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ワイヤー矯正症例

2020年07月18日

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久しぶりに症例をアップします。矯正治療開始後思ったように歯が動かず、右下乳歯のアンキローシスに気がつかず、予定より大幅に時間がかかってしまいました。10代であることから今後かみ合わせの変化をメインテナンスを通してしっかりとチェックしていく必要があります。

 

ワイヤー矯正とマウスピース型矯正

2020年07月13日

“マウスピース型の矯正はしてないの?“とたまに患者さんより質問があります。結論から言うと当院ではマウスピース型の矯正は一切行なっておりません。恥ずかしながら10年前まではわからないまま、手軽だし、目立たないし、患者さんも喜ぶし、と非常に安易な考えでマウスピース型の矯正治療を行っていました。ところがです。何人か実際にやってみたのですが、正面から見れば綺麗に並んでいるようでも、噛み合わせが正常と考えられる状態にはならないのです。患者さんがもうこれでいいと思うレベルと、長期的に見て医療的にこれで大丈夫という範囲には隔たりがあることを知り、当院ではマウスピース型の矯正治療には責任が持てないと判断をして一切やめました。確かに歯を動かす量が少ない、顎の位置に問題がないなど、いくつかの条件が偶然そろった場合にはマウスピース型の装置でもうまくいくケースはあると思いますが、かなり少ないと考えています。私、流行り物は好きですよ、確かに。でも変えちゃいけないこともあると思っています。ワイヤー矯正でこれからも考えて考えて治療していきます。

 

 

セミナーにて

2020年07月12日

 

 久しぶりにセミナーで大阪に行って来ました。27年前、徳島大学歯学部に行くのに、まだ明石大橋がなく大阪南港からフェリーで渡らなければならなかった頃、よく通った道筋だったため懐かしくて、実家を離れて、なんとも言えない寂しい気持ちで3時間ほどかけて、本州から四国に渡ったことを思い出していた。高校の同級生からは島流しと言われ、家族からは外国に行くかのように泣かれた。今思えばあのゆったりしたフェリーで過ごした時間の中に、甘い思い出がたくさんある。大学で密かに憧れていた人と偶然船乗り場であって、3時間も勿論場が持つはずもなく、途中で眠ったフリをしたこと。夕日のなんとも言えないオレンジと淡路島の綺麗な海と。いつもは船酔いをするはずがあのフェリーだけは一度も酔わなかった。みんなどうしてるのかな?と昔を懐かしんだのも束の間、セミナーは最先端で今一番知りたかった矯正治療についてで、あっという間に徳島の記憶は遠くに行ってしまっていた。徳島よごめん。

 

 

SPEC(特殊能力)

2020年07月5日

            受付にアクリル板設置

 コロナの影響でこれまで控えていた外科的な治療を再開し、6月は忙しく、このブログを書くこともすっかり忘れ、日々は患者さんを待たせてしまったり、スタッフに強く当たってしまったりして、一日が終わると最もしたくないことをしてしまったと自己嫌悪に陥る日が多かった。また過去に自分が治療した部分がわずか3年とか5年とかで壊れてしまった患者さんが続けて来院され、本当は目を背けたくて仕方がなかった。手を抜いたつもりはもちろんないのだけれど、やはり治療計画が甘く、技術が稚拙だったんだと自分をなじった。「現実を見るのは辛いのだけれど、しっかりとその時の状態を写真で撮り、動画で撮り、記録することが何よりも大事でチャンスだ」と師匠に言われたことを思い出していた。またこの自粛期間中Netflixで大好きだった”SPEC”を見つけ、主人公の当麻紗綾が悪い奴らにそのスペックを使えば、嫌なことは全部忘れて、全部思いのままにできる、とそそのかされる場面で「辛いことも悲しいことも全部私の財産」と言って自分の欠点も過去も全て受け入れていたところに泣きそうになった。一緒に見ていた子供達はなんで?そこ感動する?って感じだった。「もし特殊な能力を一つ持てるのなら何がいい」なんて小学生みたいなやりとりを子供達としてみた。「いいことも悪いこともいいことに考えられて、いいことも嫌なことも忘れない能力」と真剣に答えたら、子供達は「私は別にいらない。今のままでいい」と。いつの間にか大人になった子供達になんだか負けた気がした。父の日に子供達が作ってくれたおはぎを見ながら、「大好物のあんこをどれだけ食べても太らない能力」と言いかけたが2戦2敗は勘弁したい。「パパは不格好でもいいから全てを受け止めていい味出すよ、このおはぎみたいに」と言いかけたが、これ以上傷つくのが怖いから、声には出さずに黙って全部一気に食べた。

 

 

できることからコツコツと

2020年04月15日

 

 医院のトイレに飾ってあった写真を久しぶりに変えました。こんな時期だから普段気にしていなかったことや読みかけになっていた本を読んだりして何とかやり過ごしています。毎日どうしていいか手探りで正解がないまま診療を続けています。数年前からウイルス感染症によるパンデミックは予想されていました。またコロナが過ぎ去ったとしても、もうコロナがなかった昔には帰れませんし、また進化したウイルスがまたいつか近いうちにやって来るでしょう。つまりコロナが過ぎ去るのを待ってそれからあーよかったではなく、もうすでにコロナを含め次に来る感染症と共存しなければならない時代に残念ながら入ってしまったと思います。当院ではスタンダートプレコーションの考えで全ての患者さんが何らかの感染者だとしても使用器具や環境で院内感染を起こさないように既に取り組んでいますがもちろん完璧ではありません。これからも考え続ける必要はあります。じっと耐えながらも次の準備をしていくしかないと。

 

 

”何のためにこころ歯科クリニックはあるのか?”

