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アンキロースシを伴う開口case

アンキロースシを伴う開口case

初診時;前歯の色が気になるとのことで来院。数十年前に神経の処置を行ったとのこと。前歯が咬んでいないため臼歯部への負担が強く、歯磨きをしっかりしていて歯茎の状態も良好であるにもかかわらず、治療の箇所が多い。

下顎に過度に萌出した親知らずが存在し、徐々に奥歯のかみあわせを狂わせ、前歯の開口にも影響したと思われた。

矯正治療開始後半年ぐらい経過。左側は順調に咬合してきたが、右側は意図した動きとは逆に動いているように思えた。右側中切歯が上に上がっていってしまっている。確信は持てないが何十年前に他院で根管治療済みの右側側切歯のアンキローシス(骨癒着)を疑う。

そこでほんの少しの期間、右側側切歯のブラケットの上にワイヤーを通し、周囲の歯の動きを観察した。2週間後中切歯が元の高さに移動したため、側切歯のアンキローシスと診断。側切歯のブラケットを外し側切歯以外に矯正力をかける。

さらに側切歯に理想に近い形の仮歯を装着してブラケットをセット。側切歯をアンカー(動かないもの)として周りの歯を下顎と咬合させるために利用した。

メインテナンス時

親知らずが下歯槽管神経に近接しているため歯冠を削り、少しずつ上に移動して神経から離れるのを待ちながら、またアンキローシスの歯も存在したため、矯正期間は予定していたよりもかかってしまいました。本当にご苦労様でした。元々歯肉の薄い部位への歯肉移植や、再補綴が必要な箇所などまだありますが、今後ともメインテナンスで変化を見ていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。


 

大府で「歯科」「歯医者」をお探しなら、まずは当院へご相談ください。精密な診断とマイクロスコープを活用した丁寧な治療で、あなたに合う方法をご提案します。詳しくは各ページ(矯正治療/インプラント/マイクロスコープ/歯周病治療/衛生士による予防プログラム/アクセス)もご覧ください。オンライン予約も可能です。「大府 歯科」「大府 歯医者」で迷ったら、こころ歯科クリニックへ。

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執筆者情報

監修・こころ歯科クリニック 院長・歯科医師

Shinjiro Hata

略歴

徳島大学歯学部卒。2007年に愛知県大府市でこころ歯科クリニックを開設。マイクロスコープと歯科用CTを軸に臨床を行い、国内外で顕微鏡歯科の講演・症例発表を継続。2021年には、 「第6回Academy of Surgical Microscopic Clinical Dentistry」(臨床応用顕微鏡歯科学会)で最優秀賞を受賞。
詳しい経歴は、「スタッフ紹介」をご覧ください。( → スタッフ紹介

専門・監修分野

マイクロスコープを用いた精密・低侵襲治療、根管・歯周治療、インプラント、オーダーメイド精密義歯、咬合・矯正の診断サポート、歯科用CTによる画像診断、予防メインテナンス。記事ではこれらの基礎情報とセルフケアを中心に執筆します。

メッセージ

「痛みを抑え、削りすぎない、諦めない」を基本に、検査と説明を丁寧に行い、写真で“見える化”。患者さんと相談しながら選択肢を提示し、根拠に基づく安全性と継続ケアを重視します。
※診断・治療の可否は、口腔内の状態により異なるため、受診のうえご相談ください。

〒474-0038 愛知県大府市森岡町1−187
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