blog【blog】マイクロスコープ
マイクロスコープを導入してきた経緯①
歯科医師になって早26年が過ぎました。26年前の今頃、徳島の歯科大学を卒業して地元愛知県の歯科医院に勤務しました。先輩の治療を見よう見まねで習いながら、闇雲に治療をしていました。当時、もしかして今もかも知れませんがスポーツの分野であるように、なぜ出来ないのかをただ精神論的に頑張れや、慣れるまで練習しろと、それも一理あるのかも知れませんが、日々辛くて逃げ出したかったのを思い出します。知識も経験もないのはもちろんですが、口腔内の小さな小さな虫歯や歯石などはいくら頑張って心の目で見ろと言われても、見えないものは見えないのです。手の感覚や音の変化で覚えろとアドバイスをされても、やはり患者さんを傷つけてしまうかもという恐怖が勝ってしまい、手が動きませんでした。そこで少しでも歯に近づいて見れれば変わるかもと思い、当時の院長も先輩達も誰も使用していなかったルーペ(拡大鏡)を個人的に購入して診療するようにしました。もちろん、何あいつはやってんだ?そんなもんいるか?という冷ややかな目を感じながらも温かく見守ってくれていました。肉眼で見るより遥かに見れることはわかったのですが、明るさが足りないことや使用する姿勢に長時間使用するには耐えられず、次から次に来る患者さんの前に、ちょっとずつ使用する場面は限られていきました。 続く
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