お口を清潔に保つとインフルエンザリスクが10分の1に
特に免疫力の弱い子供や高齢者にとって、このような副作用のない方法はとても有益だと言えるでしょう。
お口のケアとインフルエンザ予防の関係性
その際、お口の中にいる細菌が、インフルエンザウイルスを粘膜の細胞内に入り込みやすくする酵素を出してインフルエンザ感染に一役買っている、ということがわかっています。この細菌はお口の中を不潔にしていると増殖して増え、結果的にインフルエンザの感染を助けると言われています。
そしてさらに、インフルエンザウイルスは、この細菌から出された酵素を介してどんどん増殖し続けていきます。つまり、インフルエンザを発症してからも、お口の中の状態が不潔なままだと、インフルエンザの状態がより悪化しやすいと言えるのです。
「タミフル」や「リレンザ」といった薬は、インフルエンザ治療薬として知られていますが、これらの薬は、細菌が出す酵素の働きを阻害することでウイルスの感染がひどくならないようにする、というお薬です。ですが、お口の中を清潔にする、という単純なことだけでも、感染をなるべく悪化させないようにすることが可能なのです。
インフルエンザの予防接種は効かないケースもありますし、現在では薬剤耐性ウイルスといった問題も出てきています。そのため、薬ばかりに頼るのではなく、いかに自分で発症を防ぐ対策をとるか、ということが大変重要になってきているのではないかと思います。
是非みなさんも、インフルエンザ予防のためにも、お口のケアをしっかりとやってみてはいかがでしょうか。
〒474-0038 愛知県大府市森岡町1−187
TEL:0562-44-2111
- 【診療時間】
9:30~13:30(最終受付13:00)/ 15:00~18:30(最終受付18:00)
土曜 9:00~14:00(最終受付13:30)
※初診の方の受付は平日18:00、土曜日13:00までとなります
※当院は完全予約制のためお越しの際は必ずお電話下さい