News & Blog

マイクロスコープを導入してきた経緯②

ルーペを使っているとなんだかよくテレビで見る手術シーンの外科医になった感じで上手くなった気がしていました。確かに拡大された視野は肉眼で見るよりよく見えます。しかし拡大できる倍率にも限界があり、倍率を上げ拡大すると視野が狭く、暗くなるためルーペ用にヘッドライトが必要になり、下をむいて行う歯科治療では首や腰への負担が大きすぎて、湿布が手放せませんでした。視力は昔から良かったため、また今と違って老眼では全くなかったので、無意識に目を酷使して見える状態を保ち長時間の手術もこなしていました。しかし30歳をすぎた頃から、診療してチェアーから立とうとするとぎっくり腰になって立ち上がれなかったことが続いたり、手の痺れが出てきたりと、20代後半から30代にかけて運動してなんとか筋力で誤魔化していたもののが、いよいよ無理が効かなくなっていました。33歳で開業して、やる気も体力もおまけに借金も沢山あり、患者さんからの要望にもなんとか答えようと必死でした。開業するまでにいろいろなセミナーに行き、これで開業しても大丈夫と意気揚々としていた自信満々のあの頃の自分に教えてあげたい。自分では治せない患者さんが沢山いること。自信なんて自己評価が高くて世間知らずで自分のことがわかっていない若者の特権だと。 続く

 

マイクロスコープに関するページはこちら

〒474-0038 愛知県大府市森岡町1−187
TEL:0562-44-2111

【診療時間】
9:10~13:20(最終受付12:50)/ 14:40~18:10(最終受付17:40)
土曜 9:00~14:00(最終受付13:30)

 

 

PAGE TOP