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矯正中にできやすい口内炎への対処法

矯正中にできやすい口内炎への対処法

歯のワイヤー矯正をしている時というのは、器具がお口の粘膜に擦れることなどが原因で口内炎ができやすくなります。口内炎は一度できると1週間くらいは続きますし、余計に食事が苦痛になりますし、辛いものですね。今回は矯正中にできやすい口内炎への対処法についてご紹介していきます。

口内炎ができる原因

口内炎ができる原因
口内炎ができる原因としてまず、お口の中に傷ができることが挙げられます。そしてそこにお口の細菌が感染すると口内炎を引き起こすと考えられています。お口の中の状態がより清潔で、より唾液で満たされており、殺菌作用などが上手く働けば、傷ができても口内炎にならないケースもありますが、お口の中が不衛生であったり、体調不良で体の免疫力が落ちていたり、ビタミン不足になっていたり、唾液の分泌が落ちていたりすると口内炎になりやすくなると言われています。

矯正器具による口内炎、対処法は?

矯正器具が入っていると、どうしても器具による刺激で傷ができやすいため、口内炎ができがちです。いくつか対処法がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

口内炎の痛みに対して

口内炎ができてしまった場合、次のような対処法があります。

1.薬をつける

口内炎に効く軟膏・パッチというものがあります。これらをつけることで傷を保護し、痛みを和らげることができます。

2.歯科医院でレーザー照射を受ける

口内炎に直接歯科用レーザーを当てると、接触痛をなくすことができ、治りも早くすることができます。

矯正器具による傷を防ぐ方法

矯正器具による傷を防ぐことにより口内炎を予防する方法です。

1.矯正治療後、しっかりと器具の当たりがないかを確認する

歯科医院で器具やワイヤーの調整・交換をした後は、頬や唇、舌を十分に動かしてみて、痛いところなどがないかをよく確認しておきましょう。もし少しでも痛いところがある場合、歯科医師にその旨を伝え、痛くないように調整してもらいましょう。

2.矯正用ワックスで対処する方法

口の中を傷つけやすいような矯正装置の部分に、矯正用ワックスと呼ばれる粘土のようなものをつけて粘膜を保護する方法です。

矯正中の口内炎予防法

矯正中の口内炎予防法

矯正中に口内炎をなるべく作らないようにために、次のような方法を実践してみましょう。

お口をできるだけ清潔に保つ

口の中を不潔にしているほど、ちょっとした傷でも口内炎になりやすくなります。矯正中は普段よりも器具に汚れが溜まりやすく、また、取り除きにくくなります。そのため、通常よりも念入りに、こまめに歯磨きを行いましょう。

疲れ・ストレスを溜めない

疲れやストレスは免疫力を下げる原因になるため、口内炎だけでなく、様々な病気のリスクを高めます。なるべく睡眠不足にならないようにする、疲れを溜めない、ストレスを溜めすぎない、ということを心がけましょう。

栄養バランスのとれた食生活を心がける

栄養不足は口内炎を引き起こしやすくなります。食事は栄養バランスを考えて、摂るようにしましょう。特に口内炎にはビタミンB群の欠乏が関わっていると言われているため、足りないと感じるようであれば、サプリメントで積極的に補うのも一つの方法です。


大府で「歯科」「歯医者」をお探しなら、まずは当院へご相談ください。精密な診断とマイクロスコープを活用した丁寧な治療で、あなたに合う方法をご提案します。詳しくは各ページ(矯正治療/インプラント/マイクロスコープ/歯周病治療/衛生士による予防プログラム/アクセス)もご覧ください。オンライン予約も可能です。「大府 歯科」「大府 歯医者」で迷ったら、こころ歯科クリニックへ。

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執筆者情報

監修・こころ歯科クリニック 院長・歯科医師

Shinjiro Hata

略歴

徳島大学歯学部卒。2007年に愛知県大府市でこころ歯科クリニックを開設。マイクロスコープと歯科用CTを軸に臨床を行い、国内外で顕微鏡歯科の講演・症例発表を継続。2021年には、 「第6回Academy of Surgical Microscopic Clinical Dentistry」(臨床応用顕微鏡歯科学会)で最優秀賞を受賞。
詳しい経歴は、「スタッフ紹介」をご覧ください。( → スタッフ紹介

専門・監修分野

マイクロスコープを用いた精密・低侵襲治療、根管・歯周治療、インプラント、オーダーメイド精密義歯、咬合・矯正の診断サポート、歯科用CTによる画像診断、予防メインテナンス。記事ではこれらの基礎情報とセルフケアを中心に執筆します。

メッセージ

「痛みを抑え、削りすぎない、諦めない」を基本に、検査と説明を丁寧に行い、写真で“見える化”。患者さんと相談しながら選択肢を提示し、根拠に基づく安全性と継続ケアを重視します。
※診断・治療の可否は、口腔内の状態により異なるため、受診のうえご相談ください。

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