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俺たちは天使だ!

2018年11月15日

 待っても待っても。あなたを失ってから時間は止まったまま。前に進んだところで心は止まったまま。何度も夢に出てくるくせに。人生は恐ろしい冗談の連続で、その都度ただ受け入れることに慣れていって、それを経験だと、強くなったと思ったりした。後付けの言い訳をその時思った感情だと錯覚して、必死さを装ったところで人はそんなには変わらない。だから来るもの拒まず、去る者追わず。

 幼い頃からおみくじはいつも”待ち人来ず”。だから指をくわえて待つのは苦手で、与えられた環境の中で何かできないか、違う方法はないか考えて、決して誰かのせいにしないように。

小学生の頃やってた”俺たちは天使だ!”の主題歌をもう35年以上経ってるのになぜか顔洗ってたり、お風呂に入っているとよく口ずさんでる。”走り出したら何か答えがでるだろうなんて、俺もあてにはしてないさ、してないさ。どうせ一度の人生さ、運が悪けりゃ死ぬだけさ〜死ぬだけさ〜。明日も気が向きゃ俺のそばにいてもいいけれど〜俺のことには構うなよ〜構うなよ〜。”男たちのメロディー SHOGUNより”

 時間は残酷なのか優しいのか?弄ばれたまま今日も流れていく。

 

まーだだよ。

2018年11月12日

  2012年から受講していたコースの受講生による発表があった。そのプレゼンの最後のページでこう述べた。2012年、歯科医師として路頭に迷っていた私は秋山勝彦先生に出会い、幸運にもMATIを受講させていただける機会をいただきました。あれからあっという間に6年という濃密な時間が過ぎ、色々なことを学ばせていただきました。患者さんに触れる中でつくづく治せていないことを実感し、落胆ばかりしている毎日ですが、まだ見えない未来に向かってこれからも精進していきたいと思っております。” と。本心である

 きっと昔であれば賞状をもらい、患者さんを治せていると思って、調子に乗っていたかもしれない。今は、”まだまだまだまだまだまだまだまだまーだだよ”です。この1年、自分が描いたように治せず、落ち込んで、歯医者なんてやめてやるって何度も思った。気分も塞がり、愛犬にも愚痴った。発表が終わり賞状もいただき、少しだけ救われたけど、喜びとは少し違ってた。”まだまだ”この気持ちが残っている限り歯科医師を続けよう。

 

 

時の流れに身を任せ〜

2018年11月9日

 

 バンクーバーにあるHotel Europe。雨上がりの水たまりに映る姿がなぜか切なくて、思うままにシャッターを切った。街灯と落ち葉と鉛色の空が憂鬱で不完全な空気を漂わせていた。

 父親からもらった60年前のアンティーク時計。角ばってて、傷だらけ。短針なんてもはや正確に時を表示していない。これで9時05分。毎回ちょっと考えてから時間を確認してる。でもその不完全さがたまらなく愛しくなる。風防ケースを変えてもらおうとお店に行ったら、”この型のものは生産してません。”とあっけなく断られた。せめて研磨だけでもしてあげてと頼んだら駄目もとですけどいいですよっと。まだまだこの先相棒として充分な輝きを取り戻して帰ってきた。ゆっくり時間をかけてきたものにはそれだけで答えがそこにある気がする。毎日決めなきゃいけないこともたくさんあるし、周りに合わせないと置いてけぼりにされそうな感覚に見舞われてしまうこんな時代だからこそ、たまには時間に身を任せて成り行きに、不完全に答えを待つのもいいのかも。

 

 

 

 

 

見つめないで

2018年11月7日

 普段は寝てばかりいて、起きたかと思うとこんなポーズでリラックス。でも知らない人がやってくると家族を守るために必死で吠える。散歩中大きなトラックが通り過ぎても立ち向かうかのように追っかけて吠える。この子やるときはやるタイプなんです。

 でも家に帰ってくれば家族の誰かとひっついていないと落ち着かないのかすぐに寄り添ってくる。お腹をすかした時はこんな目で見つめてくるからもうかないません。

 

唯一無二

2018年11月3日

 ダンディーでどこかお茶目。10年来お世話になっているイタルスタイル名古屋の店長の市東さん。服は好きでお金など全くなかった学生時代もバイト代のほとんどは古着に費やし、実家に帰ってくるたび「そんなボロボロの服どこで拾ってきた!」と家族にも揶揄されながらも、欲しいと思ったら最後、手に入るまでは頭の中はそのことでいっぱいになってしまう。44歳になった今でもそれは変わらないようで。歯科の技術でもできるようになりたいと思ったら最後、ものにするまでは絶対にあきらめない。誰に似たのか、我が子を見ていても言い出したら泣こうが、拗ねようが、周りの人が諦めるまで、自分の意思を頑なに曲げない。頑固というか、しつこいというか。

出会いは偶然入った栄にあった服屋さん。どこか怪しくもでも控えめでおしゃれな人だな〜と思った。センスがあって、独特で、深みがある。”唯一無二の存在感” 

