よく噛めるということ

残っている歯が少ないほど、認知症になりやすい
また、歯が少ない人ほど、脳の記憶や学習能力を司る場所や、思考や判断を司る場所が萎縮してしまっていることもわかりました。
このような結果から、歯が少なくなるほど認知症になるリスクが高いということが疑われると言えるでしょう。
歯が少なくても治療して噛めるようにすれば、脳は活性化できる

逆にいえば、歯が例えたくさん残っていたとしても、虫歯がひどい、歯周病でグラグラしている、というような状態できちんと噛むことができなければ、脳に噛む刺激が伝わらないので、あまり意味がないということが言えます。
インプラントが特に認知症予防に効果的な理由
インプラントは他の歯も健康に保ちやすい
部分入れ歯やブリッジというのは、周囲の歯の力を借りなければ安定しないので、それがだんだんと周囲の歯の負担となり、最終的には歯の寿命を短くしてしまいます。その点、インプラントは単独で立てることができるので、周囲の歯を健康に保ちやすくなります。
インプラントは噛む力を最も発揮しやすい
天然歯で噛む力を100%とした場合、入れ歯は20〜30%、ブリッジは60%、インプラントは80%〜90%程度と言われています。天然歯に近い感覚で噛めるインプラント は、噛む力を脳に伝える上でも有利です。
インプラントは長期的に安定した状態を保ちやすい
インプラントはお手入れをしっかりとしている場合、他の治療法に比べて、安定して快適に使え、長持ちしやすいのも特徴です。入れ歯の場合、使い勝手が悪かったりなどの理由で外しておくと、合わなくなってしまい結局外したまま、ということにもなりかねません。
インプラントはこのように、安定して長期的によく噛めることから認知症予防に効果的だということが言えますが、それ以外にも色々と良い点があります。食事を美味しく食べられる、胃腸を健康に保てる、ということはもちろんありますが、そのほかにも、しっかり噛むことで顔の筋肉が鍛えられて見た目を若々しく保ちやすい、きちんと噛めることで体幹がしっかりとするので体も健康に保ちやすい、といったようなことがあります。
インプラントは自費治療なので、高額な治療というイメージがあるかもしれません。ですがこれらのように多くの効能があることを考えると、決してそうとも言い切れない部分があります。インプラントに興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。