2020年03月25日

  こころ歯科クリニックの考え方や大事にしている事をまとめたものを、毎朝の朝礼で読むようにしてきた。8年前ぐらいに作ったものが、今の思いと少しずれてきた感じがして久しぶりに修正した。当時スタッフが定着せず、自分自身の治療に対する考え方もその場しのぎで右往左往し、将来の展望も描けないでいた。自分はどうしたいのか、何をそんなに怒っているのかがわからなくなっていた。スタッフに向けて作ったのだが、実は自分に向けて書いていたことが今よくわかる。今回の修正だって結局は自分に向けて作ったようなものだ。あいも変わらず自分自分で本当に嫌になります。

”何のためにこころ歯科クリニックがあるのか?”

 口腔という人間の健康や幸せのためになくてはならない領域をプロとして正しい医療とさりげない気遣いを提供するため。

月(感じ取る感性を大事に)

 床や壁の汚れ、空間の乱雑さを認識できない鈍い感性では、転変してやまない患者さんの心の変化に気づくことはできない。患者さんや仲間の仕草、雰囲気、その人から微かに滲み出ているものを汲み取る感性を大事にすること。

整理(いらないものを捨てること)整頓(いつでも誰でも欲しいものが使える状態を保つこと)清潔(ピカピカに綺麗にすること)を心がけ自分の大切な人に自信を持って紹介できる気持ちのいい医院を目指します。

火(ひとりひとりがこころ歯科クリニック)

 ひとりひとりの小さな思いや行動や態度がこころ歯科クリニックを形成していきます。忙しい時、ピンチを迎えた時に人は試され、隠れていた本当の自分が現れます。だから勤続年数に関係なく、ベテランは踏ん反り返るのではなく新人の新鮮な気持ちや情熱を見習い、中堅は常にまだ自分にできることはないか、人の見本に果たして本当になっているのか、自分本位になっていないかを見返し、新人は謙虚さを忘れずに、なおかつ貪欲に自分を変えること、周りにいい影響を与えられること、経験を言い訳にしないことを心がける。

木(なんのために)

 私たちは自分が患者さんだったらどんな歯科医院に行きたいか、どんな人がいてくれたらずっと通おうと思うかを常に考えます。また患者さんの幸せの向こう側に自分の幸せがあること、自分たちの都合だけで患者さんを誘導することがないように心がけます。また家族やスタッフあっての自分だということを忘れません。大切なものは意外と近くにそっと隠れていて、日常の当たり前は偶然がいくつもいくつも重なった結果で、失って初めてその大きさに気がつくことを忘れません。

金(チームワーク)

 チームワークとはただの「仲良しこよし」「以心伝心」の集まりではなく、個人個人がまず自立し、個人の役割をしっかりと果たした上で、なおかつ自分の守備範囲を超えてカバーし合う集中力の高い組織である。みんながそれぞれ強みと弱みを持ち、お互いがそれを個性であると受け入れ、理解した上で、決して足を引っ張ったり、見下したりすることがなく、色々な人材が集まったチームとして”患者さんのためにどうすればいいのか”という共通の目標のために行動するところから生まれます。

土(今を真正面から真摯に生き切る)

 不満の原因は自分のことを棚に上げ、他人と環境がどうやったら変わるかを一生懸命考えているだけに過ぎません。過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられます。批判家になるのではなく、あたりまえのこと、地味なことを真面目にコツコツちゃんとやること。低いレベルで満足せず、また他人からの評価ではなく、あくまで自分の中で納得がいく仕事ができたかどうかで判断すること。永久に未完成であり、変わり続けることをやめないこと

 

 

 

帰る場所があるということ

2020年02月18日
  1.  卒業して以来だから20年ぶりに徳島大学のサッカー部のOB会に出席してきました。お誘いの連絡があるまで自分がサッカー部だったことを忘れてたぐらいです。今までも毎年誘っていただいていたにも関わらず徳島という距離に負け、サッカーの試合を現役の学生たちとするという恐怖に慄き、動けるはずのない身体に嫌気がさし、実際にはセミナーや講習会と重なりほとんど都合がつかずに行くことができないでいた。会場に着きドアを開けると馴染みの顔がそこにあり、20年間という空白はあっという間に埋められた。