顔や服やその人の雰囲気はその人が今まで経験して、期待して、あきらめて、でもまた前に進んできた結果だと思う。こんな人になりたいと思った。いつの間にかクローゼットの中はほとんどが市東さんが教えてくれたものに。時代の流れをそのセンスでうまく取り入れながら、それでも長く、丁寧に着ていけるもの。お客さんの想いや好みを先回りして、数式では表せない幾通りもある組み合わせを独特のセンスではじき出していく。こんな服自分では絶対選ばないという服でも最初は少し気恥ずかしくてコスプレみたいに感じていても、いつの間にか着心地の良いものに変わってしまう。自分に似合うものはこのタイプと貧素な発想でつまらなくしてしまっていた自分の背中を押してくれる。もっと自由で良いと、もっと楽しんでも良いんじゃないかと。唯一無二な人に私もなりたい。

イタルスタイル名古屋 ital-style.com

 

アメリカ歯周病学会

2018年11月1日

 

 アメリカ歯周病学会(AAP)に参加するためカナダのバンクーバーに来ています。21歳の時一人で旅した時以来2度目です。

  誰も知らない、自分のことも誰も知らない場所で、それがなんとなく気持ちが良くて、将来のことも何も決まっていなかった当時,作家沢木耕太郎による紀行小説『深夜特急』に憧れてバックパックひとつで色んなところを旅してたことを思い出していました。

 夕焼けの中でみたアユタヤの朽ち果てた王宮、そこでバイクに乗せてもらったら街の灯りとは反対に連れていかれて危うく根こそぎお金を取られそうになったこと、1泊150円の安宿で熱が出て寝込んでいた時に聞こえてきた誰かが弾いてた “tears in heaven”。もう来ることはないかもと思いながら壁に落書きで書いた青臭い誓いの言葉。すべてが今に続いている気がします。あの頃と変わらないのはカメラを持つとどこでも夢中で行ってしまうことと、英語がわからずどっちつかずのニヤニヤした顔でやり過ごしてしまう情けない自分でした。

 

 

autumn leaves

2018年10月26日

京都 南禅寺 2017

 紅葉の季節になりました。枯れていく色とりどりの葉に何故惹かれるのか?一瞬の刹那に人はもう戻れない過去を重ね合わせるのか?これから迎える冬を静かに受け入れるためのほんのひと時だけの現実逃避か?明日から学会でカナダ🇨🇦バンクーバーに行ってきます。国が変われば紅葉への捉え方も感じ方も違うはず。流暢なEnglishで地元の人に聞いてみよ。

NewYork Central Park 2014

 

 

不惑の余裕

2018年10月22日

 家族で行ってきました。今年2回目の椎名林檎コンサートに。かなりのヘビーローテーションで診療後の当院でのミュージックは椎名林檎になっており、スタッフも椎名林檎の曲が流れると1日が終わった感覚になるそうです。妻が最初に教えてくれて私がはまり、そのあと胎教になっていたのか”なんかこの曲もこの曲も聴いたことがある”なんて長女が言い出し、今ではすっかり林檎病にかかってしまっています。アリーナ6列目でスタート前から興奮気味。ステージは圧巻でサプライズもありと大満足でした。ちょうど買い替えを考えていた携帯ケースはほぼ一目惚れで今日から変更です。ツアータイトルは”不惑の余裕”不惑とは数え年40歳のこと。私ももう少しで44歳。なかなか余裕などありませんが、ずっと”旬”でいられるよう走り続けると誓った秋の夜でした。

 

 

幸せがあること。

2018年10月19日

 開業した頃5歳、2歳だった娘たちもあれから12年が経ち、すっかり彼女たちの写真を撮ることも少なくなって、携帯の待ち受け画面も愛娘から愛犬に変わり、家族の時間の過ごし方もそれぞれの時間が増えていって。寂しいような、寂しいような。久しぶりに2人揃って写した写真。ずいぶん大きくなった君たちは2人でどんな話をしたのかな?パパはパソコンのデスクトップをこの写真に変えてみたよ。

 朝礼で木曜日”私たちは自分が患者さんだったらどんな歯科医院に行きたいか、どんな人がいてくれたらずっと通おうと思うかを常に考えます。自分とは何か、何のためにここにいるのか、今この瞬間何ができるのかを常に考えます。また患者さんの幸せの向こう側に自分の幸せがあること。家族やスタッフあっての自分だということを忘れません。大切なものは以外と近くにそっと隠れていて、失って初めてその大きさに気がつくことを忘れません。” ずっと前に自分で作ったスタッフ向けの文章に、ハッと気づいた木曜日でした。 こころ歯科クリニック 院長 畑 伸二郎

 

またねー

2018年10月13日

 産休で加古さんがお休みに入ります。こころ歯科クリニックで癒し系アシスタントとして患者さんからもスタッフからも人気があり、私も治療前ナーバスになっている時、手術中の難しい局面でもその笑顔に何度も救われてきました。産休前最後の日、スタッフ達で撮った写真があまりにもいい感じだったのでこれも加古さんの人柄からくることかな。さよならは苦手だから、もう2度と会えないとわかっている人とのお別れでも、いつもまたねーってお別れしてきた。“サヨナラは別れの言葉じゃなくて再び会うまでの遠い約束” by来生たかお 夢の途中より。リバイバルで知ったのか娘が口ずさんでいたフレーズをリフレインした夜でした。加古さんまたねー。

こころ歯科クリニック 院長 畑 伸二郎

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