そんな厄介な病気である歯周病ですが、なるべくかからないようにするために、今回は、歯周病はどのくらいうつるものなのか、どのような原因で起こるのか、などについてご紹介していきます。
歯周病菌、どんな風に感染する?

例えば、スプーンや箸、コップの共有、飲み物の回し飲み、口へのキスなどがその原因となります。つまり、唾液が直接的に相手の口の中に入る状況であればリスクが高いと言えるのであり、咳やくしゃみくらいでは歯周病菌が感染することはほとんどない、つまりインフルエンザや風邪のような空気感染を起こすことはありません。
歯周病の原因

歯周病菌を持っているか
歯周病菌がいなければ歯周病は発症しません。ですが実際はほぼ全ての人が歯周病菌を保有しているといってよいでしょう。また、歯周病を起こす細菌にもいくつか種類があり、どんな細菌を持っているかでも引き起こす年齢や重症度などが変わってきます。
環境
歯磨きがきちんとできているか、タバコを吸うか、どんな食生活をしているか、規則正しい生活をしているか、ストレスの多い生活をしているか、というような環境要因によっても歯周病のなりやすさが変わってきます。
歯磨きをあまりしないと歯周病菌が増えて歯周病を発症しやすくなりますし、タバコを吸うと歯周病のリスクは5倍以上にもなると言われています。また、糖分の多い食事は歯周病細菌を増やしますし、不規則な生活、ストレスフルな生活は抵抗力を落とし、感染症を起こしやすくなり、歯周病にもかかりやすくなります。
生まれ持った体質や健康状態
生まれついて持った免疫力、唾液の質というのも関係しますが、歯周病の多くは、ある程度年をとってから(30代以降)から発症します。その原因としては、免疫力の低下、糖尿病などの全身疾患による影響などがあります。
歯ぎしり、噛み合わせ
歯に異常な力がかかると歯を支える歯周組織が弱りやすく、歯周病を悪化させやすくなります。例えば、日常的な歯ぎしりや、噛み合わせの悪さというものは、歯周病を悪化させる大きな原因となります。
歯周病は、ほとんどが上にあげた複数の要素が絡んで起こっています。当てはまっているものが多いほど歯周病のリスクが高いと言えます。心当たりのある人は気をつけてみてください。
〒474-0038 愛知県大府市森岡町1−187
TEL:0562-44-2111
- 【診療時間】
9:30~13:30(最終受付13:00)/ 15:00~18:30(最終受付18:00)
土曜 9:00~14:00(最終受付13:30)
※初診の方の受付は平日18:00、土曜日13:00までとなります
※当院は完全予約制のためお越しの際は必ずお電話下さい