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歯がしみる!原因と対処法

歯がしみることはありませんか?歯がしみるとまず「虫歯かな?」と思ってしまうかもしれません。でも、虫歯以外にも歯がしみる場合というのはあります。今回は、どんな時に歯がしみることがあるのか、またその対処法などについてご紹介していきます。

歯がしみるのはなぜ?

歯がしみる女性
通常、歯が「しみる」という感覚は、歯の内部にある歯髄(神経)が感じます。歯髄は、痛覚しかないため、何らかの刺激が歯髄に伝わると、「痛い」や「しみる」といった形で感じることになります。ですが、普通、歯髄はむき出しになっているわけではありません。それではなぜ歯がしみたり痛んだり、というような症状を出すのでしょうか。それは歯髄の外側にある象牙質という部分の構造が原因となっています。

健全な歯は、一番外側からエナメル質、象牙質、歯髄という構造になっていますが、象牙質は無数の「象牙細管(ぞうげさいかん)」と呼ばれる管より形成されています。

エナメル質にはこのようなものがないため、むき出しになっていても感覚が過敏になることはありませんが、何らかの理由でエナメル質がなくなり、象牙質がむき出しになると、様々な刺激が象牙細管を伝って歯髄に伝わり、痛みやしみるという症状となって感知されてしまうのです。

歯がしみるのはどんな場合?

虫歯
歯がしみる原因としては、次のようなものがあります。それぞれの対処法もぜひ参考にしてみてください。

虫歯

虫歯は表面から奥に進行していきます。一番外側の層エナメル質にとどまっている間は、しみたり痛んだりすることはありませんが、象牙質にまで進行すると、徐々に冷たいもの、甘いものでしみるようになります。さらに状態が悪化すると温かいものでもしみるようになり、しまいには何もしなくても痛みが出るようになります。

■対処法

虫歯の治療をできるだけ早めに受けましょう。

歯周病

歯周病は歯を支えている組織が破壊されていく病気です。そのため、歯周病が進行するにつれ、歯茎がだんだんと下がってきます。すると、エナメル質の存在しない歯根が露出し、温度刺激などでしみやすくなっていきます。

■対処法

歯周病の進行を止めるために、治療が必要です。すでにしみる症状に対しては、知覚過敏用の薬を歯科で塗ってもらうか、ご自宅では知覚過敏用の歯磨き粉を使用し続けることで、症状が和らいできます。

乱暴なブラッシング

歯磨きをする時に力一杯ゴシゴシやってたり、硬い歯ブラシを使っていると、歯茎が下がりやすくなり、それに伴い知覚過敏が現れます。

■対処法

歯磨きは、やわらかめか普通の硬さの歯ブラシで、あくまでも力を入れずに行いましょう。力が入りすぎないようにするためには、ペンを持つように歯ブラシを持つのがおすすめです。

歯ぎしり

眠っている間に歯ぎしりをしていると、歯の根元の部分に力が集中し、根元がクサビの形のように欠けてしまうことがわかっています。

■対処法

クサビ状にかけて欠損した部分には、歯科用プラスチックを詰めて症状の改善、そして二次的に虫歯ができるのを予防します。また、歯ぎしりから歯を守るために、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着することをおすすめします。

歯科治療後の一時的な知覚過敏

虫歯を削った後やホワイトニングをした後は、一時的に歯に刺激が加わっているので、しばらくしみることがあります。

■対処法

次第に落ち着くことがほとんどなので、刺激をなるべく与えないようにして様子を見ます。ただし、虫歯が深かかった場合には、神経自体がすでにダメになっている場合もあるため、症状の経過によっては神経を取ることもあります。

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