歯ブラシの選び方
ブラシのタイプ
歯ブラシのブラシにはJIS規格で定められた3つのタイプが存在します。
かため・・・・歯垢除去力は大きいですが、歯肉や歯を傷つける場合もあります。
歯磨きをする力が弱めの人向けのタイプの歯ブラシです。
ふつう・・・・かためよりも歯垢除去力は劣りますが、歯肉や歯を傷つけるリスクは低く
健康的な歯肉の人向けのタイプの歯ブラシです。
やわらかめ・・・ブラシはやわらかいため小刻みに優しく動かして磨きましょう。歯磨きをする力が強めの人、歯周炎、歯周病の人におすすめのタイプの歯ブラシです。
ヘッドの大きさ
歯ブラシによって、ヘッドの大きさも異なります。
ヘッドが大きいほどブラシの部分も大きく磨くことができるイメージではありますが、ヘッドが小さめだと細かい部分にも毛先が行き届きやすいので、ヘッドは小さ目なものを選ぶことをおすすめいたします。
柄の太さやタイプ
柄の太さ、ストレートのもの、カーブしているものと歯ブラシによってタイプは異なります。柄が太い方が持ちやすく、ストレートの柄のタイプがさまざまな部位に適していますが、ご自身が使いやすいタイプを選択しましょう。
歯磨きへのこころえ
2.歯磨きは最低でも2分以上は歯磨きをするようにしましょう。
3.歯磨き粉は使用しなくても構いません。使用する場合は、豆粒程度の分量が適量と考えられています。大量に使用すると、歯磨き粉が泡立つだけで洗えた気になってしまう場合もあるため、歯磨き粉の分量は控えめに使用しましょう。歯磨き粉を使用する場合は、高濃度フッ化物入り歯磨き粉を使用しましょう。900ppm未満のフッ化物入りの歯磨き粉も販売されていますが、1450ppm程の高濃度なものを選びましょう。(成人の場合)
4.高濃度フッ化物入り歯磨き粉を使用した場合、うがいをする際に使用する水は15ml(成人の場合)程度の少量でおこないましょう。多量の水でうがいしてしまうと、せっかくのフッ化物が歯面に定着するまえに、水で流されてしまう恐れがあります。
5.毎食後には、必ず歯磨きをおこないましょう。食後30分以内に歯磨きを磨くことは良くないとの議論が巷で話題となっていますが、そのような根拠は今のところ証明されていません。中でも就寝時には唾液の分泌量が減少し、虫歯や歯周病になりやすい環境下になるため、歯磨きをしないで眠らないように意識を持ち、夕食後・就寝時前の歯磨きを怠らずにおこないましょう。
6. 歯ブラシは1カ月を目安に交換しましょう。歯ブラシを裏から見た時に、毛先がヘッドよりはみ出していたら交換のサインです。
正しい歯磨きの仕方
歯ブラシの持ち方
歯ブラシの持ち方は、鉛筆を持つように持つペングリップ、握るようにもつパームグリップの2通りを磨く角度や部位で使い分けて、歯を磨きましょう。
歯を磨く順番を決める
歯を磨く時は磨く順番を決めましょう。例えば、歯の表側の右奥歯→前歯→左奥歯、歯の裏側の左奥歯→前歯→右奥歯と順番を決めることで磨き残しを防ぎます。
歯ブラシの当て方
1.歯と歯肉の間の溝である歯周ポケットに毛先が入るように、斜め45℃に歯ブラシを当て、適度なちからで、左右に小刻みに動かし磨きます。この時、力を入れすぎてしまわないように、気をつけましょう。
2.前歯の表側を磨く時は、歯ブラシを縦に持ち替えて、歯面に沿って1本1本丁寧に磨きましょう。前歯の裏側はかきだすように磨きましょう。
3.どんなに時間がなくとも、1回の歯磨きに2分以上時間を設けましょう。
矯正治療中の歯磨きの仕方
インプラント治療中の歯磨きの仕方
まとめ
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