News & Blog

抜歯矯正vs非抜歯矯正

case.抜歯矯正vs非抜歯矯正

非抜歯での矯正治療終了後の横顔のレントゲンで、歯並びが良くなり口腔内の体積が大きくなったこと、顎位が改善されたことにより気道が広がったように見える。

その後患者さんよりもっと前歯を引っ込めたいと強い揺るぎない要望。抜歯矯正により気道の狭窄が起こる可能性が高いと説明したが、一歩も引かず抜歯矯正を行う。

ミニスクリューを入れるスペースがなく,歯を後方に動かすことができないと矯正治療で一見綺麗に並んだとしても,患者さんの描く理想の口元や歯並びとズレが生じてしまうことが多い。抜歯に伴う矯正治療のリスクは年々明らかになっており,最後の最後まで何ともない歯を抜くことがいいのか,しょうがないと分かっていながらもためらいながら,抜歯をすることがある。患者さんが満足することと医学的に正しいこととの落とし所を探すことが本当に難しい。メインテナンスに来院して綺麗になって満足してくれた患者さんの笑顔が少しもの慰めになった。

自覚症状はないが気道の閉塞が確認できる。ただし上下の前歯を内側に移動できたため横顔のエステティックライン(鼻の先と顎の先を結んだ線)が綺麗になっている。


 

大府で「歯科」「歯医者」をお探しなら、まずは当院へご相談ください。精密な診断とマイクロスコープを活用した丁寧な治療で、あなたに合う方法をご提案します。詳しくは各ページ(矯正治療/インプラント/マイクロスコープ/歯周病治療/衛生士による予防プログラム/アクセス)もご覧ください。オンライン予約も可能です。「大府 歯科」「大府 歯医者」で迷ったら、こころ歯科クリニックへ。

矯正治療に関するページはこちら

歯周病に関するページはこちら

マイクロスコープに関するページはこちら

執筆者情報

監修・こころ歯科クリニック 院長・歯科医師

Shinjiro Hata

略歴

徳島大学歯学部卒。2007年に愛知県大府市でこころ歯科クリニックを開設。マイクロスコープと歯科用CTを軸に臨床を行い、国内外で顕微鏡歯科の講演・症例発表を継続。2021年には、 「第6回Academy of Surgical Microscopic Clinical Dentistry」(臨床応用顕微鏡歯科学会)で最優秀賞を受賞。
詳しい経歴は、「スタッフ紹介」をご覧ください。( → スタッフ紹介

専門・監修分野

マイクロスコープを用いた精密・低侵襲治療、根管・歯周治療、インプラント、オーダーメイド精密義歯、咬合・矯正の診断サポート、歯科用CTによる画像診断、予防メインテナンス。記事ではこれらの基礎情報とセルフケアを中心に執筆します。

メッセージ

「痛みを抑え、削りすぎない、諦めない」を基本に、検査と説明を丁寧に行い、写真で“見える化”。患者さんと相談しながら選択肢を提示し、根拠に基づく安全性と継続ケアを重視します。
※診断・治療の可否は、口腔内の状態により異なるため、受診のうえご相談ください。

〒474-0038 愛知県大府市森岡町1−187
TEL:0562-44-2111

【診療時間】
9:10~13:20(最終受付12:50)/ 14:40~18:10(最終受付17:40)
土曜 9:00~14:00(最終受付13:30)

PAGE TOP