでは本当に正確な治療はできません。当院ではマイクロスコープを動かし、患者さんの寝ている椅子の角度や顔の向きを変え、できるだけ直視で見ることを最重要とし、その方法を開発された秋山勝彦先生に師事をし、トレーニングしてまいりました。車でいえばバックミラーを見ながらどこまで正確に運転できるか、スピードを出せるか、と想像すると似ているかもしれません。

 

 娘の陸上の競技会を見に来た時、娘の順番まで時間があったのでふらりと競技場の周りを歩いていました。ふと目に止まった台風が過ぎ去った後にできた水たまり。一歩前に進んで水面ぎりぎりまでしゃがんでパシャり。

 なんともない水たまりも見方やポジション、考え方を変えるとその景色は変わります。一つの歯を見ることも同じと考え、日々マイクロスコープを覗いては虫歯の広がり方、ヒビ、歯石のつき具合などを認識するには肉眼では限界があることを実感しつつ治療に取り組んでおります。こころ歯科クリニック 院長 畑伸二郎

 

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