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4月になって

4月になって新しいスタッフも入り、新鮮な気持ちで色々なことを見直しています。慣れた環境にいると考えることも少なくなり、問題が起きているにもかかわらずことを大きくしない様に見てみぬふりをしたり、“まあしょうがないか“が口癖のようになってしまい、その日をやり過ごしている自分がいました。

娘の厄祓いに何の役にも立たない父親として、ただただついて行った熱田神宮で、大きな御神木にお祈りするお爺さんの後ろ姿になぜか惹かれた。人生経験も豊富で、いろんなことがあっただろうその紳士は、ただじっと長い時間お祈りしていた。

今の自分なら何を祈るのだろう。子供がサンタさんにお願いするように何か物が欲しいわけでは全くなく、家族が健康でいてさえくれればそれでいい。ピンチの時の神頼みの時のように怒涛の言葉の羅列はなく、もっと言えば言葉では祈れない、ただ目を閉じて沈黙でいるしかないのかも。

一つずつやり過ごさず、面倒があるうちはまだ必要とされているのだからやれることはやって、あとは神頼みとしよう。

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