 ♪人間なんて生き物は誰でも年を重ねると、今まであった出来事を自然に美化しようとする。無様で惨めで本当にどうしようもない日々を、かなり大げさにドラマチックに話を塗り替えて。脳みそが勝手に無駄な記憶と判断したもの、ほんの些細なくだらないこと、パッとしない景色、すべて忘れてしまったらなかったこととおんなじだな。そんなのあんまりすぎないか、そんなのさみしすぎないか♪                             日々のあぶく フラワーカンパニーズより

昔聞いた歌を思い出していた。帰る場所があるということはまた頑張れるということ。

 

のんべんだらり〜と

2020年01月24日

 

昨年よりカルテスペースの確保、スタッフルームの極狭さ、トイレ不足などから増築を予定していて、設計士さんとも何度も打ち合わせを重ねて今年の3月からいよいよかという段階まで来ていましたが、昨日全てを中止することに決めました。当初予定していた頃からいろいろな事が重なり、状況があまりにも変わってしまったためです。とは言いつつも全く悲観的なものではなく、流れがそうなっていることを感じて逆らわずに、自分の感覚に委ねて見ようと思いました。いつもそうなのですが、自分に足りないところを教えてくれる治療的に難しく、でも長い間歯のことで悩んでいる患者さんがふと初診で予約が入り、打つ手がない状況まで追い込まれながらも必死でやっているといつの間にか答えが出ていたりして。違う方向へ間違って行こうとすると何故かいろんな事が嘘みたいに目の前で次々と起き、自然と軌道修正されていたり。今までは動いてやってみて、それから考えてきたけど、今はこれからどうしよっかな〜って立ち止まって考えるのも悪くないかなって思っています。未来はバラ色なんて思えないし、辛いことも何食わぬ顔してやってくるけど、いつか終わりが来る限られた時間の中だけどのんべんだらりも時にはいいのかも。

 

来年こそ

2019年12月20日

   

もう少しで今年も終わる。歳を重ねるごとに年末らしさを感じなくなり、ゆく年を見送ることしかできなくなってきている。それでもやっぱり来年の目標を立てずに過ごせるほどの勇気はなく、自分だけの目標を立てた。”今年こそ楽器をものにする”

10代でアコースティックギターをなけなしのバイト代で手に入れ、隣人からうるさいと怒鳴られても構わずかき鳴らしていた。今でもコード進行ならできるしたまにメロディーが降ってきて、慌てていつか世間に発表する時が来るといけないからと録音したり。それでもやはりギターソロやベースラインに惹かれてしまう。どうしてこんなにも指が動かないものかと小さく無骨な手を恨んだ。”できない事があることは幸せなことだ”と尊敬する人から言われた事がある。そう言われた時はその意味がわからなかった。今は少しわかる。できなくて癇癪を起こす子供のように今は家でキ~ッとなってベースを抱えてるけど幸せな毎日である。 新しいことをするにしても、ずっとやってきていることを続けるにしてもすぐに居心地のいいところを見つけてしまう。この子のように。来年こそI have to step out  from my comfort zone!

 

 

Sustainability(名詞:持続可能性・持ちこたえる力、形容詞:sustainable)

2019年10月22日

   

 学生の時以来ジーンズを買いました。それも育てていくタイプのジーンズで一切加工がしていない、雨に濡れればあらゆるところに色を移して、一緒に洗濯した日には全てを藍色に染めてしまうあれです。20歳ごろ来る日も来る日も同じジーンズを履いて、洗わずに自分の足に合った形に、どこにもない世界に1つだけの自分だけのジーンズを作りたいと頑張りました。その結果自己満足だけのボロボロのジーンズと、ほんの少しの理解者と、大多数の”不潔、臭い、信じられない”という友人と、どうかそれで実家には帰ってこないでという家族が残りました。ボロ雑巾扱いされ、何度も捨てられそうになったあのジーンズも、流石にちぎれてショートパンツみたいになってしまったために捨ててしまった。 

 45歳になり、きっと自分の寿命はもうとうに半分は来てしまったであろう自覚がある。ここからは長くゆっくりと愛せるもの、壊れてもそれもそのものの一部であって決して綺麗なままでいることがその価値を落とす要因ではない考え方に変わってきた。

治療も若い頃この治療方法でいつまでもつのかなどあまり考えていなかったような気がする。目の前の患者さんの訴えを少しでも早く解決することがいいことで、綺麗にできれば、患者さんが満足してくれればそれが正解だと思っていた。歯科医師になり21年目となり、自分が行った治療も数年で壊れて帰ってくる患者さんを見る機会が増え、その場しのぎでしかなかった処置は自分が思っていたよりもずっと早くもっと悪化していたりした。だから今はその時は患者さんには残酷な言葉になってしまうかもしれないけど伝えなきゃいけないことがあることもわかっている。まだまだ私の技術では一旦直したら一生持つなんてことは絶対に言えない。でもその期間を、患者さんが歯のことなんて気にしないでいられる期間が少しでも長くなるようにと切に思っております。今日も子供たちに奇異の目で見られようと、ジーンズ履いたまま寝よう。

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