Case

非抜歯矯正後に抜歯矯正とした矯正治療case

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  • 症例情報

    主訴 八重歯が気になる。矯正治療を考えている。
    治療方法 全顎的矯正治療
    年代 初診時21歳
    性別 女性
    費用 矯正治療費 ¥972.000(消費税8%時)
    治療期間 36ヶ月
    来院回数 40回
    メリット 矯正治療により見た目が良くなるだけでなく、ブラッシングもしやすくなり、虫歯のリスクを下げることができる。また全体で噛めるようになるため、臼歯部への過度な負担を減らすことができる。
    リスク 抜歯して矯正を行うと気道が狭くなる可能性があることを説明。
  • 治療詳細

    2017年矯正スタート 抜歯矯正のリスクを説明し,まずは小臼歯を抜かずに並べていく。

    2018年 15ヶ月で終了。犬歯誘導も確立し,メインテナンスに移行する。

    2017年(上顎)矯正治療スタート時 ミニスクリューを入れるスペースがほとんどない。

    2018年 矯正治療終了時

    2017年矯正治療スタート時(下顎)

    2018年矯正治療終了時 

    メインテナンス時,“どうしてももう少し前歯を内側に入れたい““口元を小さくしたい“と強く希望。抜歯に伴う口腔内の体積の減少や,顎位の後退,舌の沈下,気道の閉塞などを説明するもそれらを承諾した上で上下左右の小臼歯を抜歯して矯正を再スタートする。

    2021年メインテナンス時

    2021年メインテナンス時 

    2021年メインテナンス時

  • 当院からのコメント

    ミニスクリューを入れるスペースがなく,歯を後方に動かすことができないと矯正治療で一見綺麗に並んだとしても,患者さんの描く理想の口元や歯並びとズレが生じてしまうことが多い。抜歯に伴う矯正治療のリスクは年々明らかになってきていて,最後の最後まで何ともない歯を抜くことがいいのか,しょうがないと分かっていながらもためらいながら,抜歯をすることがある。患者さんが満足することと医学的に正しいこととの落とし所を探すことが本当に難しい。メインテナンスに来院して綺麗になって満足してくれた患者さんの笑顔が少しもの慰めになった。

    自覚症状はないが気道の閉塞が確認できる。ただし上下の前歯を内側に移動できたため横顔のエステティックライン(鼻の先と顎の先を結んだ線)が綺麗になっている。

    矯正治療に関するページはこちらhttps://www.kokoro-dc.jp/orth/

     

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